- Bybitにのみスマホアプリがある
- Bybitの特徴は日本語で問い合わせ可能でキャンペーンが豊富なこと
- BitMEXは注文方法や取り扱い通貨ペア数が多彩
「BybitとBitMEXの違いは何?」「BitMEXからBybitへ乗り換えようか迷っている」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本記事ではBybitとBitMEXの違いについて、手数料率・取扱銘柄数・基軸通貨・注文方法の多さ・安全性・スマホアプリの有無・キャンペーンの豊富さという点から比較します。本記事を読むことで、BitMEXとBybitで異なる点が理解できると思いますので、ぜひご一読ください。
Bybit (バイビット) とはどんな仮想通貨取引所?
取引所名 | Bybit |
会社所在地 | シンガポール |
対応する取引 | 仮想通貨デリバティブ |
取引手数料 | メイカー 0.01-0.0%/テイカー 0.06-0.03% |
レバレッジ倍率 | 最大100倍 |
日本語対応 | ○ |
スマホアプリ対応 | ○ |
Bybitは仮想通貨デリバティブ取引専門の取引所です。レバレッジは最大100倍です。海外取引所ですが日本語対応しており、英語が苦手な方でも安心して取引できます。ボーナスキャンペーンが豊富なことでも知られています。
Bybit (バイビット) とBitMEX (ビットメックス) の違い比較一覧
BybitとBitMEXで以下の7つの項目を比較してみましょう。
- 手数料
- 取扱銘柄
- 取引の仕組み
- 注文方法
- 安全性
- スマホアプリ
- キャンペーン
手数料
BybitとBitMEXにおいて、取引にかかる手数料は以下の2つがあります。
- 取引手数料
- 資金調達手数料
取引手数料
取引手数料は注文が約定する際にかかるものです。BybitとBitMEXでは、テイカー注文とメイカー注文で適用される手数料が異なっています。
- テイカーとは注文板から注文を取り去る (テイクする) 注文のこと。
- メイカーとは注文板に注文を掲載する (流動性をメイクする) 注文のこと。
取引手数料 (BTC/USD・ETH/USD・XRP/USD無期限契約)項目 Bybit BitMEX メイカー注文 0.01-0.0% -0.025% テイカー注文 0.06-0.03% 0.075%
無期限契約の場合、取引手数料はどちらも同じです。
項目 | Bybit | BitMEX |
メイカー注文 | - | -0.05% (BTC/USD先物は-0.025%) |
テイカー注文 | - | 0.025% (BTC/USD先物は0.075%) |
先物契約はBitMEXの方にしか市場がありません。BTC/USD先物の取引手数料は無期限契約と同じですが、アルトコインの先物契約はビットコインの先物契約よりも高い手数料が設定されています。
資金調達手数料
資金調達率は現物価格とデリバティブの価格が剥離しないために設けられているもので、ポジションを保有しているときにかかります。Bybitでは日本時間の1:00/9:00/17:00、 BitMEXでは8:00/13:00/21:00のタイミングで徴収 (または付与) されます。資金調達率は現物価格との剥離度によって調整されるため、利率は一定ではありません。
項目 | Bybit | BitMEX |
5月3日 1回目/2回目/3回目 | 0.01%/0.01%/0.01% | 0.01%/0.01%/0.01% |
5月4日 | 0.01%/-0.0002%/0.01% | 0.01%/-0.0051%/0.0055% |
5月5日 | 0.0011%/0.01%/0.01% | -0.0041%/0.01%/0.01% |
合計 | 7.09% | 4.53% |
2020年5月3日~5日までの資金調達率の履歴を見ると、BitMEXのほうが適用される利率は低いようです。もし上記の期間に10000ドルのロングポジションを持ち続けていた場合、bybitで徴収される資金調達料は7.09ドル、BitMEXでは4.53ドルです。
取扱銘柄
取扱銘柄については、BitMEXのほうが多いです。両取引所の通貨ペアの対応状況は次の表のとおりです。
対応通貨ペア | Bybit | BitMEX |
BTC/USD無期限 | ○ | ○ |
ETH/USD無期限 | ○ | ○ |
EOS/USD無期限 | ○ | × |
XRP/USD無期限 | ○ | ○ |
BTC/USDT無期限 | ○ | × |
BTC/USD先物 | × | ○ |
ADA/BTC先物 | × | ○ |
BCH/BTC先物 | × | ○ |
EOS/BTC先物 | × | ○ |
ETH/USD先物 | × | ○ |
ETH/BTC先物 | × | ○ |
LTC/BTC先物 | × | ○ |
TRX/BTC先物 | × | ○ |
XRP/BTC先物 | × | ○ |
取引の仕組み
Bybitの場合取り扱い市場のほとんどは米ドル基軸ですが、BitMEXではビットコイン基軸のほうが多いです。米ドル基軸であればビットコイン価格が上昇するかどうかに注目するだけですが、ビットコイン基軸の市場の場合はビットコインと取引する通貨の両方の価格変動に注意が必要です。
基軸通貨 | Bybit | BitMEX |
米ドル | 4市場 | 6市場 |
ビットコイン | 0 | 7市場 |
テザー | 1市場 | 0 |
注文方法
