コスモス (Cosmos/ATOM) の今後・将来性 | 技術面から値動きまで徹底解説

1分で理解する要約
  • コスモス (Cosmos/ATOM) という暗号資産(仮想通貨)が大手企業を中心に注目を受けている
  • ホワイトリストに入っていないことへの注意は必要
  • DApps開発の本格化やDEXの隆盛などの影響で将来的に値上がりする可能性

「コスモスという新しい暗号資産(仮想通貨)が流行っているけど、どんなもの?」「買いたいけど実態がわからなくて不安」などと考えていませんか。

コスモスは暗号資産(仮想通貨)同士の直接交換をはじめ、ユニークな特徴を持っています。大手企業からの評判も良く、将来性の期待もあるようです。

今回はコスモスに興味がある人のために、基本的な特徴や将来性などを解説します。この記事を参考にすれば全体像がわかり、取引所の購入を判断できるでしょう。

コスモス (Cosmos/ATOM) とは

コスモスはTendermint Inc.が開発している暗号資産(仮想通貨)です。1~3秒で新しいブロックを作り、異なるブロックチェーン同士をつなぐなど独自の機能が注目を受けています。

コンセンサスアルゴリズムはPoSです。コスモスをたくさん持っているほどマイニングが成功しやすく、報酬を稼げます。コスモスは他の暗号資産(仮想通貨)にはない機能が充実していて、初めて取引に参加する人でも扱いやすいでしょう。

コスモス (Cosmos/ATOM) の今後・将来性

大手企業からの注目

コスモスは大手企業から注目を受けており、業界で話題になっています。コスモスの技術は、BINANCEやOKEXといった世界的に有名な取引所が開発したブロックチェーンにも使われているからです。

日本の自動車メーカーであるトヨタも、2020年3月にコスモスのブロックチェーンを使っていることを公表しました。目的は中古車販売のデータ構築です。

最近では2020年9月に、アメリカの取引所であるコインベースがコスモスのステーキングを始めています。

世界中の有名な企業から注目を受けていることで、コスモスの今後に期待がかかるでしょう。

ステーキングとは暗号資産(仮想通貨)をロックし、見返りに報酬を暗号資産(仮想通貨)でもらうシステムです。株券の配当のようなしくみとして多くの人から注目を受けています。

他の通貨との違い

コスモスの課題は、他の暗号資産(仮想通貨)との差別化です。ブロックチェーン同士をつなぐしくみは、コスモスだけのものではありません

たとえばポルカドットも、ブロックチェーン同士の相互運用で注目を受けています。上場が始まったのは2020年8月ですが、2021年3月時点では約3兆5425億円の時価総額を残しました。

Coinmarketcapによる時価総額ランキングでは、ポルカドットは2021年3月19日時点で6位につけています。
一方コスモスの時価総額は20位とポルカドットより下です。今後さらにランクを上げるには、コスモスだけの特徴をアピールし、多くの支持を受けることが重要でしょう。

DAppsの作成

コスモスはDAppsの作成が簡単なことでも有名です

DAppsとは分散型アプリケーションの一種です。銀行や開発会社のような中央管理者がおらず、不特定多数の行動や管理によってシステムが機能します。

現在はDAppsからアプリやゲームの開発も可能です。従来はプログラミングの予備知識が必要なことが多数でした。しかしコスモスではJavaのような初心者向け開発言語でもDAppsからシステムを作れます。

コスモス上でDAppsが開発される体制が整えば、プログラミングが苦手だった人でも、新しいシステムの構築に前向きになれるでしょう。システム開発の面でも大きな希望を抱えています。

資金調達

2017年にコスモスはICOの結果、27分で約19億円の資金調達を果たしました。短時間で巨額を集めることは、ビジネスシーンではあまり見られず、その成果に驚いた人も多いでしょう。

ICOから有名なった暗号資産(仮想通貨)は他にもありますので、ICOの成功は、コスモスにとって躍進のきっかけになりそうです。

有名取引所への上場

コスモスは2017年にICOを行なったばかりですが、2019年にはBINANCEへの上場を果たしました

BINANCEは暗号資産(仮想通貨)業界でもトップクラスの実力を誇る取引所です。上場通貨は200種類以上あると見られ、本格的なサービスの数々が支持を集めています。コスモスもBINANCEへの上場直後は40%も価格が上がるなど、注目度が高まっています。

