ビットコインの買い方・購入方法ガイド

編集:
松本 頌平 (Shohei Matsumoto)

ビットコイン (BTC) の買い方・購入手順

ビットコインの購入には

  • 取引所を選ぶ
  • 口座を開設する
  • 日本円を入金する
  • ビットコインを購入する

という4つの手順が必要です。以下ではこれらの工程について、簡単に流れを解説していきます。

STEP1 取引所を選ぶ

世界には300以上の仮想通貨取引所が存在するといわれています。もちろん日本人が使えるのはごく一部ですが、皆さんはその中から自分にあった取引所を選ばなければいけません。

基本的には取引所の利用用途によって判断基準が決まりますが、初心者の方には、「国内取引所」で「手数料が安い」かつ「スマホアプリがある」ところを選ぶことをおすすめしています。初心者におすすめの取引所を紹介している記事もあるので、よかったら御覧ください。

また、その他の判断基準は

  • セキュリティの強度
  • 信用取引の有無
  • レバレッジ取引の有無
  • 取引高 (流動性)

などがあります。慣れてきたらこのような観点でも探してみると良いでしょう。取引所の選び方は別途後ほど解説します。また、取引所の中にも取引所形式と販売所形式がありますが、手数料を抑えたい方は取引所形式が、手間をかけたくない人には販売所形式がおすすめです。

STEP2 口座を開設する

ここで言う口座は銀行口座ではなく、日本円と仮想通貨を保管する、取引所上の口座を指します。基本的に口座開設の流れは、どこの取引所でも同じです。

まず、スマホアプリやwebサイト上で「アカウント登録」を行います。その後、「電話番号認証」を行い、最後に「本人確認書類のアップロード」をします。

海外取引所ではメールアドレスと名前を入力するだけで登録ができるところもあります。一通り作業が終わったら、数時間〜3日程度で審査が終了し、口座開設完了です。

STEP3 日本円を入金する

ビットコインを購入するには、まず登録した取引所の口座に日本円を入金する必要があり、その入金したお金でビットコインを購入する流れになります。

入金方法は以下4通りに分けることができます。

  • 銀行振込・・・取引所の銀行口座に直接振り込む方法です。別途銀行振込手数料がかかります。
  • クレジットカード・・・残念ながら国内取引所ではクレジットカードの入金には対応しておりません。海外取引所でカードを使う場合は、取扱可能なカードの種類を確認しておきましょう。
  • コンビニ入金・・・コンビニのレジで入金する方法です。別途手数料が数百円かかります。
  • クイック入金・・・Pay-easyなどの外部サービスを利用することで即時入金を行う方法です。別途クイック入金手数料がかかります。

STEP4 ビットコイン (BTC) を買う

入金が終わったら、ついにビットコインを買うことができます。先程も説明したように、購入方法は『取引所』と『販売所』の2種類があります。この2つの違いは「誰から購入するか」です。取引所の場合は、利用者間で取引を行いますが、販売所では取引所を運営する「販売会社」が保有する仮想通貨を購入することができます。

取引所で購入すると、販売所よりも安く手に入れることができますが、若干注文に手間がかかります。販売所での購入は直感的で簡単ですが、スプレッドと言われる相場に上乗せする価格を支払う必要があります。スプレッドは販売所によって違いますが、3〜10%程度上乗せされるので、お得に買いたい方は取引所での購入をおすすめします。

ビットコイン (BTC) の取引所の選び方

先程も触れましたが、ビットコイン取引所は非常に数が多く、手がかりが全くなければ選ぶことは困難です。しっかりと自分の中で「取引所を選ぶ基準」を作っておくと良いでしょう。

会社の信頼性・セキュリティ

運営会社の信頼性やセキュリティは重要なポイントです。2018年にはいってから仮想通貨取引所へのハッキング被害も増え、当時大人気であったいくつかの仮想通貨取引所もハッキング被害を受けました。

まずは金融庁の認可を受けているかどうか、流出や盗難時の資産保証があるかどうかを確認してみるのが良いでしょう。

利便性

仮想通貨の取引を行う上で、利便性は非常に重要です。スマホアプリがあるか、チャートが見やすいか、売買が簡単か、などの使い勝手の良さは重要な要素です。

スマホアプリは口座を登録しなくてもおおよそのUIを確認することができることが多いので、複数のアプリをインストールしてみて、一番使いやすそうなものを選ぶのも良いかもしれません。

