GMOコインの取扱通貨はBTC、ETH、XRP、LTC、BCHである
取引形式が販売所、取引所、仮想通貨FXの3種類から選べる
取引所のレバレッジ取引で取り扱う通貨数は国内最多
GMOコインの取扱通貨やその特徴について、それぞれの仮想通貨ごとにわかりやすく解説しています。
さらに売買できる通貨ペアやほかの取引所とGMOコインの比較についても書いているので、これからの通貨や取引所選びにぜひ役立ててみてください。
GMOコインの取扱通貨は5種類
取扱通貨,取引所,販売所,レバレッジ
BTC,○,○,10倍
ETH,○,○,5倍
XRP,○,○,5倍
BCH,○,○,5倍
LTC,○,○,5倍
GMOコインの取扱通貨は上記の5種類です。5種類の仮想通貨すべてにおいて、取引所と販売所の双方の形式に対応しています。また現物取引の他に、各仮想通貨でレバレッジ取引が可能です。
GMOコインでは利用者の取引レベルに応じてさまざまな使いかたができます。
例えば初心者のうちは販売所形式でカンタンに仮想通貨を売買し、取引に慣れてきたら取引所形式で仮想通貨を売買するといった利用ができます。
販売所では誰でも仮想通貨を購入できるため、GMOコインはこれから仮想通貨取引を始める初心者にもオススメの取引所であるといえます。
GMOコインの取扱通貨①ビットコイン (Bitcoin/BTC)
ビットコイン (Bitcoin/BTC) の特徴
発行枚数,2100万枚
レバレッジ,10倍(後に4倍)
最小注文数量 (現物取引),0.0001BTC/回
最小注文数量 (レバレッジ取引),新規、決済ともに0.01BTC/回
最大注文数量 (現物取引),25BTC/回
最大取引数量 (現物取引),100BTC/日
最大取引数量 (レバレッジ取引),新規1000BTC/日
ビットコインは第三者の管理を必要としない世界初の仮想通貨です。「仮想」の「通貨」なので通貨という実態は存在しませんが、円やドルのような法定通貨同様にデジタル通貨としてインターネット上で利用することができます。ビットコインの通貨単位はBTCといいます。
またビットコインは金のデジタル版を構想していたため、希少性をもつように設計されています。そのためビットコインの総発行枚数はあらかじめ決められており、その数は実に「2100万枚」にものぼります。
ただし現時点ですべてのBTCが発行されているワケではなく、通貨の新規発行にいたるマイニング(採掘)行為を通して2140年頃までに段階的に発行される仕組みを採用しています。
不動の時価総額1位の主流通貨
ビットコインは世界で最初に誕生した仮想通貨です。ビットコインの始まりは2008年にさかのぼります。サトシナカモトとよばれる正体不明の人物が発表した論文をもとに、そのアイデアに共感したネット上の有志の人物たちにより開発されました。
そして2010年5月にビットコインを使った初めての商取引が成立したことはとても有名な話です。米国フロリダ州に住むソフトウェアエンジニアで当時28歳の男性がピザ2枚を1万BTCで購入しました。この出来事のおかげでビットコインが現実世界で利用できることが初めて証明されたのです。
現在ビットコインは仮想通貨の登場以来変わらず、時価総額トップを維持しています。
決済プラットフォームとして開発
ビットコインは商取引の決済手段としても優れています。店舗側の負担するクレジットカードの決済手数料は通常2~3%程度ですが、ビットコインの手数料は数十円から数百円程度ととても安く、利便性が高いことが大きな特徴です。
また分散型台帳技術であるブロックチェーンのおかげで、高度なセキュリティも確保されます。すべての当事者が同じ台帳を確認することができるため、不正や改ざん行為が行われるリスクはほぼないといっても過言ではありません。
このようにビットコインは日常的に決済や送金で利用されることを想定して開発されました。2019年現在ではECサイトや実店舗など多くのお店で決済手段としての利用が可能です。例えば日本国内ではDMM.comやビッグカメラ、メガネスーパー、HIS等の大手企業でビットコインを用いた支払いができます。
ビットコイン (Bitcoin/BTC) の今後・将来性
ビットコインの発行上限枚数は2100万枚と限られています。ビットコインは希少性をもつように設計されているため、世の中の需要に応じてその価値が高くなっていくことは確実です。
さらにビットコインは世界共通の普遍的通貨です。どこか特定の国や第三者機関に依存するワケではなく、どの国の企業や団体でもカンタンに採用することができます。そして私たち利用者は国境を越えるたびに両替手数料を支払う必要はなく、円やドルのような法定通貨よりも利便性が高いです。
