- リスクはアプリケーションのプラットフォーム
- SDKがまだ配布されておらず開発は初期段階
- 長期的に見ると値上がりが期待できる
2019年12月末までじわじわと下落を続けてきた仮想通貨リスクですが、2020年に入り上昇する兆しを見せています。
2020年1月18日には、底値から約2倍の価格をつけて上昇。
さらに、2020年2月10日現在では高値を大幅に更新。1か月で約4.8倍価格が高騰しており、多くの投資家がリスクを買い求めていることがわかります。
まだまだ勢いは収まらず、価格上昇を続けているため、リスクを保有していない方は絶好の投資チャンスであるといえるでしょう。リスクの購入におすすめな仮想通貨取引所はCoincheckとなっていますので、未登録の方は登録してみてください!
BTC (ビットコイン)、ETH (イーサリアム)、XRP (リップル)はもちろん、MONA (モナコイン)、LSK (リスク)、FCT (ファクタム)など珍しい仮想通貨を含め、計10種類と、豊富な取り扱いがあります。また初心者にもかんたんに操作できるスマホアプリも魅力的。iOSアプリ、Androidアプリでの使いやすさではピカイチです。スマホのウィジェット機能も使えるので、いつでもかんたんに価格をチェックできます。
また本文ではリスクの基本情報から、連日の価格上昇もうなずけるリスクの将来性などををくわしく解説します。ぜひこの機会に理解を深めていってください。
リスク (Lisk/LSK) とは
リスク (Lisk/LSK) の基本情報
リスクはアプリケーションの基盤となるブロックチェーンを作成するプロジェクトです。イーサリアムと同じようにブロックチェーン上にアプリケーションを実装できることが特徴です。ただし2019年7月現在、アプリケーションを開発するためのキットはリリースされておらず、アプリケーション実装機能はまだない状態です。
開発者のKordek氏の言葉から可能性を感じる
リスクは2016年2月~3月にかけて6.3億円相当の資金調達を行いました。その際に開発者のMax Kordek氏がリスクの魅力について次のように語っています。
- サイドチェーンの実装でリスクのスケーラビリティが上昇する
- リスク上のアプリケーションはJavaScriptで開発できるため、既存のJavaScript開発者がすぐにアプリを作成できる
リスクが他の通貨と異なるところは、サイドチェーンという技術を使う点です。この技術を使って、送金づまりなどのスケーラビリティ問題を解消できます。
またリスクで作成できるアプリケーションを作成するときは、ポピュラーなプログラミング言語であるJavaScriptを使用します。多くのプログラマーが利用できる言語ですので、プログラマーにとっては他の仮想通貨よりもアプリ開発しやすいはずです。
リスク (Lisk/LSK) の特徴
DAppsとよばれる中央管理者がいないプラットフォーム
リスクはブロックチェーン上に分散型アプリ (DApps) を作成できます。分散型アプリとはブロックチェーンのような分散システムに実装されるアプリケーションを指します。従来のアプリのように、サーバーにインストールしてクライアントから実行する・・というしくみではありません。
ゆえにブロックチェーンと同じようにアプリケーションを管理する人はいません。ユーザーが何かしらアプリ上で操作をおこなうとプログラムどおりにアプリが動作し、支払いまでを完結させます。なおリスクのDAppsは、メインチェーン上ではなくサイドチェーン上に実装されます。
リスク (Lisk/LSK) はイーサリアムと同じスマートコントラクト
リスクにはスマートコントラクト機能があります。スマートコントラクト機能とは特定の条件をあらかじめ定義しておき、その条件が揃ったときに支払いまでを実行できるしくみのこと。イーサリアムが実装していることでも有名です。「Xという条件が揃ったら、Aさんに1ETHを送付する」というように、トリガーとなる条件と実行内容を定義できます。
