- クサマはスケーラビリティが高く、相互運用などで便利
- テクニカルやファンダメンタルズ分析で適切な購入タイミングを知ろう
- BINANCEを例にクサマの買い方を紹介
「クサマってどんな通貨?」「買い方を知りたい」などと考えていませんか。クサマはBINANCEなどで購入可能なので、正しい買い方やタイミングを知ることが重要です。
クサマはデータ処理スピードの速さやシステム開発の利便性があり、価格が上がる可能性があります。安いうちに買って値上がりを受ければ、高く売って利益につながるでしょう。
今回はクサマを学びたい方のために、基本的な特徴や買い方をまとめました。この記事を読めばクサマの予備知識を学び、正しい投資方法もわかるでしょう。
クサマ (KUSAMA/KSM) の概要・基本情報
通貨名 (通貨単位) | Kusama (KUSAMA/KSM) |
発行上限枚数 | 100000000 |
トークン規格 | ERC-20 |
Contract | 0x0423276a1da214B094D54386a1Fb8489A9d32730 |
公式サイト | https://kusama.network/ |
公式Twitter | https://twitter.com/kusamanetwork |
ホワイトペーパー | https://d1.awsstatic.com/whitepapers/KMS-Cryptographic-Details.pdf?secd_dp1 |
ソースコード(Github) | https://github.com/kusamanetwork/KSM-dapp |
クサマ (KUSAMA/KSM) の特徴
クサマはERC-20トークンの一種です。ERC-20にはイーサリアムを中心に利便性の高い暗号資産(仮想通貨)が多いことから、使いやすさを期待されています。
クサマの主な特徴には以下があります。
・ポルカドット創設者ギャビン ウッド氏が2019年にプロジェクトを立ち上げ
・ポルカドットと類似のコードベースを使用
・オープンソースのブロックチェーン開発システム「Substrate」を使用
・2021年3月24日時点で、暗号資産(仮想通貨)の時価総額で30位
クサマを立ち上げたのは、ポルカドットの創設者ギャビン ウッド氏です。彼にはイーサリアムの共同創設者という経歴もあります。権威ある開発者がリードしているので、クサマの信頼性は高いといえます。
ギャビン ウッド氏がかかわったおかげか、クサマはポルカドットと類似のコードベースを使っています。ポルカドットとの互換性も期待されており、便利でしょう。
クサマの開発にあたってはSubstrate (サブストレート) が使われました。これはポルカドット系のブロックチェーンを開発するためのツールです。システムの構成要素がオープンソースで提供されており、プログラミングの知識があれば誰でも簡単に使えます。
コインマーケットキャップでは2021年3月24日時点で、暗号資産(仮想通貨)の時価総額ランキングでは30位に入っています。クサマは今後の活躍も期待できるでしょう。
スケーラビリティ
クサマの強みはスケーラビリティです。データ処理スピードが速いので、送金なども短時間で終えられます。
ビットコインはブロックの容量がいっぱいになって、データ処理が遅れる「スケーラビリティの問題」がありました。しかしクサマではそのようなリスクが少ないとされます。
相互運用ができる
クサマは相互運用性も魅力です。複数のブロックチェーンをひとまとめにするネットワークを有しています。クサマはポルカドットをはじめ、他の通貨とも送金やシステム開発などで提携できるでしょう。
カスタマイズ
クサマは柔軟なカスタマイズが可能です。理由として以下が挙げられます。
- サブストレートから生まれた通貨なので、クサマからオリジナルブロックチェーンが開発可能
- ポルカドット上でもクサマのブロックチェーンを動かせる