今後ビットコインが多くの人に信用されて普及するようになれば、今まで以上に価値が上昇していく可能性は非常に高いと言えます。
GMOコインの取扱通貨②イーサリアム (Ethereum/ETH)
イーサリアム (Ethereum/ETH) の特徴
発行枚数,上限なし
レバレッジ,5倍
最小注文数量 (現物取引),0.01ETH/回
最小注文数量 (レバレッジ取引),新規、決済ともに0.1ETH/回
最大注文数量 (現物取引),300ETH/回
最大取引数量 (現物取引),1000ETH/日
最大取引数量 (レバレッジ取引),新規10000ETH/日
イーサリアムは2015年7月に発行された時価総額第2位の仮想通貨です。ただしビットコインとは異なり、単なる仮想通貨の名称というワケではなく、正式にはブロックチェーン技術を基盤にしたプラットフォームの名称をさします。イーサリアムの通貨単位はETHです。
現時点ではイーサリアムの発行枚数に上限がありません。しかしインフレを抑制するため、次期アップデートのコンスタンティノープルでマイニング報酬を3ETHから2ETHに変更し、発行上限を設定する可能性があるといわれています。
19歳の青年が考案
イーサリアムの考案者は当時19歳のヴィタリック・ブテリン氏です。ヴィタリックは1994年にロシアで生まれ、6歳の頃に家族と共にカナダに移住してきました。すでに小学生の頃から数学やプログラミングに秀でていたといわれています。
ヴィタリックは2007年から2010年頃まで世界的なオンラインゲーム「World of Warcraft」に夢中でしたが、ある日突然キャラクターのパラメータが変更されていることにひどく驚きました。この出来事により「中央集権的なサービスの恐ろしさを知った」と語っています。
そしてゲーム以外に熱中できる対象を探していたさなか、2011年にビットコインを知ります。当初はビットコインに価値があるのかどうか懐疑的でしたが、ビットコインに関する記事を書くアルバイトを通して、やがてその魅力に惹かれ興味をもつようになりました。
その後2013年にヴィタリックは世界中をまわりさまざまな仮想通貨関連のプロジェクトをみる過程で、イーサリアムプロジェクトを構想するにいたりました。
スマートコントラクトの搭載が大きな魅力
イーサリアムに搭載されているスマートコントラクトはあらゆる契約をプログラム化し自動的に執行できる機能です。実社会でのスマートコントラクトの導入はあらゆる産業のコストカットが期待できるため、大きな注目を集めている技術といえます。
例えば今までの契約では信頼の担保となる仲介者をはさんで書面が交わされることが一般的でした。一方でスマートコントラクト技術を利用すると、仲介者なしに自動的に契約や取引が執行されます。その技術が信頼性や正確性を担保してくれるため、手間もコストも大きく削減できるのです。
イーサリアム (Ethereum/ETH) の今後・将来性
イーサリアムは今後DApps(分散型アプリケーション)のプラットフォームとして実社会で利用される可能性が非常に高いといえます。
さらに企業のビジネス活用を目的として設立されたイーサリアム企業連合 (EEA) では、マイクロソフトやインテル、KDDI、トヨタなどの有名企業が参加しています。これらのプロジェクトが成功すれば、日常でイーサリアムを利用する機会が増え、イーサリアムの価値も次第に上昇していくと考えられています。
GMOコインの取扱通貨③リップル (Ripple/XRP)
リップル (Ripple/XRP) の特徴
発行枚数,1000億枚
レバレッジ,5倍
最小注文数量 (現物取引),10XRP/回
最小注文数量 (レバレッジ取引),新規、決済ともに100XRP/回
最大注文数量 (現物取引),30万XRP/回
最大取引数量 (現物取引),100万XRP/日
最大取引数量 (レバレッジ取引),新規250万XRP/日
リップルはスピーディかつ低コストの送金に特化した仮想通貨です。その原型は2004年にカナダのソフトウェアエンジニアであるRyan Fuggar氏により考案されました。リップルの通貨単位はXRPです。
リップルを開発したRipple Inc.の最終目的は「価値のインターネット」を実現することです。情報が移転する速さと同じように、あらゆる場所に瞬時に価値を届けることのできる未来を目指しています。
迅速な送金を目指し開発
リップルは既存の国際送金のシステムを変えるために開発された仮想通貨およびプロジェクトの総称です。現在の国際送金システムは多くの銀行を介するため、送金に高い手数料と多くの日数がかかります。
しかしリップルの提案する送金システムを利用するのであれば、わずか数秒で迅速な送金が可能で、手数料もほとんどかかりません。