手数料

せっかくビットコイン取引で利益を上げても、手数料が高い取引所で取引をしていたら利益が減ってしまいます。売買手数料や出金手数料はもちろん、スプレッドも確認してどこが安いのかを判断すると良いでしょう。

取引量

取引所は、ユーザー間で取引を行う場所であると説明しました。そのため、参加しているユーザーが少ないと、取引相手が見つからないということも起こり得ます。そのため、参加ユーザーが多く取引が活発な取引所を選ぶことも重要です。

ただ、ビットコインは最もメジャーな通貨かつ、どの取引所でもそれなりの取引量があるのでこの点はそこまで心配しなくても大丈夫でしょう。

取扱通貨数

どれだけ多くの通貨を扱っているかは、取引所によって変わります。将来的にアルトコインに手を出したいと考えている人は、取扱通貨数の多い取引所の方が良いでしょう。残念ながら、取扱通貨数自体は海外の取引所の方が圧倒的に多い場合が多いです。もしマイナーなコインに手を出してみたいという方がいれば海外取引所の検討をしてみてはいかがでしょうか。

ビットコイン (BTC) を購入する上での注意点

取引所のセキュリティをチェックする

仮想通貨と聞くと、セキュリティに不安を抱く方も多いのではないでしょうか。マウントゴックス事件や、Coincheck事件など、仮想通貨を知らない人でもハッキング被害のニュースでその名を耳にしたことがある人もいらっしゃると思います。

これらはビットコイン自体に攻撃をしたわけではなく、取引所がハッキングされた事件です。そのため、取引所におけるセキュリティは非常に重要であると言えます。

未だビットコインの使い道が少ない

ビットコインは話題になっているとは言え、残念ながら日常生活の中で利用できるほどまでは浸透していません。そもそも現状のビットコインシステムでは送金手数料がおよそ3000円近くかかってしまうため、少額決済には向いていないのも事実です。

また、ビットコインは人気が集まるあまりに決済処理に時間がかかってしまうスケーラビリティ問題にも直面しています。そのため、ビットコインは現在金融商品としては機能していますが、実用性を持つためにはこれらの問題が解決されるのを待つ必要があります。

価値が暴落する可能性がある

ビットコインを始めとする仮想通貨は全て、法定通貨のように国家や機関から価値の保証をされているわけではありません。突如価値がなくなってしまう可能性も理論上ゼロではないです。もちろん、ビットコインは世界中で取り扱われていますので、その信用度が国家機関の信用を上回っている国もあります。法定通貨として取り扱っている国もある程ですから、価値がゼロになるというのはほぼありえません。

ただ、急落のリスクについては十分に覚悟する必要があります。ビットコインは株など他の金融商品と比べて1日で変動する価格の幅が非常に大きいです。ビットコインに関するニュースや世界情勢に常に注目して、ビットコインの価格変動に備えてください。

ビットコイン (BTC) を購入するタイミング

ここからは購入すべきタイミングの具体例を見ていきましょう。

ビットコインETFが承認されたとき

ETFとは取引市場に上場されている投資信託のことです。ビットコインETFとは、ビットコインを含むETFが証券として承認されることによって、証券取引市場に上場され、証券会社を通じて取引できるようになることを指します。

そのため、このビットコインETFの認可が降りるとビットコインの投資に機関投資家たちの参加が増加。そうなると、ビットコインの信頼度、流動性の向上につながり、結果として価格の向上が見込めると言われています。

2021年2月にカナダで初のETFが承認された際には、トロント証券所で一日で170億円以上のETFが売買されたそうです。その後ビットコインの価格は上がっています。

新興国の仮想通貨人気の上昇

仮想通貨は管理を国に依存しないため、政治情勢が不安定な国の資金の逃避先として注目されてました。そのため経済状況が不安視される国の資産が仮想通貨市場に流れる動きがさらに加速するのでは、と考えられています。

さらに、クレジットカードが先進国よりも普及していない東南アジアなどでは、より簡単な決済方法として仮想通貨がホテルの予約や飲食店での決済などに仮想通貨の導入を開始。ある意味、先進国よりも実用的に導入されてきているのです。