クサマはシステム開発にも使える通貨で、オリジナルブロックチェーンを生み出すのにも使えます。サブストレートはオープンソースの開発システムなので、そこで作られたクサマから思いどおりの開発ができるしくみです。将来を夢見るプログラマーにとっても有用でしょう。
ポルカドット上でもクサマのブロックチェーンを動かせます。2つの通貨は類似のコードベースを使っているからです。相互利用を生かし、ブロックチェーンの構造を細かいところまで決められます。
クサマのカスタマイズ能力の高さは、投資家だけでなくプログラマーの味方になれます。
クサマ (KUSAMA/KSM) の独自トークンKSMトークンについて
クサマでは独自通貨として「KSMトークン」を開発しています。ギャビン ウッド氏はこのトークンを2019年7月16日に発表しました。当時はポルカドットの実験版として作られました。KSMトークンは以下の3つの特徴を備えています。
KSMトークンは自由に配られない
KSMトークンは自由な配布を受けません。関係性が深いポルカドットトークンである「DOT」は自由配布が行われますが、KSMは違います。
KSMトークンの入手方法は以下の3つです。
クサマ完成時にDOTを持っている人を対象にした配布イベント
クサマ基金を利用する
オープンマーケットで購入する
以上のいずれかで、KSMトークンは入手可能です。
KSMトークンはガバナンストークンといわれる
KSMトークンは「ガバナンストークン」の一種とされます。これはネットワークの検証者を決める権利を備えた通貨という意味です。
ガバナンストークンがあれば、ネットワークの運用やシステム開発の方向性を決める投票に参加できます。ネットワーク参加者の支持を受けた人が、トークンの未来を導くのです。
ガバナンストークンは暗号資産(仮想通貨)のネットワークの首長を決めるようなものです。クサマの未来も投票で決まったリーダーが動かします。
KSMトークンのバリデーター制度は独特である
KSMトークンにはバリデーター制度があります。ただし条件として、最低50KSM所持、10%以上の手数料請求がない、1週間ずっと安定してバリデーターノードが動いていることなどが求められます。
バリデーターとは取引の正当性を認める役割で、成功報酬もあります。ただし暗号資産(仮想通貨)の運用に関わるので、一定の条件を満たした健全な人であることが重要です。
クサマ (KUSAMA/KSM) の現在価格・チャート分析
クサマ (KUSAMA/KSM) のチャートを見ることができるサイト・サービス
コインゲッコー (CoinGecko)
コインゲッコーは暗号資産(仮想通貨)に限らず、取引所やICOの情報を見られるサイトです。リアルタイムの相場だけでなく、24時間の変動率、時価総額などさまざまな観点からチェックできます。
世界中の暗号資産(仮想通貨)の情報が載っており、クサマも含まれます。日本語にも対応しているので、言葉の壁の心配もありません。
コインゲッコーは暗号資産(仮想通貨)あらゆる情報を見られるので、重宝するでしょう。
コインマーケットキャップ (CoinMarketCap)
コインマーケットキャップでは、世界中の1000種類以上の暗号資産(仮想通貨)の情報をチェックできます。リアルタイムの相場だけでなく、過去の価格推移、時価総額、取引量なども見られるしくみです。
こちらのサイトにアクセスすれば、基本的な情報だけでなく、旬な通貨もわかります。クサマの情報もさまざまなポイントから見られるので便利でしょう。
投資に役立つ情報を見るならコインマーケットキャップがおすすめです。
クサマ (KUSAMA/KSM) を購入する上での注意点
入金時や出金時にアドレス入力ミスをしないように気をつける
クサマに限らず、暗号資産(仮想通貨)の送金時はアドレスの入力ミスに気をつけてください。アドレスが複雑で長い文字列でできており、一文字ずつ入力すると間違えやすいからです。
間違ったアドレスだと、暗号資産(仮想通貨)は送金元を出たまま、指定の場所に届きません。そのまま消えて取り戻せなくなります。
暗号資産(仮想通貨)は、送金先に出たアドレスをコピーし、もとの場所の所定欄へペーストすることで送れます。1文字目から最後まで間違えないように気をつけてください。
