- 将来性のあるアルトコインを選ぶには3つのポイントがある
- 将来性が高いアルトコイン6つ・あまり知られていないアルトコイン3つをご紹介
- 海外取引所BINANCEでは多くのアルトコインを売買できる
「将来性の高いアルトコインを知りたい!」そう思っていませんか?
本記事では、将来性の高いアルトコインを選ぶポイントを解説し、独自の視点でアルトコインを9つピックアップしました。この記事を読むことで、どのアルトコインの将来性が高いのかがわかります。
仮想通貨の2020年・2021年相場予想
アルトコインとは
そもそもアルトコインとはなにか
アルトコインはビットコイン以外の仮想通貨のことです。世界で初めて誕生した仮想通貨であるビットコインよりも後に誕生したアルトコインは、ビットコインを代替するための通貨として開発されました。
アルトコインと呼ばれる理由
アルトコインは英語のaltcoinを日本語読みしたものです。
「代替えコイン」を英語でいうとalternative coin となりますが、これがaltcoinの語源となりました。オルトコインという呼び方もあります。
アルトコインの種類
2018年4月の時点で、アルトコインは1,600種類以上あるとされています。
アルトコインの特徴
アルトコインの特徴は多岐に富んでいます。たとえばビットコインのように支払い手段として使われるものや、イーサリアムのようにアプリのプラットフォームとして利用するもの、データの記録に特化したものなどがあります。
1,600種類以上あるアルトコインで共通していることは、ビットコインよりも優れた機能をもつ点です。
たとえばライトコインはビットコインよりも送金時間が短く設計されていますし、イーサリアムはビットコインにはない様々なアプリを開発できるしくみをもっています。世界初の仮想通貨であるビットコインを参考に、さまざまな改良がなされたのがアルトコインです。
アルトコインとビットコインの価格連動
ビットコインが値下がりするとき、アルトコインもビットコインと連動して値下がりすることが多いです。なぜなら多くのアルトコインの価格は、ビットコインを基軸としているからです。たとえばイオスは、仮想通貨取引所では約0.0004BTCで取引されています (2019年9月現在)。
そのためビットコインの価格が下がるとある程度アルトコインの価格も下がるようになっています。
今後・将来的にもアルトコインはおすすめできる?
仮想通貨ではビットコインが1番知名度のある通貨ですから、ビットコイン以外の仮想通貨を購入するのをためらってしまう方は多いです。しかし、アルトコインの購入は推奨できます。
ビットコインよりも注目度の高い仮想通貨はたくさんありますし、次から紹介する将来性のあるアルトコインの見つけ方を知っていれば問題ありません。
今後・将来性のあるアルトコインの見つけ方
将来性のあるアルトコインを探すときは、次の3つの点に着目してみましょう。
- 取引量が多いものを選ぶ
- 機能が改善することが期待されている
- アップデートの予定が既に公開されている
取引量が多いものを選ぶ
1つ目は、取引量が多い仮想通貨を選ぶことです。取引量が多いということは多くのユーザーが売買していることを示しており、人気が高い通貨であるといえるでしょう。企業でいえば売上高のようなもので、売上高が大きいほど企業の信頼性は高いはずです。
あまりにも取引量が少ないと、「買ったはいいけど売りたいときに売れない」ことになってしまい、損をしてしまうリスクが高くなります。取引高はCoinMarketCapで確認できます。
機能が改善することが期待されている
2つ目は、現在の枠組みを壊して新たな価値を提供するものを選ぶことです。かんたんにいえばイノベーションを生み出すプロジェクトを選ぶということです。
たとえばリップル社は国際送金のためのしくみを提供していますが、これは既存の国際送金のしくみを延長したものではありません。
既存のSWIFTというしくみとは全く異なる、ブロックチェーンで送金できるしくみをつくりました。手数料が高い・着金するまでに日数がかかるという現在の送金システムの問題を解決したものになっており、世界各国の金融機関に採用され始めています。
この世の中にまだ存在しない、今まで見たことのないサービスは競合するサービスがないため世の中に広まる可能性が高いです。そのようなアルトコインプロジェクトがあったら、要チェックです。
アップデートの予定が既に公開されている
3つ目は、アップデートの予定が公開されているアルトコインを選ぶことです。アップデートの予定は株式でいうIRニュースのようなもの。ニュースが定期的に配信されることで、そのプロジェクトが最終的な目標に向かって着実に前進していることが投資家に伝わるでしょう。
最終的な目標に近づくに従って、そのアルトコインは価格が上昇する可能性が高いはずです。反対にアップデートの予定がほとんど出ていなかったり、出る頻度が少なかったりするプロジェクトは、目標にたどり着かず失敗してしまう可能性が高いでしょう。
アップデートの予定は、仮想通貨の公式ページや公式ブログ、ツイッターなどで確認できます。
今後・将来性が明るいアルトコイン6選
将来性のあるアルトコインを厳選し、6つご紹介します。