世界的な話題性から、今後は他の有名取引所への上場も視野に入るでしょう。取引所による取扱通貨の追加は前向きなニュースなので、コスモスの価格をさらに押し上げそうです。

ハードフォークが不必要

コスモスはハードフォークなしでアップデートできます。ハードフォークとはもとのブロックチェーンから新しいものを作り、分岐させるしくみです。分岐した方には新しい暗号資産(仮想通貨)が生まれます。

ビットコインからビットコインキャッシュが生まれるなど、ハードフォークを受けた暗号資産(仮想通貨)まで有名になるケースも見逃せません。

コスモスはハードフォークなしで新しい暗号資産(仮想通貨)を生み出す可能性があります。ここから有名なものが出れば、コスモス自体の価値も上がるでしょう。

高い処理能力

コスモスはハイレベルな処理能力を誇ります。Tendermint Coreという技術がポイントで、こちらを使った「Ethermint」というツールの能力が高いからです。

Ethermintは、従来のイーサリアムのブロックチェーンより20倍も速くデータを処理できます。通信状況によりスピードは左右されますが、イーサリアムより圧倒的に処理能力が高いことは変わりません。

コスモスのデータ処理スピードを見れば、高速送金や決済という面で便利とわかるでしょう。

今後コスモス (Cosmos/ATOM) を購入するのにおすすめの取引所

BINANCE (バイナンス)

BINANCE (バイナンス) は主要な暗号資産(仮想通貨)だけではなく、アルトコインも多数取り扱っています。取引高も世界トップクラスであり、ユーザーの間で特に人気な海外取引所です。

ユーザーの声を大切にしている要素が強く、新しく取り扱う暗号資産 (仮想通貨) はユーザー投票で決められるなど、積極的にユーザの声を拾って運営されています。その上、手数料の安さも特筆すべきであり、取引手数料は何と一律0.1%です。これは取引所の中でもトップクラスの安さです。

ユーザーに支援を行ったり、セキュリティ面もアップデートしていったりなど、さまざまな方向で活発的な取引所であるため全トレーダーにおすすめできる取引所です。

Poloniex (ポロニエックス)

アルトコインの取引高が世界トップクラス
追加証拠金なしでレバレッジ取引に参加できる
格安の手数料で多種多様な暗号資産(仮想通貨)を取引できる

Poloniexは、アメリカ最大級の取引所です。世界トップクラスのアルトコインの取引高を誇るので、高い流動性でコスモスを取引できるでしょう

またレバレッジ取引も安全に取り組めます。大きな損失が出ても追加証拠金を入れる必要がないからです。取引手数料も格安なので、余分な出費を抑えられます。

Poloniexは健全な取引環境が整えられていますので、安心できるでしょう。

bithumb (ビッサム)

bithumbは、韓国最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所として有名であり、韓国の約70%のユーザーがこちらを利用しています。また、海外取引所ですが日本語対応しており、日本人でも安心して利用することが出来ます。

ユーザーから熱い支持を受けている影響もあり、年々ユーザー数も増加傾向ですので今後ますます注目されること間違いなしの取引所でしょう。また、bitthumb (ビッサム) が韓国でのIPOを計画している情報も今後見逃せません。

過去に大規模なハッキングに遭った事件もありますが、それをバネに現在は堅牢なセキュリティ体制が築かれており、安全な取引所になりました。

コスモス (Cosmos/ATOM) を今後購入するときの注意点

ホワイトリストに入っていない

コスモスはホワイトリストに入っていないことに注意しましょう。ホワイトリストとは、金融庁が認可した暗号資産(仮想通貨)交換業者で買える通貨の一覧表です。

2021年3月現在、日本国内の暗号資産(仮想通貨)取引所でコスモスを扱っているところはありません。将来的に採用する場所が出るかもしれませんが、現時点ではまだ金融庁の認可を受けていない状況です。

