- chainFlyerはビットコインの取引を視覚的に見れるWebサービス
- bitFlyerが運営している
- ブロックやトランザクションを見ることでさまざまな情報を取得できる
ビットコインの取引を可視化できるchainFlyer。「chainFlyerの使い方を知りたい!」そう思っていませんか? そこで本記事では、chainFlyerの基本的な使い方について、画像つきでわかりやすく解説します。
chainFlyer (チェーンフライヤー) とは?
chainFlyerとは、ビットコインの取引が発生してブロックチェーンへ書き込まれるまでの様子を、アニメーションでわかりやすく可視化したサービスです。chainFlyerは国内取引所bitFlyerが提供しています。
chainFlyer (チェーンフライヤー) の基本情報
トランザクションとは
トランザクションをかんたんにいうと、「取引」です。「『送付元アドレス』から『支払先アドレス』へ『いくら』送付した」という情報が入ったデータをトランザクションと呼びます。
たとえば「1AJmA・・・」というアドレスから「3E2nN・・・」というアドレスへ0.01BTCを送付したとしましょう。この取引を1トランザクションと数えます。つまり送り元の人数だけ、さらにその人がお金を送るごとにトランザクションが発生します。
ビットコインの場合、世界中で発生したトランザクションはブロックという塊に10分ごとにまとめられます。chainFlyerを見てみると、ブロックは「茶色の箱」、トランザクションは「色とりどりの八面体」で表されています。
ブロックをクリックしてみましょう。「618933」番目のブロックの中に2,104個のトランザクションが入っているとわかります。
トランザクションで確認できる情報
chainFlyerでトランザクションをクリックしてみましょう。そのトランザクションのデータを見れます。
トランザクションデータの中で見るべきところをざっくり解説します。
各トランザクションに割り振られているID。このIDを使って自分のトランザクションを検索できる。
トランザクションがブロックに納められていない状態を「未確認」、ブロックに納められると「○承認」と表示される (○は数値) 。納められたブロックの後方にブロックがつながると、承認数が増えていく。取引に間違いがないと一般的に認められるのは6承認をとったときとなる。
送信額:送られたビットコインの数量。
送付手数料:マイナーに支払われる手数料のこと。送り元が負担する。
InPut:送り元のアドレスのこと。送付元アドレス。
OutPut:お金を受け取るアドレス。支払先アドレス。
ビットコインのトランザクション「UTXO」とは?
ビットコインのトランザクションには「どのアドレスから (InPut) 、どのアドレスへ (OutPut) いくら送ったか」が書き込まれています。
たとえばあなたが誰かからビットコインを受け取ったとき、トランザクションのOutPut欄にはあなたのアドレスが記録されます。InPut欄にはあなたにビットコイン送った人のアドレスが入っています。あなたが誰かにそのビットコインを送付しない限り、あなたのアドレスはInPutとして使われません。
IutPutに使われていない状態のアドレスのことをUTXO (unspent transaction output:使用されていないトランザクションOutPut) といいます。UTXOはアドレスの残高を管理する方法として使われます。
chainFlyer (チェーンフライヤー) の使い方
アドレス・トランザクションを調べる
検索ボックスにアドレスやトランザクションIDを入力して検索できます。自分がビットコインを送付したり受け取ったりするとき、承認の状態を確認できます。
ブロックの大きさ・種類
chainFlyerにおいて、トランザクションやブロックは色や形ごとにさまざまなことを表しています。
6種類のブロックで承認がわかる
トランザクションの承認数が6以上あれば、その取引は間違いがなくほぼ安全だといえます。なぜならブロックチェーンは、チェーンが長い (ブロックが多く連なっている=承認数が多い) ほど取引を正しく記録しているとみなされるからです。
ブロックの中を見る
お好きなブロックをクリックしてみると、そのブロックに格納されているトランザクションの中身を見れます。
ビットコインのネットワーク
トップページの「^」をクリックすると、ビットコインネットワークを支えるマイナーが地球上のどこにいるか視覚的にわかります。
クリックすると地球が表示されます。
よく目を凝らしてみるとカナダやアメリカ、ヨーロッパなどに波紋が広がっているとわかります。これらの地域にマイナーがいるとわかるでしょう。
GENESISブロックがビットコイン (Bitcoin/BTC) の起源
GENESISブロックとは、ビットコインで初めて作成されたブロックのことです。chainFlyerトップページにある、黒い箱で表されたGENESISブロックをクリックしてみましょう。
スクロールすると、GENESISブロックの情報が記載されています。
トランザクションをクリックしてみると、Satoshi Nakamotoと思われる人によるメッセージを確認できます。
The Times 03/Jan/2009 Chancellor on brink of second bailout for banks
これはイギリスのTimes紙の2009年1月3月号の一面の見出しです。最初のブロックを作成した日付がこの日であることを表しています。