イーサリアム (Ethereum/ETH) の高騰要因や今後に迫る

1分で理解する要約
  • 2020年に起きたイーサリアムの高騰の背景を探る
  • マーケットの需要変化やPoSへの移行などがイーサリアムの価格を後押し
  • 今イーサリアムを買うのにおすすめの取引所を3つ紹介

2020年明けからイーサリアムの価格高騰が話題です。その背景などを知りたい人のために、イーサリアムの現在の状況を解説します。これを読めばイーサリアムは今買える仮想通貨なのかを判断するヒントが学べます。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の特徴 | 高騰前に買うには

イーサリアムはスイスの財団が開発したプラットフォームです。「スマートコントラクト」という契約の自動化システムなど独自の機能を備えており、世界中のユーザーによる分散管理によるセキュリティレベルが高さも特徴です。

ビットコインについで世界2番目の時価総額を誇るなど、多くの仮想通貨ユーザーから注目を受けています。多くのトークンを含む統一規格ERC20に入っていることから、ICOでの利用機会も増えています。

イーサリアムを高騰前に買うには、購入後の価格予測が重要です。仮想通貨市場におけるイーサリアムの状況や高騰の背景から今後の値動きを判断しましょう。

イーサリアム (Ethereum/ETH) 過去の価格推移

イーサリアムの2018年からの値動きを紹介します。これを読めばイーサリアムの仮想通貨市場における過去の動向がわかり、投資に役立てられます。

2018年に価格が高騰

イーサリアムは2018年に当時の歴代最高の高値である18万円を記録しました。このときはビットコインが暴落中であり、多くの投資家がこれ以上の損失を被らないために、ビットコインへの投資金をイーサリアムに乗り換えたことが考えられています

しかし最終的にはイーサリアムの価格も暴落を迎え、年末には1万円を割り込む場面も出ました。

2018年はメディアで仮想通貨取引所のCM放送などによる宣伝が活発になるなど、前年末からのブーム継続に期待がかかりましたが、結果は振るいませんでした。Coincheckからのネム流出事件もあり、仮想通貨相場が全体的に不調で、イーサリアムもつられた印象が残ります。

2019年の値動き

2019年のイーサリアムは、一時3万円超えの場面もありましたが、2018年に見られたような勢いは出ていません。

1月に1万円台を推移していたイーサリアムは、春に価格上昇を始め、5月には2万円、6月には3万円超えを果たしています。勢いは2018年1月よりも緩やかでしたが、ここでイーサリアムのバブル再来を期待した人もいるのではないでしょうか。

しかし勢いは長く続かず、8月に2万円を割り込んだあとは2万円直前の攻防が長く続きましたが、12月には1万円前半まで落ち込みました。以上から2019年は前年の暴落のイメージを引きずった印象も残ります。

2020年イーサリアム (Ethereum/ETH) が高騰

2020年に入ると、イーサリアムの高騰が話題になっています。2月には、前年6月以来の3万円超えを果たし、前年末の2倍以上の上昇幅を記録しました。今回のイーサリアム高騰の背景に迫ります。

マーケットの需要変化

イーサリアムの価格急上昇の背景には、市場における需要変化が挙がります。2019年にかけてICO規制緩和の機運が高まったからです。ICOを全面的に禁止していた韓国も解除を検討するなど、ICOでの使用が多いイーサリアムに追い風が吹いています。

イーサリアムベースで新しいトークンを作ってのICO開催が増えれば、仮想通貨市場も盛り上がるでしょう。

イーサリアムのPoS移行後のビジネス機会

イーサリアムの、PoS (プルーフ・オブ・ステークス) 移行が完了したあとに注目度が上がる可能性も考えられます。現在のイーサリアムにおける取引承認ルールはPoW (プルーフ・オブ・ワークス) であり、もっとも早く取引を承認できた1名に報酬を与えるシステムです。

しかしこのためにASICなど専用機械を使って大量のマイニングを測るユーザーが増え、設備に恵まれない人が報酬をもらえない問題が起きています。取引承認に必要なデータ処理にかかる電気代もかさむ状況です。

以上の問題を解決するため、イーサリアムは段階的にアップデートを重ねています。アップデートにより、PoSという、イーサリアム通貨保有量などの貢献量が高いほど、取引承認を成功させやすいアルゴリズムに切り替える方針です。

2020年に控えている最後のアップデート「セレニティ」が終われば、PoSへの移行が完了し、生まれ変わったイーサリアムへの注目度が増すでしょう。仮想通貨市場での需要アップにも期待がかかります。

Defiの利用が本格化

イーサリアムを使ったDefiの本格化で、多くの人がイーサリアムを求める可能性もあります。Defiとは「Decentralized Finance」の略で、分散型金融という意味です。

Defiでは、仮想通貨を取引所などに貸すレンディングや保険など金融関連システムを、ブロックチェーンを使ったアプリケーションで動かします。分散管理によりセキュリティも厳重で、誰でも情報を見られることから透明性も確保できます。

2019年にはDefiの話題が増えるなど、世間の関心も上がっており、金融ビジネスの革命として期待できます。Defの多くはイーサリアムを担保しており、この分野が今後さらに発展していけば、イーサリアムの価値上昇も望めるでしょう。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の高騰が今後も続くと言える理由