このように新興国での仮想通貨の波は広がっており、それらの国の参入によるビットコインの市場拡大・価格上昇が考えられます。2021年6月にはエルサルバドルがビットコインを法定通貨にする法案を成立しました。このプロジェクトが上手くいくかどうかも、ビットコインの価格に大きな影響を及ぼすと考えられます。

ビットコイン (BTC) を購入するタイミングの分析方法

ビットコインに限らず、金融商品全般の価格変動を予測する手段は「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」の2つに分かれます。

これらを駆使することで、ビットコインを購入するタイミングをより正確に予想することができます。

ファンダメンタル分析

ファンダメンタル分析とは、ビットコインの新技術導入や法規制など社会事象をもとに値動きを予測する方法です。

正確なファンダメンタル分析を行うには、市場の反応を予測する推察力以上に、ビットコインのシステムに精通しビットコイン関連のニュースに敏感であることが求められます。

テクニカル分析

テクニカル分析とはチャート上の様々な数値をもとに価格の推移を予想する技術的方法で株のトレードなどでもよく用いられる分析方法です。

チャート分析の知識が求められるため、テクニカル分析を学べるサイト・書籍などを参考にしてみても良いかもしれません。

その他のビットコイン (BTC) 買い方・購入方法

ここまでは一般的なビットコインの入手方法である取引所・販売所からの購入について話してきました。しかしそれ以外にもビットコインを手に入れる方法はいくつかあります。

場合によっては取引所から購入するよりもお得に入手できますので、ぜひ試してみてください。

OTC取引

OTC (Over the counter) 取引とは、取引所や販売所を介さず、ビットコインを売りたい人と買いたい人が1対1で売買する取引のことです。OTC取引は取引所や販売所を介さないため価格を自分で交渉できるだけでなく、取引手数料などもカットできます。つまり、市場価格に左右されません。

取引量が少ない取引所などで大量の金額の注文を出すと、 ビットコインの需要と供給のバランスが崩れ、市場価格に悪い影響を与えてしまうことがあります。その点、OTC取引は取引する人同士で売買するだけなので、ビットコインを大量に売買しても市場価格に大きな影響を与える可能性はありません。

ただ、中にはビットコインのOTC取引が自由にできるウェブサイトもありますが、 売買する相手が信頼できる取引相手かどうかを判断するのは難しく、支払いトラブルなどが起こりうるため、用心が必要な取引方法だといえます。

マイニングで手に入れる

ビットコインは購入以外にも「マイニング」という方法で入手することができます。

マイニングとは、ビットコインの取引 (トランザクション) を承認し追記していき、報酬としてビットコインを受け取ることをいいます。

マイニングには誰でも参加することが可能。しかしビットコインのマイニングで報酬をもらうまでの計算を行うには膨大な計算量が必要であり、専用のコンピューターと大量の電気代が必須になる為、一般人が参加するのは難しいでしょう。

ビットコインATMを利用する

ビットコインはビットコインATMと呼ばれているもので購入することもできます。ビットコインATMは、ビットコインをその時の市場価格に合わせて現金に換金したり、逆に現金をビットコインに変え「ビットコインウォレット」に入れることもできる非常に便利なATMです。

現状では導入台数が少なく、なかなかお目にかかることは難しいですが、今後のさらなる普及に期待しましょう。

初心者向けのビットコイン (BTC) の買い方

はじめての仮想通貨取引でビットコインを買うなら、 余剰資金で少量を試したり、チャートの読み方を勉強する心がけが重要です。正しい購入方法を解説するので、ぜひ実践してください。

最小の購入単位を見て、余剰資金を使う

ビットコインを買うなら、 最小の購入単位を確かめ、余剰資金だけを使いましょう。余剰資金とは実生活における全財産のうち、損をしても生活に影響を与えない程度のお金を意味します。

たとえば「月収が30万円で、月々の生活費が20万円だから、2万円程度を使おう」と考えましょう。その2万円程度が余剰資金にあたります。仮想通貨は0.1枚のような小数点以下の数量を注文可能です。ビットコインは2020年9月11日時点で1BTC約109万円ですが、0.01BTCなら約1万9000円で購入可能です。

仮想通貨の最小取引単位は取引所により違い、Coincheckなら0.001BTCと決まっており、日本円にして約1900円です。このように仮想通貨の最小単位をみながら、余分なお金だけ使用することが、初心者の方へおすすめの楽しみ方です。

