ネム (NEM/XEM) のスプレッドとは
仮想通貨取引所でネムを売買すると、取引手数料や入出金手数料、送金手数料などの手数料がかかります。取引に行う日本円の入金や購入などを行うごとに支払うものです。また、ネムの取引では上記の手数料とは別に「スプレッド」というものもかかります。スプレッドが発生するのは、販売所で取引する場合です。
販売所では取引所が相場にもとづいて価格を決定しますが、その際に買値より売値を高く設定します。この買値と売値の差額がスプレッドです。もし、ネムを購入後すぐに売却すると、スプレッドの分だけ損をしてしまいます。ネムの取引でユーザーが利益を得るためには、スプレッドの分だけ値上がりを待たなければいけません。つまり、ユーザーにとってスプレッドは実質的な手数料なのです。逆に取引所から見れば、スプレッドの分だけ利益を出せます。
売値と買値の差額が大きいとスプレッドが広い、小さいと狭いと言いますが、スプレッドの幅は取引所によって異なります。そのため、販売所で取引を行う際には、スプレッドが狭い取引所を選ぶことが大切です。
なお、取引所には販売所以外にも取引所 (現物取引) でネムをやり取りする方法もあります。取引所ではユーザー同士で取引し、それぞれが希望する購入価格と売却価格を提示できます。そのため、スプレッドはほとんど存在しません。
ネム (NEM/XEM) のスプレッドが狭いおすすめ取引所3選
GMOコイン

- 取扱通貨
- 26銘柄
- 取引手数料
- 販売所:無料 取引所:Maker -0.01% / Taker 0.05%
- 最大レバレッジ
- 2倍
- 日本語対応
- ◯
- スマホアプリ
- 〇
- 法人口座
- 〇
GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネットグループの子会社であるGMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。GMOインターネットグループが培ってきたIT・金融関連事業でのノウハウを活かし、安心のセキュリティ体制と取引環境を提供しています。
GMOコインは大手仮想通貨取引所の1つで、GMOインターネットグループが運営を行っています。
販売所におけるネムの取引手数料は無料です。仮想通貨や日本円の出金や送金にも手数料は発生しません。スプレッドも狭いため、コストを抑えて取引できます。入出金と送金にかかる手数料がすべて無料の取引所は多くないため、資金を頻繁に出し入れする方におすすめです。
GMOコインでは、高性能なチャートである「TradingView」を導入しています。70種類以上の描画機能や81種類のインジケーターなどでチャートを正確に把握可能です。また、パソコンやスマホの画面1つで取引が完結できるよう、チャートや板、注文機能、歩み値などのさまざまなデータをいちいち移動することなく閲覧できるように工夫されているのも特徴。
スマホアプリも提供しており、初心者の方でも使いやすい「ノーマルモード」と高度なチャート分析を行える「トレーダーモード」の2つから選択可能です。
GMOコインは入金最低額が1,000円のため、ネムを少額からでも購入できます。高額の資金を準備しなくてもネムの取引が可能なため、初めて取引所を利用する方にもおすすめです。またセキュリティ体制も万全で、安心してネムを取引できます。
Zaif (ザイフ)

- 取扱通貨
- 取引手数料
- 最大レバレッジ
- 日本語対応
- スマホアプリ
- 法人口座
Zaifは2014年にサービスを開始した日本国内の主要な仮想通貨取引所です。日本円をはじめとする多様な仮想通貨ペアの取引を提供し、特にメジャーな通貨に強みを持っています。また、独自のトークン発行システムやICO市場への対応など、革新的なサービスも展開し、日本国内だけでなく、グローバルな視点での取引もサポートしています。セキュリティ面では二段階認証やコールドウォレットによる保管など、ユーザーの資産保護に注力しており、信頼性の高い取引所としての評価を得ています。
Zaifでは、販売所と取引所の2種類の方法でネム(NEM/XEM) を取引できます。取引所方式でネムの取引を行えるため、スプレッドが発生しません。ネムを取引所方式で扱っている取引所は少ないため、スプレッドを極力抑えたい場合はZaifを利用しましょう。
「Zaica」というブロックチェーン技術を活用した、仮想通貨やトークンの発行支援サービスも行っています。トークンの取扱数も豊富で、ザイフトークンやフィスココイン、カウンターパーティートークン、コムサトークンを取引可能です。
zaifが導入しているチャート画面はシンプルで見やすく、初心者から中上級者まで扱いやすいツールです。豊富な分析ツールを用意し、描画やSNSへの発信も簡単に行えます。
2021年5月19日からはネムのアップデートで誕生した「シンボル (XYM) 」の取り扱いも始まり、国内のネムユーザーには注目度の高い取引所です。
Coincheck (コインチェック)