契約の執行を自動化でき、省力化につながるとしてさまざまな業界で利活用が模索されています。リスクではこのスマートコントラクト機能を実装したDAppsを作成できるとしています。
サイドチェーン技術で処理能力向上
リスクの最大の特徴はサイドチェーンを実装できることです。サイドチェーンとはメインチェーンと連携する、メインブロックチェーンとは別のブロックチェーンのこと。通常ブロックチェーンでおこなう処理をサイドチェーンに肩代わりしてもらうことで、メインチェーンの処理を軽減できるというものです。
サイドチェーンを実装することで、通常のブロックチェーンよりも処理能力が向上します。
スケーラビリティを確保できる
リスクは送金づまりを起こしにくい設計になっています。なぜならリスクで動作するアプリケーションは、サイドチェーン上に実装されるからです。
イーサリアムで動作するアプリケーションはイーサリアムのメインチェーン上に実装されています。ゆえにアプリケーションが増えたりイーサリアムの送金が増えることで、イーサリアムの動作が遅くなる可能性があります。またブロックに含められる数以上のトランザクションが発生してしまうと、送金づまりを起こしてしまいかねません。
一方リスクはアプリケーションがサイドチェーン上に実装されますので、リスクで動作するアプリが増えたとしてもリスクのメインチェーンには影響を及ぼしません。ゆえにリスクのメインチェーンの動作が遅くなる可能性は低いといえます。またアプリにバグがあったとしても、リスクのメインチェーンには影響がないため、高いセキュリティを保持できます。
DPoSの採用により101人の代表者が取引の承認 (マイニング・フォージング) をおこなう
リスクのブロック生成は投票によって選ばれた人たちだけが行なえます。このコンセンサスのしくみをDPoS (Delegated Proof of Stake) といいます。ゆえにリスクでブロック生成報酬をもらうときは、「ブロック生成をおこなう代表者として立候補する」か 「分前を与えてくれる代表者に投票する」の2パターンから選ぶことができます。
ただし代表者に選ばれればだれでもブロック生成できるわけではなく、投票数の上位101人に選ばれる必要があります。投票するときはリスクを使います。なおリスクにおいてブロック生成することを「フォージング」、代表者に投票することを 「ヴォーティング 」と呼びます。
アプリ開発者に柔軟性を提供する
リスクのDAppsはサイドチェーン上に実装され、そのサイドチェーンはそれぞれのアプリ開発者ごとに与えられます。例えるならリスクのアプリは一戸建てで、イーサリアムがマンションの一部屋のようなイメージです。イーサリアムのマンションではそれぞれの部屋のスペースを使って開発者はアプリを作成しますが、隣の住人の様子を伺う必要があるかもしれません。
リスクの場合は隣や上下の部屋の住人を気にしないため、アプリ開発の自由度が上がるでしょう。
リスク (Lisk/LSK) の変遷と開発目的
「かんたんに使えるプラットフォーム」を目指した若き起業家
リスクを開発したMax Kordek氏は91年生まれの若き起業家です。Max氏が21歳ごろにビットコインと出会い、衝撃を受けて仮想通貨にのめり込みます。そしてMax氏は、使いやすいブロックチェーンを新たに開発するためにリスクを立ち上げました。
世界中で使用されているJavaScriptを採用
イーサリアムなどはSolidityというオリジナルのプログラミング言語を使ってアプリを開発しますが、一般的なプログラミングと比べるとSolidityを使えるプログラマーは少ないです。一方リスクでは、動作するアプリを開発するときのプログラミング言語にJavaScriptを使えます。
JavaScriptはメジャーなプログラミング言語なので、習得しているプログラマーは非常に多く、アプリ開発までのハードルは非常に低いといえるでしょう。JavaScriptを開発言語として採用したことは、Max氏が掲げた「かんたんに使えるプラットフォーム」のコンセプトと通じます。
リスク (Lisk/LSK) はリブランディングで何が変わったのか?