- イーサリアム
- リップル
- ビットコインキャッシュ
- クアンタム
- リスク
- ライトコイン
イーサリアム (Ethereum/ETH)
イーサリアムは仮想通貨時価総額第2位をマークしているアルトコインです。24時間取引高はテザー、ビットコインに次ぐ第3位。国内取引所のほとんどで取引できる、メジャーなアルトコインの1つです。
特徴はスマートコントラクトという自動契約執行機能を搭載していること。このスマートコントラクトが保険や金融業界における業務の省人化に貢献できるとされており、現在も研究・開発が進んでいます。
2019年11月にはメジャーアップデート「イスタンブール」の実装が予定されています。「ビットコイン以外にもなにかコインを保有したい」という初心者の方におすすめのコインです。
リップル (Ripple/XRP)
リップルはイーサリアムに次ぐ仮想通貨時価総額第3位をマークしている通貨です。24時間取引高は第7位。国内取引所では、bitbank、Coincheck、BITPoint、DeCurret等で取り扱われています。
ブロックチェーンベースの国際送金システムを運営するリップル社が発行している仮想通貨であり、リップル社の運営状況に応じて価格が変動します。
なお通貨リップル自体は、国際送金システムで使われる場面は少ないです。リップル社が運営する国際送金システム・リップルネットは世界中の多くの金融機関に利用され始めており、実用段階に入っています。
ビットコインキャッシュ (BitcoinCash/BCH)
ビットコインキャッシュは、時価総額第4位の通貨です。24時間取引高は第6位。ビットコインキャッシュについては、国内のほとんどの取引所で取り扱いがあります。
2017年8月にビットコインから分裂して誕生したビットコインキャッシュは、自らが「真のビットコインである 」と主張しています。ビットコインと同じように決済に使われる通貨として普及することを目指しています。
現在はビットコインほど普及しているとはいえませんが、ビットコインよりも決済スピードが速かったり送金詰まりしにくかったりするしくみをもっているため、機能性は非常に高いです。
クアンタム (Quantum/QTUM)
クアンタムは時価総額第36位の仮想通貨です。24時間取引高は、時価総額に比べて高く18位です。
国内取引所では取り扱いが無く、BINANCE等の海外取引所で売買できます。特徴はイーサリアムと同様にスマートコントラクト機能をもっていること。またそのスマートコントラクト機能は企業がかんたんに使えるように開発されており、ビジネスに利用できるとしています。
リスク (Lisk/LSK)
リスクは仮想通貨時価総額第48位の通貨です。
国内取引所ではbitFlyerやCoincheckで取り扱いがあります。
イーサリアムと同じように、アプリのプラットフォームとなります。JavaScriptというプログラミング言語でアプリの開発をできる点が特徴で、一般的なプログラマーでもかんたんにアプリを作成できます
ライトコイン (Litecoin/LTC)
ライトコインは仮想通貨時価総額第5位の通貨です。「ビットコインは金、ライトコインは銀」としており、
ライトコインはビットコインを補助する目的で開発されました。ビットコインが1万円札だとするとライトコインは小銭のイメージです。アメリカやヨーロッパの仮想通貨決済プロバイダに採用されるなど、決済用通貨として普及が進んでいます。
知名度は低いが将来性が高いアルトコイン3選
こちらではあまりメジャーではないアルトコインを3つご紹介します。
- カルダノ
- ダッシュ
- ウェーブス
カルダノ (Cardano/ADA)
カルダノは時価総額ランキング11位の仮想通貨です。
イーサリアムと同様にプラットフォーム型の仮想通貨ですが、開発チームが専門技術者と学者であることが特徴です。カルダノの営業部門を担う企業EMURGOは東京に所在を置いており、日本になじみ深い通貨の1つとなっています。
ダッシュ (Dash/DASH)
ダッシュは時価総額ランキング16位の通貨です。
支払い用の通貨として普及を目指しています。特徴は即時に送金が完了できる点です。ベネズエラなどの自国の通貨の価値が安定しない発展途上国において、活用が進んでいます。
ウェーブス (Waves/WAVES)
ウェーブスは時価総額第50位の通貨です。イーサリアムと同じように、プラットフォーム型の通貨です。
2019年5月に公開された、中国政府機関・CCIDによる仮想通貨格付けランキングで第13位にランクインしています。
今後・将来的にアルトコインで稼ぐ方法
アルトコインのトレードで稼ぐには、当たり前のことですが安く買って高く売る必要があります。安定した銘柄を長期保有する方法と、ある程度リスクがある銘柄を保有する方法の2つの戦略があります。
方法1 安定した仮想通貨を長期的に保有をする
利益を確実に出すための王道は、安定した銘柄を長期的に保有する方法です。ここまで9つの仮想通貨を紹介しましたが、その中でも価格が安定している銘柄は次の4つです。
- イーサリアム
- リップル
- ビットコインキャッシュ
- ライトコイン
上記の4つの銘柄は時価総額と24時間取引高が高いため、多くの人が取引しており信頼性が高いです。