またリップルはブリッジ通貨の役目を果たすことでも知られます。リップルの提供するプラットフォームではXRPを介することで法定通貨や仮想通貨が瞬時に交換可能です。もちろん法定通貨間の両替でもXRPは利用できます。
今人気の通貨
リップルは今、世界中から注目を集める仮想通貨です。特に日本や韓国では絶大な人気をほこります。その人気の理由の高さにはさまざまな要因が考えられますが、実需面での影響が強いでしょう。
リップルは既存の金融機関との相性がよく、数百を超える多くの銀行が採用を発表しています。日本ではSBIホールディングスがリップル社の株式を10%保有し、両者のジョイントベンチャーであるSBI Ripple Asiaが設立されたことは記憶に新しいでしょう。またGoogleが出資していることもリップルの信用度の高さを物語っています。
このように多くの大企業から出資や業務提携を受けている事実がリップル人気の理由の一つといえます。
リップル (Ripple/XRP) の今後・将来性
リップルは続々と世界中の大手銀行や大企業と提携を発表しています。銀行や企業はリップルの送金システムを利用することで、迅速で低コストの送金が可能となります。その結果として企業は無駄な手間やコストを大きく削減できるため、リップルはとても魅力的なシステムなのです。
今後リップルシステムを活用した銀行や企業がさらに増え、リップルが実社会で利用される日はそう遠くないことでしょう。
GMOコインの取扱通貨④ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH)
ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH) の特徴
発行枚数,2100万枚
レバレッジ,5倍
最小注文数量 (現物取引),0.01BCH/回
最小注文数量 (レバレッジ取引),新規、決済ともに0.1BCH/回
最大注文数量 (現物取引),300BCH/回
最大取引数量 (現物取引),1000BCH/日
最大取引数量 (レバレッジ取引),新規5000BCH/日
ビットコインキャッシュは2017年8月にビットコインから分裂して誕生した仮想通貨です。仮想通貨取引の需要増加による送金時間の遅延や手数料高騰の問題 (スケーラビリティ問題) がきっかけで分裂しました。ビットコインキャッシュの通貨単位はBCHです。
もともとのビットコインが目指していた「Peer to Peer Electronic Cash」の意志を引き継ぐ仮想通貨です。ビットコインがデジタルゴールドを目指しているのに対し、ビットコインキャッシュは利便性の高い決済システムを目指しています。
ビットコイン (Bitcoin/BTC) の問題を克服
ビットコインキャッシュの基本仕様はビットコインに似ています。しかしビットコインの世界的な需要増加によるスケーラビリティ問題に克服するために、1ブロック当たりのデータ容量を大きくすることで問題解決をはかりました。
分裂前のビットコインのブロックサイズは1MBでした。これに対しビットコインキャッシュは8MBに拡大し、スケーラビリティ問題に対処しました。さらに2018年5月にデータ容量は32MBに拡大されました。
このおかげで現在では、より迅速な送金や決済が行えるように改善されています。
決済アプリがリリース
ロジャー・バー氏率いるBitcoin.comはビットコインキャッシュで店舗決済可能なアプリ「Bitcoin Cash Merchant」を発表しました。同アプリはAndroid OS専用のPOS決済アプリで、実店舗での少額決済を想定してつくられています。
アプリ自体はBCHアドレスの紐づけと現地通貨の選択をおこなうだけで、とてもシンプルな設計となっています。小売店側はアカウント作成の必要がなく、すぐに利用できることが最大のメリットです。また1決済あたりの送金手数料は1円未満なので、手数料を安くおさえられることも嬉しいかぎりです。
ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH) の今後・将来性
ビットコインキャッシュはデータ容量を拡大することにより、迅速で低コストの送金を実現しています。さらに今後ブロックチェーン上のデータを圧縮するSegwit技術が実装されるのであれば、より機能性が向上する可能性が高いといえます。
また実店舗導入を想定した決済アプリがリリースすることで、ビットコインキャッシュを日常で利用する機会は少しずつ増えていくかもしれません。このようにビットコインキャッシュはビットコインのかかえる諸問題をクリアしているため、今後決済通貨としてより注目が集まっていくでしょう。
GMOコインの取扱通貨⑤ライトコイン (Litecoin/LTC)
ライトコイン (Litecoin/LTC) の特徴
