Bybit (バイビット) の追証やロスカットシステムについて徹底解説

1分で理解する要約
  • Bybitにはレバレッジ取引があるが、追加証拠金はない
  • 自主的に証拠金を足すことは可能で、方法を画像付きで解説
  • Bybitは「破産価格」という独自の計算式でロスカットの基準を決めている

仮想通貨のレバレッジ取引に興味を持っている人もいるでしょう。Bybitでは損失を出しても追加証拠金を入れる必要がなく、比較的小さなリスクで始められます。

今回はBybitを使いたいが追加証拠金を求められないか心配している方のために、レバレッジ取引のしくみを紹介します。これを読めば信用取引の知識を深められ、安心して実践できるでしょう。

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Bybit (バイビット) を使う前に知りたい言葉

Bybit 追証

Bybitでレバレッジ取引を行ってみる前に、専門用語などの基礎知識を知っておく必要があります。学ばずに始めてしまうと、進め方が分からなかったり、大きな損失を出したままお金を取り戻せなくなったりするリスクが高まるので注意しましょう。特に以下の4つは、最低限でも覚えておくことが大切です。

  • ロスカット
  • 証拠金維持率
  • 追証
  • ゼロカット

ロスカット

ロスカットは、取引所側がユーザーの持っている仮想通貨を強制的に決済する措置を意味します。価格の急上昇や暴落などで大きな損が出たときに、取引所が定めたルールに従って行うことがほとんどです。

買っている仮想通貨を売ったり、空売り分を買い戻したりと、取引所側はユーザーの致命的な損失を最小限に抑えるためにロスカットというルールを設けています。回避するには大損しないための計画的な投資を心がけましょう。

証拠金維持率

証拠金の中で取引に必要な分に対する純資産の割合です。持っている仮想通貨の価格が変われば、証拠金維持率も変わります。

計算式は有効証拠金÷必要証拠金×100で出せます。たとえばレバレッジ5倍の取引所で証拠金2万円を出し、10万円分まで取引可能で、1枚90万円のビットコインを0.1BTC分だけ買いたいとき、以下のように計算可能です。

  • 9万÷5=1万8000円が必要証拠金
  • 2万円÷1万8000円×100=約110%で証拠金維持率が分かる

証拠金維持率はExcelなどで計算できるほか、インターネット上に専用ツールもあります。定期的に計算しながら、資金管理に役立てましょう。

追証

レバレッジ取引を始めたあとで、追加で払う証拠金を意味します。多くの取引所では証拠金維持率が一定を下回った時点でロスカットを行います。しかしユーザーは取引で不利になっても、ロスカット前に証拠金を足せば強制決済の回避が可能です。

しかし証拠金の支払いを重ねれば、利益の見通しが立ちづらくなるので、損をしないための投資プランを事前に心がけましょう。

ゼロカット

自己資金を上回る損が出ないように、取引所側がユーザーに配慮したシステムです。万が一ロスカットが出ても、損失分を取引所が保証してくれるので、プレッシャーを感じずに取引を進められる方も多いでしょう。

従来はロスカットなどで大損すると追加証拠金が必要ですが、BybitやCryptoGTなどのように追加証拠金を求めないところもあります。レバレッジ取引を始めるならゼロカットシステムにも注目です。

Bybit (バイビット) に追証はない

Bybitはゼロカットシステムを採用した取引所なので、大損しても追証が必要ありません。国内の仮想通貨取引所では追証を求めるところが多いですが、Bybitにはないのでレバレッジ取引に慣れやすいでしょう。

追証があるのは国内仮想通貨取引所だけ

国内の仮想通貨取引所はレバレッジ取引の際、追証を求めるところが多数です。ユーザーもGMOコインやDMMビットコインなどでレバレッジ取引を行うなら、大損しないためのお金の管理をシビアに行う必要があります。

しかし海外の取引所なら追証を求めないところが多い状況です。BybitやCryptoGTなど日本語対応でゼロカットシステム採用のところもあるので、日本人でもレバレッジ取引に取り組みやすいでしょう。

