- リスクは未完成なブロックチェーン
- プログラミング言語にJavascriptを採用
- 一部の取引所でステーキングサービスの対象となっている
- コンセンサスアルゴリズムにDPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)を採用
リスクとは
リスクとはMax Kordek 氏と Oliver Beddows 氏が2016年に立ち上げたプロジェクトであり初期のICOで14,000BTC調達したことでも話題になりました。
Dapps(分散型アプリケーション)構築のためのブロックチェーンプラットフォームを開発をしており、将来的には全てのDappsがLiskのメインチェーンに接続されることを目指しているようです。
仮想通貨名称は「LSK」、プラットフォーム名称は「Lisk」と表記され、
発行上限が定められていないことが特徴です。
リスクの仕組み
一般的なビットコインのパブリックチェーンではハードフォーク以外でチェーンが分岐することはありませんが、リスクではメインとなるチェーンのほかに、JavaScriptでサイドチェーンを構築することを目指しています。
このような仕様にすることで、アプリケーションの処理能力やトラブルからの復帰、ハッキング対策として有効的な手段となります。
セキュリティの強化
リスクはDappsの取引管理をサイドチェーンで行うことが可能です。
サイドチェーンとは親と子の関係でチェーンを複数作ることで、仮にハッキング被害を受けた場合でも、サイドチェーンを切り離すことでメインチェーンへの被害を最小限に抑えることが可能です。
取引処理能力の向上
サイドチェーンは取引承認時間を短く設定することが最大の特徴です。
これにより、1秒間で承認できる取引数を増加させながらトランザクションコストをリーズナブルに設定することが実現されます。
このようにメインチェーンでは仕様を変更することなく、サイドチェーンを使って取引処理能力の向上をさせる事を可能にしました。
柔軟なサービス開発
Liskのプラットフォーム上には様々なサービスを作る事が可能です。
例えば、メインチェーンに接続された複数のサイドチェーンを活用して異業種のサービスを立ち上げ、新機能の実装や改善活動が可能になります。また将来的にはスマートコントラクトが実装される事でイーサリアムと同様に業務の自動化が行われよりリスクの利便性が高くなることが予想されます。
リスクステーキングのやり方
ステーキングとは銀行に通貨を預金した際に発生する利子に近い仕組みで、ユーザーが自身の保有通貨を特定のブロックチェーンコミュニティ上に長期間預け入れることで報酬を得ることが出来る仕組みになっています。当然銀行預金に比べて発生する金利は高額になり、短期的に利益を出すための手法として多くの投資家から注目されています。
リスクはDPoSというコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
DPoSはリスクの保有量に応じて投票権が与えられ、投票によってトランザクシション承認者を決めておくことで、決められた順番に沿ってスムーズな承認作業を可能にしていきます。
承認者には、取引手数料に加えて、新規に発行されるリスクが報酬として与えられることでエコシステムが自立的に回る仕組みになっています。
国内でステーキングサービスを利用するには以下の取引所がオススメです。
・コインチェック
・ビットフライヤー
上記の取引所のステーキングサービスに参加するには1日あたり10LSK以上保有していることが条件となっており、報酬の付与は毎週火曜・水曜日に行われ
リスクのまとめ
Liskは非常に汎用性の高いDappsプラットフォームです。DPoSというコンセンサスアルゴリズムを採用していることもあり、国内でもステーキングサービスを開始している取引所は数多く存在します。そのため、仮想通貨初心者の人がステーキングサービスを利用し始めるには、参入しやすい仮想通貨だと言えるのではないでしょうか。
また、リスクが発表している計画ではLiskのプラットフォーム上でICO(イニシャル・コイン・オファリング)が可能になり、資金調達用途としても活用が期待されています。今後このようなファイナンスサービスが次々ローンチされることで、リスクのニーズは更に高まることが期待がされます。
ICO機能に関していつ頃実装されるかはまだ未定ですが、Liskプラットフォーム自体、まだまだ未完成のブロックチェーンであるため開発の進捗状況に対してアンテナを張り、多くの情報をキャッチアップすることで新たなチャンスを掴むことができるかもしれません。