チャートの読み方を知る

仮想通貨投資をはじめるなら、 チャートの読み方を学ぶことが大切です。特に以下の要素はチャートの基本なので最低限覚えておきましょう。

  • ローソク足
  • 価格変動

ローソク足

ローソク足は一定期間における価格変動を示す印の1つです。

ローソク足の中央の太い線は、決まった期間において、はじまりと終わりというそれぞれの時間の価格を結んだ範囲です。上から伸びた細い線は、期間内における範囲外から最高値まで、下からの細い線は最安値までを示しています。

決まった時間における値動きを詳しく示すのがローソク足の役目です。

価格変動

価格変動はローソク足の並びでチェックしましょう。緑が複数を並べば価格が上昇傾向で、赤なら下落傾向と覚えましょう。

チャート上部の時間は、ローソク足1本あたりの対象期間を示します。「1分」なら1分間、「日」なら1日におけるはじまりと終わり、最高値、最安値をローソク足で示してくれます。

ビットコイン (BTC) 購入後はウォレットで保管しよう

ビットコインを購入にしたら後はそのまま放置!と考えている方も多いのではないでしょうか。もちろん、取引所の口座に仮想通貨を入れておくのは必ずしも悪いことではありません。

ただ、取引所には「カウンターパーティリスク」と呼ばれる、通貨盗難や倒産による資産消失のリスクがあります。これは、取引所に保管する場合、秘密鍵の管理を取引所が行うことが原因です。ハッカーからすると、それほど多額の仮想通貨を持っていない個人の秘密鍵を狙うよりも、取引所をまとめて攻撃した方が効率が良くなります。もちろん、国内取引所で盗難にあった場合は資産保証がありますが、それでもリスクは最低限にすることが大事です。

秘密鍵を自分で管理するには「ウォレット」に仮想通貨を入れることが必要です。ウォレットはインターネットに接続して使用する「ホットウォレット」と、オフラインで仮想通貨を保存する「ハードウォレット」の二種類があり、よりセキュリティが高いのがハードウォレットです。もし、多額のビットコインを保管する場合は、ウォレットの使用を検討することをおすすめします。

ビットコイン (BTC) の購入にはアプリの利用がおすすめ

国内の取引所は、それぞれ独自のスマホアプリサービスを提供しています。ビットコインのアプリを利用すれば、外出先でもビットコインの取引ができます。ビットコインをはじめとする仮想通貨はいつ急騰し急落するか予想できません。

外出中にそういった価格変動が起こっても、 ちょっとしたスキマ時間にアプリを使うことで適切な対応をすることができます。それぞれの取引所のスマホアプリにも強みや弱みがあるので、自分の用途に合わせてアプリを利用していきましょう。

ビットコインの購入で利益を得た場合の税金

ビットコインを始めとする仮想通貨の売買で得た利益は「雑所得」扱いになり、所得税の確定申告が必要になります。ただし、利益が20万円以下でかつ他に所得がない場合は確定申告は不要です。また、ビットコインは雑所得との損益通算をする事ができますので覚えておきましょう。

ビットコインの買い方に関するQ&A

仮想通貨 (暗号資産) をクレジットカードで購入することはできますか?

現在、国内取引所ではクレジットカードを使って仮想通貨を購入することはできません。
しかし、海外取引所であれば購入できる場所もあります。もちろん日本円が使えないところが殆どですから、使用するカードには注意が必要です。

パスワードを忘れた場合は?

取引所のパスワードを忘れてしまってログインができず、仮想通貨の購入ができなくなった場合はパスワードの再設定を行うことが可能になります。その場合、もう一度本人確認を電話などでする必要がある取引所もあるので気をつけてください。

仮想通貨はどれくらいの資金が必要なのか?

ビットコイン取引は、必ずしも多額の資金が必要なわけではありません。取引所によっては、最低取引単位が0.0001BTCの取引所もあり、数百円程度から購入することができます。

ビットコイン (BTC) の買い方・購入方法まとめ

実は仮想通貨・ビットコインの購入は、思っているほど難しいものでありません。「手に入れるまでのスピード」「手数料」「手軽さ」のポイントから、自分の目的にあった手法を選び、実際に購入しはじめてみてはいかがでしょうか。

まずは取引所の口座開設からスタートです。未登録の方は登録しておきましょう。