アルティメットオシレーターは逆張り投資向けのテクニカル指標
正しい見方や投資への役立て方などからわかりやすく解説
計算式や設定方法も学び、アルティメットオシレーターの全体像をつかめる
「アルティメットオシレーターって何？」「見方や使い方がわからない」と悩んでいる方もいるでしょう。アルティメットオシレーターはテクニカル指標の一種で、見方や使い方をマスターすれば投資に役立てられます。
今回はアルティメットオシレーターを知りたい方のために、特徴や用途などを解説します。ダマシのリスクが少ない指標としても人気なので、この記事を参考に全体像をつかみましょう。
Trading View では100種類以上のインジケーターや50種類以上の描画ツールを自在に駆使し、相場の動向を把握できます。
また、ユーザー同士のコミュニケーションの場としての役割も兼ね備えています。自分のチャート分析やトレードの案を公開したり、他の人が公開した指標を見てトレードの参考にしたりできます。
さらに、ユーザー間のチャットやチャットルームの作成も可能で、全世界で数多くのトレーダーに愛用されています。
他にも公式に発表されたニュースや指標も見ることができます。トレードに必要な情報はこれ1つですべて手に入るといっても過言ではありません。
TradingViewは無料でも十分強力なツールですが、「PRO」「PRO+」「PREMIUM」といった3つの有料プランが用意されています。
一番手軽に始められる「PRO」でも「ボリュームプロファイル (価格帯別出来高)」という非常に強力なツールが使えるようになるので、本気でトレードに取り組みたい方にはとてもオススメです。
アルティメットオシレーターとは？
アルティメットオシレーターは、仮想通貨の買われすぎや売られすぎのサインを見分ける指標の一種です。仮想通貨の値動きには不確定要素が多く、ノーヒントでは価格変動を読みづらいため、アルティメットオシレーターのようなツールが重要でしょう。
究極オシレーターを用いれば、仮想通貨市場における需要と供給の関係をリアルタイムでチェックできます。中長期の投資に適しており、オシレーターが相場のトレンドと逆方向を向いていたら投資サインと考えられます。
ほかのオシレーターとの併用で、よりわかりやすく分析できることもポイントでしょう。以上からアルティメットオシレーターは、テクニカル分析を始めたばかりの初心者でも使いこなしやすいと考えられます。
ダマシの少ない逆張り指標
アルティメットオシレーターによる売買サインは少ないですが、ダマシが生じる可能性も低く、投資のタイミングを間違えにくいでしょう。ほかのオシレーターを使った結果、ダマシで後悔したらこちらの指標に切り替えることも考えられます。
計測期間の対象数は7・14・28があり、これらが正確な予測をしやすい設定です。対象数は直近のローソク足の本数と考え、5分足で7なら合計35分、1日足で28なら28日分の値動きがデータ計算を受けます。
アルティメットオシレーターの見方・取引ルール
アルティメットオシレーターは、買いか売りどちらのポジションを取るかで見方が変わります。ポジションに応じた使い方を学べば、投資サインを正確につかめるでしょう。テクニカル指標としての有効な利用方法を解説します。
売りから入る場合
価格が上がっている最中なのに、オシレーターがピークに来ていないダイバージェンスが起きたときが、空売りのチャンスです。
オシレーターがダイバージェンス発生時のボトムを抜けたタイミングで売りに入りましょう。特に50％以上からダイバージェンスが発生したときがチャンスです。
買いから入る場合
直近のチャート画面においてレートが下がっているのに、アルティメットオシレーターが上がっているコンバージェンスに注目しましょう。
オシレーターがコンバージェンス発生時のピークを抜けたら買いポジションに入るのがセオリーです。特に30％以下から上がり始めたら買いシグナルが強いと考えましょう。基本的な使い方は売りと買いで逆になると覚えるとよいです。
買いシグナル
下落トレンド中にアルティメットオシレーターが上がり始めたらダイバージェンスなので要チェックです。オシレーターが上の位置でピークに入り、下がり始めたら買い行動に出ましょう。
チャートとオシレーターの関係性が逆に入れ替わったら、売りポジションに転じることも大切です。基準としてオシレーターが70％以上まで行けば利益確定の売り、35％以下でも損切りとして売却しましょう。
売りシグナル
上昇トレンド中のダイバージェンス発生がサインです。オシレーターが下方向に入ったままピークに入り、抜けたら空売りを始めましょう。逆シグナルで買いに転じる判断も考えるのが賢明です。
オシレーター30％以下なら、空売り分を買い戻し利益確定を狙います。65％を超えたら諦めて損切りをおすすめします。
アルティメットオシレーターの計算方法
アルティメットオシレーターの計算方法は複雑です。最初に計算式に使う値幅を決めることになり、候補は以下の3つです。
- 当期高値-当期安値
- 当期高値-前期終値
- 前期終値-当期安値
以上3つから最大値を正式な値幅の「TR」とします。対象期間は表示中のチャートの足に合わせます。
続いて当日の買い圧力の値である「BP」を、当期終値- (前期終値 or 当期安値の小さい方「TL」)で計算します。そこから以下の計算式に数字を当てはめていけば完成です。
- アルティメットオシレーターの計算式'](7期BP合計／7期TR合計)×4＋ (14期BP合計／14期TR合計)×2＋(28期BP合計／28期TR合計)＝基本値
- (基本値／[4+2+1])×100＝アルティメットオシレーター
アルティメットオシレーターの設定方法
Coincheckを例に解説します。
インジケーターにあるテクニカル指標リストから「究極オシレーター」を選びましょう。
オシレーター内の設定ボタンを押しましょう。
「入力」タブでは3つの長さを設定できます。理想は「7・14・28」ですが、希望に合わせて数値を変えられます。
「スタイル」タブでは色やラインの太さなどを調整できるので、見やすい画を作りましょう。
アルティメットオシレーターまとめ
アルティメットオシレーターは、トレンドの逆を狙う戦略に役立てるのにふさわしい指標です。ダマシが少ないので、投資経験が浅い方でも使いこなせるでしょう。Coincheckなどでは、簡単な設定で追加できるシステムが整っています。
この記事で興味を持ったら、早速アルティメットオシレーターを使った投資にチャレンジしてはいかがでしょうか。
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