10倍になるなどの高騰はのぞめないでしょうが、その代わり大きく暴落するリスクも少ないでしょう。余剰資金を年単位で長期投資すると良いでしょう。暴落したとしても動揺せず、保有し続ける強い気持ちが大切です。
方法2 リスクを覚悟した上で大きなリターンを求める
利益を出すためのもう1つの方法は、暴落するリスクを覚悟してあまりメジャーでない銘柄をトレードすることです。大きく値崩れする可能性もありますが、当たれば10倍以上になる可能性を秘めています。このページで紹介した9つの通貨のうち、このトレード方法に当てはまるのは次の5つです。
- クアンタム
- リスク
- カルダノ
- ダッシュ
- ウェーブス
上記は時価総額11位~50位までの通貨です。
ランキングが100位以下の名前を聞いたことのないような仮想通貨をトレードするよりは安全性が高いですが、それでも暴落するリスクを抱えています。またリスク以外は海外取引所でしか取り扱いがないため、取引する際は海外取引所へ口座開設する必要があります。
将来性のあるアルトコインを取引する際におすすめの仮想通貨取引所
ご紹介した仮想通貨を取引する際におすすめの取引所をご紹介します。
- Coincheck
- GMOコイン
- bitbank
- BINANCE
Coincheck (コインチェック)
国内取引所のCoincheckは、国内で最も通貨の取扱数が多い取引所です。
今回ご紹介した通貨のうち、イーサリアム、リスク、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュの5つの通貨を購入できます。マネックスグループの子会社となってから、取り扱い通貨を増やしたり仮想通貨の大口取引サービスを開始するなど、新たなサービスが展開されています。
GMOコイン
東証一部上場のGMOインターネットグループが運営しています。取引手数料や口座開設料は無料です。
クイック入金でも手数料が無料となっており、約定力が非常に高いためアービトラージにおすすめです。
登録はFacebook・Googleアカウントを使ってかんたんに行うことが出来ます。なお暗号資産(仮想通貨)取引専用アプリ「暗号資産ウォレット」も提供しており、プロ仕様のチャートを利用することができます。
bitbank (ビットバンク)
bitbankは板取引が使いやすい仮想通貨取引所です。特にリップルの取引高が多いことが特徴です。
今回ご紹介した通貨のうち、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュの4種類の通貨を板取引で売買できます。
BINANCE (バイナンス)
BINANCEは世界最大級の仮想通貨取引所です。
レバレッジ取引 (日本在住者は対象外) を開始したりアメリカに進出したりなど、事業をますます拡大しています。今回ご紹介した9種類のアルトコインをすべて取り扱いしています。
今後・将来的なアルトコイン取引のメリット3選
価格が大きく上がる可能性がある
アルトコイン取引の最大のメリットは大きく価格が跳ね上がる可能性があるということ。
リップルは現在20円〜30円ほどですが、仮想通貨バブルがあった2017年の12月には400円になっていました。今後リップルが最高値を更新することがあれば、今リップルを購入しても価格は20倍。
20倍の可能性がある投資はほとんどありませんから、アルトコインの購入のメリットと言えるでしょう。
あらかじめ値上がりを予想できるイベントがある
アルトコインは今後大きなアップデートをすることをあらかじめ発表する事が多いです。
イーサリアムでは大きなアップデートが2回予定されており、過去のアップデートでも価格が高騰しました。
利確のタイミングは難しいですが、アップデートを利用して利益を出すことができる点もアルトコイン取引のメリットです。
たくさんの銘柄から選べる
アルトコインは全部で2000種類以上あると言われています。
それぞれに異なったビジョンや仕組みがあるので、お気に入りのアルトコインに投資することが可能。今はまだ投資されていなくても、過去のイーサリアムのように技術が認められて価格が上がるというケースもありますから、たくさんの銘柄から投資先を選べるという点もアルトコインのメリットでしょう。
今後・将来的にアルトコイン取引のデメリット2選
価値のないアルトコインがある
先ほど2000種類以上のアルトコインがあることがメリットと紹介しましたが、これほど種類が多ければ価値を出せないアルトコインは大量に存在します。
実際に9割のアルトコインは意味をなさないだろうとも言われていて、マイナーすぎるアルトコインへの投資はリスクを伴いますから、注意が必要です。
入手が難しいアルトコインがある
国内の仮想通貨取引所ではCoincheckの9種類が多い部類に入ります。
海外取引所のBinanceが唯一アルトコインの取引が100種類以上できますが、他の取引所では有名銘柄しか取引できません。
アルトコインの今後・将来性 まとめ
半年から1年ほど経つと、有力とされるアルトコインのリストは様変わりしていることが多いです。常に最新の情報をチェックして、アルトコイントレードをしていきましょう。