イーサリアムの価格高騰は、今後も続く可能性があります。新しいアップデートやネットワークの実装などが話題となり、仮想通貨ユーザーの関心を引き寄せる可能性があるからです。

今後も起こるアップデート

イーサリアムではこれまで「ビザンティン」「コンスタンティノープル」など、段階的なアップデートを重ねていましたが、今後は最終段階として「セレニティ」を控えています。

セレニティが完了すれば、イーサリアムは取引承認ルールが変わるなど、生まれ変わった姿になります。新しくなったイーサリアムへの注目度の高さから、取引所には買い注文が殺到し、価格上昇も見込めるでしょう

ライデンネットワークの実装

イーサリアムの独自プロジェクトに「ライデンネットワーク」があります。これはスケーラビリティ問題解決が目的です。

スケーラビリティ問題とは、仮想通貨のブロックチェーンを構成するひとつのブロックの、空き容量が少ないことなどが原因でデータ処理に時間がかかり、取引完了が遅れることです。ライデンネットワークを実装すれば、こうした問題を解決できる可能性があります。

ライデンネットワークのおかげで、取引などのデータ処理を意味するトランザクションがスムーズに進めば、イーサリアムがより便利になります。送金手数料を安くできるなどの副次的なメリットも期待できるでしょう。

DApps市場が更に伸びる

イーサリアムの将来性を占うなら、DApps市場にも要注目です。DAppsとはブロックチェーンを使った非中央集権型の分散型アプリケーションであり、仮想通貨も広義のDAppsに入ります。

DAppsビジネスではイーサリアムの活用例が多く、ブロックチェーンを使ったゲームの開発ベースにも役立っています。「My Crypto Heroes」など、多くの人が親しむDAppsゲームもあります。

DAppsは誰でも無料でアクセスできるオープンソースなので、気軽な使用や開発が可能です。セキュリティレベルも高いので、現在も需要が広がっています。以上からDApps市場の発達もイーサリアムの相場に好影響を与えるでしょう。

ビジネスとしてのイーサリアム (Ethereum/ETH) 活用が広がる

イーサリアムはさまざまなビジネスへの応用が可能で、実用例が増えれば仮想通貨相場での急騰にもつながります。

スマートコントラクトという自動的に契約を進める機能があるので、不動産などの取引もスムーズに進められます。本来手続きが複雑なので時間がかかる契約作業を、イーサリアムのスマートコントラクトがサポートしてくれるので、働く人や契約希望者の負担を減らしてくれるでしょう

マイクロソフトやNTTデータなどが加盟するイーサリアム企業連合もあり、ビジネスのさまざまな場面を効率化させる活動を展開中です。イーサリアムの活用例がビジネス現場で増えれば、仮想通貨市場での価格アップにつながるでしょう。

四大会計事務所デロイトがETH利用の大型プロジェクトをローンチ予定

アメリカの大手会計事務所であるデロイト・トーマツ・コンサルティング合同会社は「Consensus 2019」でイーサリアムを使った大型プロジェクトを計画中と明かしました。

発表前には次世代プラットフォームであるVechainをメインに活用する方針でしたが、Consensus 2019での発表によりイーサリアムの継続利用も明らかにしています。

デロイトによるイーサリアムコミュニティへの影響力に期待がかかります。

高騰しているイーサリアム (Ethereum/ETH) のおすすめ取引所

価格高騰で話題であるイーサリアムを今すぐ買って利益を狙いたい人もいるでしょう。お得な売買には取引所選びもポイントです。良質な場所を選びがイーサリアムの利益確保に大切だからです。

1位 Coincheck (コインチェック)

Coincheckは2012年設立で、2018年4月にマネックスグループに入った仮想通貨取引所です。国内の取引所では上場中の仮想通貨の数がトップクラスであり、イーサリアムも買えます。

手数料無料や見やすいレイアウトなどで、初めて仮想通貨を買う人でも安心できます。初心者はCoincheckからイーサリアム取引に慣れていくことがおすすめです。

2位 bitflyer (ビットフライヤー)

bitflyerは日本トップクラスのビットコイン取引高などで話題です。海外へも勢力拡大中であり、イーサリアムを買いやすい環境が整っています。

トップレベルのセキュリティだけでなく、ハッキングなどによる盗難補償が最大500万円であることも心強い要素です。仮想通貨初心者から上級者まで安心して取り組みやすい取引所です。

3位 GMOコイン

GMOコインは、株式投資やFXの取引所としても実績のあるGMOグループが運営しています。そのためハイレベルなセキュリティが特徴です。

イーサリアムは販売所・取引所両方で買えます。販売所では取引手数料が無料であるほか、取引所でも1枚あたりの希望価格を指定する指値注文なら-0.01%の手数料です。マイナス手数料は買値を少しお得にする効果があるので、気になる方は使ってみましょう。

イーサリアム (Ethereum/ETH) の高騰 まとめ

2020年2月にイーサリアムの価格が跳ね上がったことで話題となりました。イーサリアムにはアップデートによる生まれ変わりでユーザーの興味を引き寄せる期待感があります。ゲームやビジネスなど他方面に使えるという証明も需要アップにつながるでしょう。

今回の記事でイーサリアムの魅力がわかったら、Coincheckなどのおすすめ取引所でさっそく注文してみませんか

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