2021年2月時点で、ホワイトリストに入っている暗号資産(仮想通貨)は27種類です。金融庁から厳しい審査を受け、健全と認められたものが揃っています。

コスモスは海外では購入可能ですが、ホワイトリストにも入っていないので自己責任で扱うことになります。手に入れられる限りの情報で、安全性を確かめましょう。

海外取引所は法律外

コスモスは海外の取引所で買えますが、日本国内と違って法律の所管外であることにも注意です

日本国内の人気取引所の多くは、金融庁から正式な暗号資産(仮想通貨)交換業者として登録を受けています。海外拠点の取引所の多くは、金融庁から認可を受けていません。

コスモスが買える場所のひとつであるBINANCEも、一時期日本向けのサービスを展開していました。しかし2018年に金融庁から無認可営業をめぐる是正指導が入り、一時日本市場から撤退しています。

以上の動きが出るほど、暗号資産(仮想通貨)の取引は安全性が重要なのです。海外でコスモスの取引に参加してトラブルになっても、充分な補償を受けられない可能性もあります。心配な場合は、ホワイトリストに入った暗号資産(仮想通貨)から購入対象を決めましょう。

コスモス (Cosmos/ATOM) は今後上昇するのか?

コスモスは今後、長期的な価格上昇の可能性を秘めています。世界的な影響力が次第に高まってきているからです。

世界トップクラスのBINANCEをはじめ、さまざまな取引所で購入できます。アメリカでもコインベースがステーキングサービスへの対応を始めるなど、採用の気運が見られる状況です。

今後もコスモスに関する前向きなニュースはたくさん出てきそうです。時価総額でもトップ20に入っているので、動きがあれば世界中の投資家が注目するでしょう。買い注文の殺到による価格高騰もありえます。

コスモスは世界的な影響を強めていることから、いつ価格が上昇してもおかしくありません。

重要価格と値動き・チャート

最近のコスモスの価格は、総合的には上昇傾向といえます

2021年の年明けごろは、コスモスの相場は落ち着いていました。1月8日時点の終値は約919円でした。

しかしそこからコスモスの価格は段階的な上昇を始めます。2月16日時点の終値は約3209円です。1月8日から約3.5倍の上昇になりました。このときコスモスを保有していて売っていれば、利益を望めたでしょう。

現在は少し価格が落ち着き、3月18日時点では約2410円です。それでも年明けからの上昇分はある程度守っています。15日から上昇の兆しを見せたうえでの結果なので、まだコスモスの活躍が期待できるでしょう。

この章におけるATOM/BTCの価格は、2021年3月18日時点のCoincheckにおける1BTCの終値628万5001円を基準にしています。

コスモス (Cosmos/ATOM) の今後に関するQ&A

今後のどれほどまで価格があがるのでしょうか?

コスモスの価格上昇について、正確な上限はわかりません。しかし世界的な影響を強めている現在、将来的な価格上昇の可能性は考えられます

2021年1月上旬の時点では、コスモスの相場も大人しい印象でした。しかし3月16日にかけて約3.5倍の価格上昇が見られています。現時点でも、その程度の上昇が一定期間にわたる可能性があるでしょう。

2月中旬から約1カ月ほどの落ち着きは、価格が上昇トレンドにある中で小休止のような状態だったかもしれません。3月15日から上昇が再開しています。コスモスは世界中の大手企業から注目を集めていることもあり、今後も価格を力強く伸ばす可能性があります。

現在の価格はいくらですか?

2021年3月18日時点の終値でコスモスの価格は約2410円です。BINANCEにおけるATOMの価格は0.0003836BTCと示されています。

コスモス (Cosmos/ATOM) の今後に関するまとめ

コスモスは世界的な影響力が高い暗号資産(仮想通貨)なので、将来性にも期待がかかります

BINANCEでの上場やコインベースでのステーキングへの採用に限らず、トヨタ自動車もブロックチェーン技術をデータ活用に使うなど、さまざまな業界で支持を受けている状況です。

今後もコスモスに関する前向きなニュースが増えれば、価格上昇につながるでしょう。現在は金融庁から上場認可を受けていませんが、国内進出の可能性も視野に入ります。今後のコスモスの活躍が望まれます。

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