注文時の細かな設定については、BitMEXの方が多彩です。新規注文でトレイリングストップ注文が可能だったり、逆指値注文がかんたんに設定できたりなど多彩な注文方法が可能になっています。ただしBybitでも「条件付き注文」という項目で逆指値注文はできますし、建玉のメニューからトレイリング注文は可能です。Bybitでも問題なくトレードは行なえるでしょう。
安全性
安全性についてはBybitのほうが上でしょう。というのもBitMEXは2019年11月に、顧客のメールアドレスを大量に流出させてしまう事故があったからです。アカウント情報や仮想通貨資産は漏洩していないものの、仮想通貨業界では前代未聞の事件でした。Bybitはこれまでのところ事故は起こしていませんので、安全だといえるでしょう。
スマホアプリ
BitMEXはスマホアプリがありませんが、Bybitにはスマホアプリがあります。AndrodとiOSの両方に対応しており、外出先でも手軽にトレードを楽しめます。
Bybit (バイビット) の初心者向けボーナスの受け取り方
Bybitは条件を満たすとボーナスをもらえるキャンペーンが豊富です。初心者向けのボーナスキャンペーンは次の3つがあります。
- 公式SNSでボーナス
- 取引でボーナス
- 初回入金でボーナス
公式SNSでボーナス
Bybitの公式ツイッターアカウントに書いている手順を行えば、5ドルのボーナスをもらえます。
まずBybitの公式ツイッターをフォローしましょう。そして上記のツイートを「コメント付きリツイート」します。そして応募フォームに入力して申請するだけです。二営業日以内に5ドルのボーナスがアカウントに振り込まれます。
初回入金でボーナス
初回の入金額に応じて取引手数料に使えるクーポンを獲得できます。
仮想通貨 | 5ドルクーポン獲得条件 | 50ドルクーポン獲得条件 |
ビットコイン | 0.05BTC以上 | 0.5BTC以上 |
イーサリアム | 2ETH以上 | 20ETH以上 |
イオス | 140EOS以上 | 1400EOS以上 |
リップル | 1900XRP以上 | 19000XRP以上 |
※入金要件は市場環境の変化に応じて変動します
初回に入金するときは、上記の金額をチェックしておきましょう。なお初回入金クーポンは、初回の入金額に応じて一度きりしか申請できませんのでご注意ください。
累計入金でボーナス
入金合計額が1BTC以上になると、20ドルのクーポンをもらえます。イーサリアムやイオス、リップルはカウントされません。またコイン両替で得たビットコインも対象にならないとのことです。
Bybit (バイビット) の期間限定ボーナスの受け取り方
Bybitでは、次の3種類の期間限定キャンペーンが行われています。
- 戦略アラートでボーナス
- 相互保険でボーナス
- 累計取引でボーナス
戦略アラートでボーナス
アプリで戦略アラートを作成して5ドルのクーポンを獲得できます。Bybitの上部メニュー「最新イベント」から「特典センター」を選択し、戦略アラート欄の「今すぐ申請」ボタンを押しましょう。
相互保険でボーナス
PC端で相互保険を購入することで、ボーナスが貰えます。(BTC/USDペアのみ)BTC/USDペアのみとなっているので注意が必要です。
累計取引でボーナス
10日間連続で取引すると5ドルのクーポンを獲得できます。10日間連続で取引したら「特典センター」ページから申請を行いましょう。
Bybit (バイビット) とBitMEX (ビットメックス) の共通点一覧
BybitとBitMEXの共通点は以下の3つです。
- 日本語対応
- 最大レバレッジ
- ゼロカット
日本語対応
BybitとBitMEXはどちらも日本語に対応してます。取引のプラットフォームやWEBサイトの各ページは日本語で表示されますので、英語が苦手な方でも取引可能です。ただしBybitなら、トラブルが合った場合も日本語で問い合わせできます。ゆえに日本語対応力が優れているのはBybitといえます。
最大レバレッジ
BybitとBitMEXの最大レバレッジ倍率は100倍です。手持ち資金が少なくても大きな額の注文を行え、利益を最大化できるでしょう。たとえば10万円分のビットコインを証拠金に差し入れた場合、1000万円分もの注文を行えます。国内取引所の最大レバレッジ倍率は4倍なので、このハイレバレッジはトレーダーにとって非常に魅力的でしょう。
ゼロカット
追証なしのゼロカットシステムを採用している点は、BybitもBitMEXも同じです。差し入れた証拠金以上の損失が出た場合においても、取引所はトレーダーに対して証拠金の補填 (追証) を求めません。なぜならトレーダーの損失分は、「保険基金」から充填されるからです。「保険基金」とはトレーダーたちが強制決済 (ロスカット) されたポジションの証拠金が積み立てられたものです。
BybitもBitMEXも「保険基金」のしくみがあるため、入金した資金以上のお金を失うことはなく、ユーザーは安心して取引できます。
Bybit (バイビット) とBitMEX (ビットメックス) 違い まとめ
BybitがBitMEXよりも優れている点は、「スマホアプリがあること」「安全性が高いこと」「キャンペーンが豊富なこと」「日本語で問い合わせできること」です。
BiMEXが優れている点は「取り扱い通貨ペア数が多いこと」「注文方法が多彩なこと」でした。BitMEXからBybitへ乗り換えても、多くの方は問題なく使えるでしょう。本記事を参考に、ぜひBybitへ乗り換えてみてはいかがでしょうか。