暗号資産(仮想通貨)にかかる税金を知っておく
暗号資産(仮想通貨)で利益をもらうと税金がかかります。雑所得として確定申告が必要です。
暗号資産(仮想通貨)から引き出した金額から、投資金額などの経費を差し引いたのが利益です。一般的に利益が20万円を超えたら、確定申告義務が生じます。
投資で利益をもらった場合、税金を納めないといけません。義務を怠ると脱税の疑いも出るので注意しましょう。
クサマ (KUSAMA/KSM) を購入するタイミングの分析方法
テクニカル分析
テクニカル分析とは、過去の価格推移を示すチャートからパターンを見出し、値動きを予測する方法です。過去に同じような値動きをした時期を見つければ、買いや売りのタイミングを測れます。
チャートは一般的に「ローソク足」を並べることで、一定時間ごとの値動きが出ます。たとえば1日足なら1日ごと、4時間足なら4時間ごとという具合です。
ローソク足は太線の上下からヒゲが伸びた形です。太線は一定期間における始値と終値、ヒゲは最高値と最安値を表します。
ローソク足の並びが右肩上がりなら価格が上昇傾向、右肩下がりなら下落傾向と読めます。価格推移の法則性を見出し、投資のチャンスをつかむのがテクニカル分析です。
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析は、投資対象の周辺情報から、価格の上昇や下落を予測することです。テクニカル分析は値動きのパターンを見るのに対し、こちらは財務状況やニュースなどから判断します。
以上の分析ができれば、価格の急騰や下落の背景もわかるでしょう。ニュースを早くチェックできれば、前向きな内容なら上昇、後ろ向きなら下落のタイミングを読めるのです。
最近はクサマでもさまざまなニュースが出ています。投資家にはニュースから買いや売りを考える人が多いので、定期的な情報チェックが大切です。たとえば速報は短期的な価格変動に影響し、開発状況や活動内容などは長期的な動きを読むうえで参考になります。
ファンダメンタルズ分析をマスターすれば、クサマの周辺情報から値動きを読めるでしょう。
クサマ (KUSAMA/KSM) のおすすめ買い方・購入手順
BINANCE (バイナンス)に口座を開設する
新規登録
BINANCEのホーム画面で、「今すぐ登録」ボタンを押してください。
希望のメールアドレスとパスワードを入力しましょう。利用規約への同意にチェックを入れたら、アカウント作成ボタンを押してください。
セキュリティ認証としてパズルのピースを動かします。下部の矢印をスライドさせると、ピースが連動するしくみです。右へ動かして穴に入れてあげましょう。ピッタリと合えば次の画面に進めます。
BINANCEのアカウント登録では、国内の取引所と違い本人確認書類の提出義務がありません。提出なしでも1日2BTC相当まで引き出せ、ありなら1日100BTCまでに拡大します。
メール承認
登録したメールアドレスに向かい、確認コードをチェックしましょう。
6ケタのコードを入れます。
「バイナンスへようこそ」という画面が出れば登録完了です。
BINANCE (バイナンス)に入金する
BINANCEでは日本円の入金はできないので、国内の取引所から暗号資産(仮想通貨)を送る必要があります。
ホーム画面で「ウォレット」にスクリーン上の指を当て、出現したサブメニューから「フィアットと現物」を選びましょう。
検索欄に入金希望の種類を通称で入れ、該当するものにおける入金ボタンを押します。
送金アドレスが出るので、送り元の所定欄にコピー&ペーストをしましょう。
クサマ (KUSAMA/KSM)の購入・売却をする
ホーム画面でマーケットを選んでください。スポット市場タブで「BTC市場」を指定します。ビットコイン建てで他の暗号資産(仮想通貨)を買うという意味です。
検索欄で「KSM」と打つとクサマの相場情報が出ます。「KSM/BTC」の行におけるトレード開始ボタンをクリックしてください。