発行枚数,8400万枚
レバレッジ,5倍
最小注文数量 (現物取引),0.1LTC/回
最小注文数量 (レバレッジ取引),新規、決済ともに1LTC
最大注文数量 (現物取引),500LTC/回
最大取引数量 (現物取引),4000LTC/日
最大取引数量 (レバレッジ取引),新規50万LTC/日
ライトコインはビットコインのかかえるスケーラビリティ問題を克服するために開発された仮想通貨です。2011年に元GoogleエンジニアであるCharlie Lee氏により考案・開発された通貨で、ビットコインの次に古い歴史をもっています。ライトコインの通貨単位はLTCです。
ライトコインはビットコインをベースに欠点を補完する形で改良されており、開発者は「ビットコインは金ならば、ライトコインは銀」であるといいます。主に私たちの実生活の決済で使われることを想定して作られています。
スケーラビリティ問題を解決
ライトコインはビットコインに先駆けてSegwitという技術を実装し、スケーラビリティ問題を改善しました。Segwitはブロックチェーン上のデータを圧縮する技術です。
ライトコインの送金スピードはビットコインより約4倍早くなるよう設計されています。ビットコインのブロック生成速度が1ブロックあたり約10分かかるのに対し、ライトコインは約2.5分です。
発行枚数でインフレ防止
ビットコインの発行上限枚数は2100万枚に対して、ライトコインの発行上限枚数は8400万枚です。この発行枚数の設定はビットコインよりも日常の少額決済で利用されることを想定したためといわれています。発行枚数が多い分、1ライトコイン当たりの価格はビットコインより安いです。
ライトコイン (Litecoin/LTC) の今後・将来性
ライトコインは高速かつ低コストで安全に決済ができる仮想通貨です。
決済サービスの実用化に注力しており、企業との提携が進んでいます。ライトコインを決済手段として導入する企業が増えれば、私たち自身も日常利用する機会が増え、生活に浸透する可能性が考えられます。利用者が増えれば増えるほど、ライトコインの価値は次第に高まっていくでしょう。
GMOコインで売買できる通貨ペア
現物取引での通貨ペア
GMOコインで現物取引できる通貨ペアは以下の5種類です。すべて仮想通貨と日本円のペアになります。 (2019年5月現在)
ビットコイン,BTC/JPY
イーサリアム,ETH/JPY
リップル,XRP/JPY
ビットコインキャッシュ,BCH/JPY
ライトコイン,LTC/JPY
現物取引ではGMOコインで取り扱うすべての銘柄が売買可能です。さらに販売所と取引所の双方の形式から選べます。
販売所ではGMOコインの提示する価格でご希望の数量を指定すればカンタンに売買が可能です。ただし提示価格にスプレッド手数料が上乗せされているため、割高での取引になります。一方で取引所では利用者同士の売買になるため、販売所より安く購入できるメリットがあります。ただし操作に慣れが必要です。
双方の形式に一長一短がありますので、ご自身のレベルに応じてうまく使い分けましょう。
仮想通貨FXでの通貨ペア
GMOコインで仮想通貨FX (証拠金取引) ができる通貨ペアは以下の5種類です。すべて仮想通貨と日本円のペアになります。 (2019年5月現在)
ビットコイン,BTC/JPY
イーサリアム,ETH/JPY
リップル,XRP/JPY
ビットコインキャッシュ,BCH/JPY
ライトコイン,LTC/JPY
仮想通貨FXでは保有金額以上の大きな金額での取引が可能です。相場に勝てば大きなリターンを得ることができますが、負ければ損失も大きくなります。まずは現物取引に慣れたうえで挑戦するのがいいでしょう。
取扱通貨で比較したときのGMOコイン
GMOコイン,5種類
BITPoint,5種類
bitbank,6種類
bitFlyer,7種類
Coincheck,9種類
BitMEX,8種類
DMM Bitcoin,7種類
BINANCE,152種類
取扱通貨数は2019年6月現在のデータです。
GMOコインの取扱通貨数はほかの取引所と比べると少ないです。しかしGMOコインではすべての銘柄が販売所・取引所・仮想通貨FXの3種類の取引形式に対応しています。
中でもレバレッジをかけた取引所取引では国内最多の銘柄数をほこります。その点を考慮すると、GMOコインは初心者から上級トレーダーまで幅広い層にオススメできる取引所であるといえます。
GMOコインの取扱通貨のまとめ
今回の記事ではGMOコインの取扱通貨に関して1通貨ずつ掘り下げて話してきました。
基本の人気コインは一通り取り扱っておりますので初心者にもおすすめのラインナップとなっています、まだ口座開設を行っていない人はぜひ口座開設をして取引を始めてみてください。