2018年2月にリスクはリブランディングを行っています。リブランディングとは、ユーザーのイメージをより魅力的なものにするために会社や製品のイメージを一新することをいいます。変更になったのは、主に次の3つです。
- Webサイト
- ロゴ
- Lisk Academy (Liskの教育サイト)
新たなロゴやウェブサイトを発表
リブランディングの際にLiskは新しいロゴを採用し、Webサイトを新しくしました。
開発者を育成するLisk Academyのローンチ
リブランディングする際に、Lisk Academyという新しいWebページが作成されました。Lisk Academyはリスクやブロックチェーンの基本を体系的に学べる無料学習プラットフォームです。プログラムにくわしくない方でも読める内容になっています。英語で書かれていますのでGoogle翻訳などを活用しながら読んでみることをおすすめします。
本当に注目すべきは、開発状況の報告
2018年2月のリブランディングの発表会の際、リスクブロックチェーンの (当時の) 新バージョンであるLisk Core 1.0.0についても話が出ました。
リブランディングから2ヶ月後の2018年4月にOpen Beta版、同年6月にテストネットがリリースされ、8月に製品版であるメインネットがリリースされました。
真のリブランディングは3月下旬から4月上旬あたりか
Lisk Core1.0.0のリリースなどの開発の進捗は2018年4月あたりにおこなわれるとみられていましたが、実際にCore 1.0.0がリリースされたのは8月下旬でした。
2018年4月にリスク (Lisk/LSK) はアップデート
2018年4月は、リスクにおいてさまざまなアップデートがおこなわれた時期でした。
Lisk Core 1.0.0のベータ版やデスクトップウォレット 「Lisk Hub」、リスクのトランザクション状況を確認できるLisk Explorerの新バーションがリリースされました。またセキュリティ強化のために、Web版のデスクトップウォレットやスマホウォレットアプリのサービスを中止しています。なおスマホウォレットアプリは現在別のサービスがリリースされています。
【日本でのプロモーション活動】なぜ日本に注目?
リスク社は情報発信する際に日本を重視しています。2017年11月におこなわれた、CoinPostのインタビューにおいてMax氏は次のように語っています。
「私たちは全世界を対象としなければならないため、対象ユーザーが多すぎることから、全ての国にフォーカスすることができないと学びました。
よって特定のターゲットを絞り、その国のローカルコミュニティに根付き、そこから拡大しようとしています。
そしてアジア市場に参入したいと望みました。個人的にも、共同創業者のオリバー・ベッドウズ氏も日本のファンなので、自然と日本のコミュニティを市場参入のターゲットに選択しました。」
参照:CoinPost
つまり 「創業者のMax氏や共同創業者のオリバー氏が日本のファンである」 ということが理由のようです。
2018年4月から開発者向けにSDK配布
リスクは2018年4月からアプリ開発者向けのツールSDKを配布するとしていましたが、2019年7月現在もリリースされていません。現在はテスト用のアルファ版の段階です。
分散型取引所 (DEX) が2018年7月にリリース
2018年夏に分散型取引所 (DEX) をリリースするとしていたリスクですが、2019年7月現在もリリースされていません。
半減期が2018年11月に来る
リスクのブロック生成報酬は、300万ブロックごとに1LSKずつ報酬が少なくなっていくしくみになっています。リスクは1回目の半減期を2017年11月、2回目の半減期を2018年11月に迎えています。
3回目の半減期を2019年10月に迎え、ブロック生成報酬は3LSKから2LSKへ減少します。
リスク (Lisk/LSK) の今後・将来性
発行量減少期による価格上昇
ビットコインやライトコインなどのようにコンセンサスアルゴリズムにPoWを採用している通貨は、ブロック生成報酬が減少する半減期を迎えると価格が上昇してきました。
コンセンサスアルゴリズムにDPoSを採用しているリスクの半減期においても価格上昇が期待できるかもしれません。ただし過去2回行われた半減期では価格上昇に影響があったのかどうかがはっきりしません。
1回目の半減期はちょうど仮想通貨バブル真っ只中だったため、価格の上昇が半減期の影響だったかどうか検証できないからです。また2回目の半減期では価格の上昇は見られませんでした。
アプリ開発ソフトの流通