信用取引の追証は国内特有に近い印象で、海外なら余分なプレッシャーを受けずに投資経験を積めることがポイントです。

自動証拠金補充システム

Bybitには自動証拠金補充システムがあり、有効活用でロスカット回避や新しい投資戦略に役立てられます。Bybit独自ともいえるしくみで、レバレッジ取引を始めたあとに証拠金を追加で払う作業が楽になったともいえます。

ロスカットが近づいても自動証拠金補助システムを使えば、当初の証拠金と同じ分を継ぎ足してポジションを持ち続けられます。想定外の値動きでピンチになっても、オートシステムでしのげることがポイントです。

手動でも証拠金を追加できる

Bybitでは手動でも自主的に証拠金の追加が可能です。

保有中のポジションにある鉛筆マークを押し、詳細情報よりポジション証拠金の調整を行えます。該当欄の数字をいじれば証拠金分のプラスマイナスが可能です。自動では当初と同じ証拠金を毎回追加するしくみなので、ロスカットを避けつつ少しずつ証拠金を足したいときに使えます。

Bybit (バイビット) にロスカットはある?

Bybitには「破産価格」という独自の基準があり、以下の計算式で出せます。買いポジションのロングと売りポジションのショートで計算が異なるので見ておきましょう。

  • ロングポジション・(平均参入価格×レバレッジ)÷レバレッジ+1
  • ショートポジション・(平均算入価格×レバレッジ)÷レバレッジ-1

参入価格とは保有中のポジションに対するレートです。これまでに登場しているほとんどの取引所は、証拠金維持率が一定を下回ることをロスカットの条件にしていました。しかしBybitはロスカット基準でも他の取引所と違います。

独自の方法でカットラインを定めているため、他の取引所では大丈夫な状況でも、Bybitでは強制決済を受けるかもしれません。慣れないうちは定期的にポジションに対して計算し、システムへの理解を深めることが大切です。

Bybit (バイビット) のゼロカットシステム

Bybitは万が一破産価格を割ってロスカットになってしまっても、証拠金以上に損失がでることがありません。

これはBybitが保険基金と自動デレバレッジから構成されるゼロカットシステムを採用しているおかげなのです。

保険基金

万が一利用者が精算できなくなってしまっても資金を補償するために用いる積立金のことを保険基金をいいます。

Bybitではロスカットの際に生じた証拠金以上の損失をこの保険基金で補填するようになっています。

自動デレバレッジ

ロスカット執行の際に出た証拠金以上の損失を補填しうる保険基金が十分にない場合は、自動的にユーザーの選択している反対方向の売買ポジションをデレバレッジすることで、不利になった価格の補填が行われます。

また、その際にはBybit全ユーザーの中からランキングの高いユーザーから優先的に自動デレバレッジの対象になります。

Bybit (バイビット) の追証・ロスカット まとめ

Bybitは仮想通貨のレバレッジ取引を専門としており、ゼロカットシステムによりローリスクでチャレンジできるのが特徴です。自動設定により操作なしで証拠金を追加できるなど他では見られないシステムもあります。

しかしロスカットの基準が「破産価格」と独特なので、ポジションに対するカットラインを計算しながらの資産管理を心がけましょう。

この記事をきっかけにBybitが気になった方は、早速レバレッジ取引を始めてはいかがでしょうか。


重要

Bybit (バイビット) が一概に悪徳業者と断定はできませんが、日本人にも人気の海外業者の中には詐欺まがいの行為を行なっている業者が紛れていることも事実です。また暗号資産(仮想通貨)交換業として登録していない取引所が日本でサービスを行うことは法律で禁じられています。海外暗号資産(仮想通貨)取引所の多くは、日本国内での法律に違反していることが多いため、被害に遭って大きな損害を受けてしまう恐れもあります。当サイトとしては万が一のリスクに備え、安全な国内業者を利用されることをおすすめいたします。

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