取引ページに入りました。注文スペースはチャートの真下です。ここでは指値注文の「リミット」に形式を決めています。購入は注文スペースの左側です。
価格欄には、ビットコイン換算による1KSMあたりの希望価格を入力しましょう。金額欄はクサマを買う数量です。両方入れ終わると、ビットコインによる支払額が出るので、間違いがなければ緑の「購入」ボタンを押してください。
売却は右側のスペースを使います。1KSMあたりの希望売却価格、金額を決めて赤の「売却」ボタンを押しましょう。
チャートの左側は板です。取引成立前の注文がリアルタイムで出ており、BTCの希望金額とKSMの金額の条件が一斉に公開されています。これに合わせて注文内容を決めると取引が成立しやすくなります。金額は板に示された数量より少なくしてもよいでしょう。
クサマ (KUSAMA/KSM) を購入するのにおすすめな取引所3選
BINANCE (バイナンス)

- 取扱通貨
- 取引手数料
- 最大レバレッジ
- 日本語対応
- -
- スマホアプリ
- 〇
- 法人口座
- 〇
BINANCE (バイナンス) は、取引高世界1位を誇る仮想通貨取引所です。シンガポールを拠点に全世界へ展開しています。300種類以上の豊富な取扱通貨数や、手数料の安さなどが高い評価を受けています。セキュリティ体制も充実していて、信頼性の高さも魅力的です。日本語にも対応しています。
BINANCEは世界有数の取引所として有名です。日本語にも対応しているので、言葉の壁も気になりません。
特徴は世界最大級といわれる上場通貨の多さで、クサマも入っています。関連性の深いポルカドットも買えるので、利用しやすいでしょう。
OKEx (オーケーイーエックス)
- 取扱通貨
- 取引手数料
- 最大レバレッジ
- 日本語対応
- スマホアプリ
- 法人口座
OKExも世界的な知名度が高い取引所です。日本法人である「OKCOIN JAPAN」が金融庁から正式な交換業者に認可されていますが、クサマは海外版のみで買えます。
取扱通貨の多さやスプレッドの狭さ、Maker手数料のマイナスなどさまざまなメリットが特徴です。はじめて海外の取引所を使うなら、こちらから始めてもよいでしょう。
Huobi global (フォビグローバル)

- 取扱通貨
- 取引手数料
- 最大レバレッジ
- 日本語対応
- -
- スマホアプリ
- 法人口座
Huobiは中国で2013年に設立された世界的に有名な仮想通貨取引所です。このプラットフォームは非常に先進的で、600種類以上の仮想通貨の取引を提供しています。また、世界中の多くの国と地域でサービス展開しており、グローバル市場での影響力は非常に大きいです。Huobiは高い流動性と幅広い通貨ペアを提供することで知られており、プロのトレーダーからも熱い支持を受けています。セキュリティも高く、ユーザーの資産を保護するための複数の措置を講じています。また、Huobiは、独自のトークンHuobi Token(HT)も発行しており、そのトークンを使用することで取引手数料の割引などの特典を受けられます。
Huobi globalは中国の交換業者である「Houbi.Pro」が世界的に展開しています。独自開発の「Huobiトークン」を使えば、クサマの取引時でも手数料割引が可能です。日本法人も登場しているので、信頼度は高いでしょう。
Global版は日本在住者が利用できないのがネックですが、海外在住なら誰でも口座開設できます。クサマに限らず、将来性の高い通貨を掘り出すには理想的でしょう。
クサマ (KUSAMA/KSM) 買い方・購入方法のまとめ
クサマは2021年3月現在、国内では扱われていないので、海外の取引所で買うことになります。しかしBINANCEを使えばシンプルな手順で手に入れられるでしょう。
スケーラビリティに優れており、ポルカドットとの相互性も高いなど、将来性に期待がかかります。投資に必要な分析手法も学びながら、利益を出せる買い方を心がけてください。
今回の記事でクサマの魅力や買い方がわかったら、さっそく海外の取引所に口座開設してみてはいかがでしょうか。