リスクはアプリケーションを開発・動作するためのブロックチェーンですが、アプリを開発するためのキット (SDK) がリリースされていません。SDKがリリースされるとアプリの開発が始まり、やっとリスクは本稼働し始めます。ゆえにSDKのリリースは価格上昇のトリガーとなる可能性があります。
ICO (仮想通貨の資金調達)での利用
リスクが提示している計画では、リスク上でトークンを発行できるようになります。このICOの機能は現在 (2019年7月) はまだ研究中の段階ですので、実際にリリースされるのはまだ先かもしれません。ただICOに使えるようになるとリスクの用途は広がるでしょう。
リスク (Lisk/LSK) は長期的に買い
リスクはまだ開発初期段階の通貨であることはおわかりいただけると思います。ゆえに短期での価格上昇は見込めないかもしれませんが、長期的には価値が上昇していくと期待されています。
将来のAppleになるかもしれない
リスクはまだ価値が小さいですが、将来Appleのように大化けするかもしれません。Appleは株式の価値を525倍まで上昇させています。
リスク (Lisk/LSK) の価格推移
リスクの2017年~2019年における価格推移を、1年毎に振り返っていきましょう。
2017年のリスク (Lisk/LSK)価格推移
2017年6月ごろから価格が上昇し、他の多くの仮想通貨と同様に2017年12月に2017年の最高値をマークしています。
2018年のリスク (Lisk/LSK) 価格推移
2018年は多くの仮想通貨が年初から下落傾向でしたが、リスクは異なります。2月のリブランディングの際に、価格が最高値近くまで伸びました。そしてリブランディングの時期から一転し、価格はどんどん下落しました。
2019年のリスク (Lisk/LSK)価格推移
2019年は3月から価格が徐々に上昇し始めています。
価格遷移まとめ
リスクの1月1日時点での価格と前年比の増減率を過去3年間分まとめました。
2017年から2018年は140倍になりましたが、2019年には9割以上の価格を失っています。
リスク (Lisk/LSK) の評判
リスクに関する評判をツイッターから抽出しました。
高評価の声
そんなに良いモノなのに何故にこうもLiskは安いのかって? それはアレよ、Liskってのはドイツ産で、あの国の人は職人気質な人が多かったりするから、開発途中のものをやたらと宣伝して不具合を起こしてイメージ悪くするより、しっかり完成させてから大々的に宣伝してこうっていうスタイルだからよ。
— おりびあ@Lisk (@lsk_nine) July 4, 2019
実際のとこ、Liskはいいぞ。資金を集めるだけ集めておいて「で、それって誰が何に使うものなの?」って聞かれても誰も答えられないようなスキャムとは違って、Java Scriptという多くのエンジニアにとって馴染みの深い言語で、誰でも手軽にブロックチェーンを扱えるようになるという確かな利点がある。
— おりびあ@Lisk (@lsk_nine) July 4, 2019
LISKはICOスタートが2016年でトークン売り出した時って8円ちょい
— KZM (@Lisky29897892) July 4, 2019
そもそもスタートが遅い上にまだ始まっていない状態ですでにこの価値
ホワイトリスト入りし日本の主要取引所二箇所も上場してる
生まれては消えていった草コインや詐欺ICOがこれまで一体どんだけ乱立したことか
LISKの優秀さたるや
低評価の声
あのさー
— すたぁー(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ仮想通貨女子見習い😋 (@hoshirin0123) July 6, 2019
利息がでかいという事はインフレ率高いということに気付こうよ🤨
特にLISKは発行量無制限、鋳造しか今の使いどころ無いし配布枚数もかなり多い
インフレ率高いという事は、価格が下がりやすいんだよ✋
スマコン搭載されても二番煎じ、送金手数料もコスト高やしあまり期待はできない🧐
今だから言える!Liskはスキャム!
— ebifu222 (@ebifu222) May 3, 2019
リスク (Lisk/LSK)を購入できるおすすめ取引所
Coincheck (コインチェック)
Coincheckではリスクを販売所形式で購入できます。リスクを含めて10種類の仮想通貨を売買できます。
bitFlyer (ビットフライヤー)
bitFlyerにおいてもリスクを販売所形式で購入できます。bitFlyerはリスクを含めて17種類の通貨を売買できます。
リスク (Lisk/LSK) の将来性・今後 まとめ
リスクは開発初期段階の通貨です。具体的な時期は定かではありませんが、SDKのリリースが予定されているため長期的に見ると価格上昇が期待できるでしょう。
仮想通貨リスクが気になる方は、ぜひお早めに買い求めすることをおすすめします。