- BTCBOXでの取り引きには手数料が必要
- BTCBOXのBTC取引手数料は0.05%
- 取引所を選ぶ際は手数料以外のことも重要
BTCBOXは、日本では古参の仮想通貨取引所です。派手なCMやスキャンダルがないため、これまであまり注目を集めることはありませんでしたが、堅実に実績を積み重ねています。
この記事では、BTCBOXの手数料を中心に、他の取引所との比較や取引所の選び方についてもご紹介します。
BTCBOX (BTCボックス) とは
- 取扱通貨
- 取引手数料
- 最大レバレッジ
- 日本語対応
- スマホアプリ
- 法人口座
BTCBOXは2014年に日本で設立された仮想通貨取引所で、日本仮想通貨ビジネス協会のメンバーです。主にビットコイン、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、イーサリアムなどのJPYペアを提供しており、日本円での取引が中心です。ウェブサイトは日本語、中国語、英語で利用可能で、銀行振込を通じた日本円の入金に手数料がかからないことが特徴です。
取引所/販売所 | 取引所 |
取引仮想通貨数 | 4種類 |
日本語対応 | ○ |
スマートフォン対応 | ○ |
最大レバレッジ | 3倍 |
取引方法 | 現物取引/信用取引 |
最低取引単位 | 0.001BTC |
セキュリティ | コールドウォレット/マルチシグ対応 |
サポート | 公式HPのお問い合わせフォームにて |
法人口座 | ○ |
BTCBOXは、2014年3月6日に設立された日本の仮想通貨取引所です。2014年と言えば、当時世界最大規模の仮想通貨取引所マウントゴックスが破綻した年です。そのため、日本における仮想通貨業界が世界から取り残されることを危惧し、立ち上げられた取引所と言われています。
他の取引所と比べ、派手なCM等を行ってないので地味な印象は拭えませんが、ハッキング等の犯罪に巻き込まれたことがなく、取引量の増加によるサーバーダウンも発生したことがありません。派手さはありませんが、堅実な取引所として古くからユーザーの信頼が厚い取引所です。
BTCBOX (BTCボックス) の取扱通貨
取扱通貨はBTC、BCH、LTC、ETHの4種類のみですが、現実問題としてこの4種類の取り引きができれば、大きな問題はないように思います。多くのアルトコインの取り扱いがある海外取引所も、この4種類のうちのいずれかが基軸通貨として利用できます。
草コインの取り引きを行いたいときは海外の取引所を利用することになると思いますが、その場合はいきなり日本円では取引ができません。
まずは国内の取引所でBTCなどの基軸通貨を手に入れ、それを海外取引所の自分の口座に送金しなければなりません。そのような場合も、BTCBOXで取り引きできる4種類の通貨で十分に対応できます。
BTCBOX (BTCボックス) には手数料がかかる
仮想通貨取引所は、取引手数料やスプレッド(売値と買値の差)から収益を得ています。そのため、仮想通貨の取り引きには手数料がかかります。
BTCBOXでの取引手数料は、他の取引所と比べた場合、同じかやや低めに設定されています。しかしその分、スプレッドはやや大きめと言われています。
長期的な保有が目的ならあまり気にする必要はありませんが、スプレッドが大きいことで短期売買で利益を出すことは難しくなります。自分の利用目的に応じて、複数の取引所を使い分けることが必要です。
BTCBOX (BTCボックス) の手数料について
取引手数料
通貨 | 手数料 |
BTC(ビットコイン) | 0.05% |
ETH(イーサリアム) | 0.10% |
BCH(ビットコインキャッシュ) | 0.10% |
LTC (ライトコイン) | 0.10% |
日本ではキャンペーンなどで手数料が無料の取引所もありますが、世界的に見ると1~2%が標準となっています。また、日本人ユーザーも多いBinanceは手数料の安さも人気の要因の一つですが、売買手数料は0.1%(独自トークンBNB使用で0.05%)です。
日本円入出金手数料
入金手数料 | 出金手数料 |
無料 (振込手数料別途) | 15万円未満:400円 15万円以上以上:750円 |
仮想通貨入出金手数料
仮想通貨も入金時の手数料は無料(他の取引所からの送金手数料は必要)です。出金時は有料となり、例えばBTCの場合は1回につき0.001BTCの手数料が必要です。
これは、金額によらず1回当たりの送金にかかる手数料となります。10BTCでも0.1BTCでも送金手数料は変わらないため、送金はできるだけまとめて行うことをおススメします。
ただし、大きな金額を送金する場合は、アドレス間違いなどで全て失ってしまう恐れがあります。そういった場合は、最初に少額でテスト送金を行い、正常に送金ができたことを確認してから残りの金額を送金するようにしましょう。手数料は2回分必要になりますが、万が一に備えた保険のようなものと考えてください。
BTCBOX (BTCボックス) 以外の取引所の手数料について
日本の主要取引所との取引手数料の比較は以下の表を参考にしてください
取引所 | BTC (ビットコイン) | アルトコイン |
BTCBOX | 無料 | 0.2% |
bitFlyer (ビットフライヤー) | 0.01%~0.15% | 0.20% |
GMOコイン | 無料 | 無料 |
日本の主要取引所との入出金手数料の比較はこちらの表を参考にしてください
取引所 | 入金 | 出金 |
BTCBOX | 無料(振込手数料負担) | 400円~750円 |
bitFLyer (ビットフライヤー) | 無料(振込手数料負担) クイック入金:324円 | 三井住友銀行から出金:216円~432円 それ以外の金融機関:540円~756円 |
GMOコイン | 無料 (振込手数料負担) 即時入金サービス:無料 | 無料 |
BTCBOX (BTCボックス) の手数料 まとめ
数ある取引所の中で、どの取引所を利用するかという判断は、それぞれの特徴を把握した上で選ぶことをおススメします。どのくらいの手数料がかかるかということは、その判断材料として重要な項目ですが、手数料が安い取引所が良い取引所というわけではありません。
取引所を運営するには、様々な経費が掛かります。人件費、インフラ整備費、そしてセキュリティに関する費用などです。取引所の収入が少なければ、支出を抑えなければなりません。その結果、セキュリティが甘くなって犯罪に巻き込まれたり、少しの取引量増加でサーバーが落ちてしまうということも考えられます。
手数料が安いということだけで取引所の良い悪いを判断せず、セキュリティやインフラがしっかり整っているかという点も、しっかり確かめなければなりません。
また、ほとんどの取引所は、口座開設や口座維持に費用は掛かりません。なので、複数の取引所に口座を開設し、用途や目的に合わせて使い分けることもできます。
手数料だけで比較すると、BTCBOXより魅力的な取引所もあります。しかし、それだけにとらわれず、総合的にしっかりとした判断が必要です。