- 取扱通貨
- 27銘柄
- 取引手数料
- 販売所:無料取引所:無料
- 最大レバレッジ
- -
- 日本語対応
- ◯
- スマホアプリ
- 〇
- 法人口座
- 〇
Coincheck (コインチェック) は、2012年8月設立の日本の老舗暗号資産(仮想通貨)取引所です。東証プライム上場企業であるマネックスグループが主要株主になっており、セキュリティがしっかりとしています。また、スマホアプリが使いやすいと評判で、初心者にたいして門戸が広い取引所です。
Coincheckは、国内最大手の仮想通貨取引所です。Coincheckと聞くと、2018年のネム流出事件を思い出す方もいるかもしれませんが、その後マネックスグループの子会社になり、セキュリティ体制が強化されています。
パソコンとスマホでそれぞれサービスを提供していますが、そちらもシンプルなデザインで初心者でも手軽に利用可能です。ネムを数ステップで売買できるため、かんたんかつすぐに取引できます。スマホアプリで会員登録や本人確認書類の提出を行い、最短1日で取引をスタートできる点も魅力です。審査が終わればすぐにCoincheckを利用できます。
ネムの取引は販売所のみで行っており、ネムの取引手数料は無料です。取引所での売買、レバレッジ取引はできません。ネムのスプレッドは比較的狭いですが、少し広めの通貨もあるため注意しましょう。
仮想通貨の取扱銘柄は16種類で、国内取引所では最も多くなっています。ネムとあわせて他の仮想通貨での取引を検討している方にもおすすめです。
ネム (NEM/XEM) 取引所をスプレッドで比較する際のポイント
販売所ではなく取引所を利用する
取引所方式の売買では、販売所と比較するとスプレッドがほとんどかかりません。そのため、スプレッドを極力抑えたい場合、ネムは販売所ではなく取引所で売買するのがおすすめです。取引所ごとに比較をする場合、ネムが取引所方式に対応しているかどうかを確認しましょう。
販売所は取引所よりもスプレッドが広いですが、価格が決まっているため売買が簡単です。販売所でネムを取引したいのであれば、なるべくスプレッドが狭い販売所を選びましょう。
取引量の多い取引所を選ぶ
ネムのスプレッドは取引所ごとに異なります。
取引所でネムの取引量が多ければ流動性が高くなり、スプレッドは比較的安定しています。取引量の少ない取引所はスプレッドが広くなりやすいため、注意しましょう。スプレッドは取引量だけに左右されるわけではありませんが、取引量が多いほどスプレッドは狭くなりやすいと言えます。
スプレッドの変動に気を配る
ネムの売買を行うときは、スプレッドの変動に気を配ることが大切です。
スプレッドは時間帯によって変動します。取引所におけるネムのスプレッドを比較する際は、同じ時間帯のスプレッドを比べましょう。
ネム (NEM/XEM) スプレッドまとめ
ネムは手数料以外に、スプレッドによる取引コストがかかります。スプレッドが広い取引所を選んでしまうとコストがかさみ、利益の減少につながるため、取引所を比較する際にはスプレッドの幅が狭いところを選ぶとよいでしょう。
仮想通貨取引所には販売所方式と取引所方式がありますが、取引所方式であればスプレッドはほとんどかかりません。取引量の多い取引所を選び、少しでも利益につなげましょう。
ネムの取引所選びに悩んでいる方は、今回ご紹介した3箇所をぜひ検討してみてください。