- ビットコインの計算をする為に便利なサービスがある
- ビットコインの計算方法には「移動平均法」と「総平均法」がある
ビットコインの取引の経験がある方であれば一度は「日本円にするといくらなんだろう…」と感じたことはないでしょうか。
日本円に換金した場合どれくらいになるのかは瞬時に知りたい情報でもあります。また、売買を繰り返していくと正確な利益がどれくらいなのかもわかりにくいものです。
そこで今回はビットコインの換金計算に使えるサイトやアプリ、さらにはビットコインの投資でどれだけ利益が出たのかを計算する方法を解説していきます。
ビットコイン (Bitcoin/BTC)の換金計算に使えるサイト・アプリ3選
① サイト:BTC/JPY換金機
非常にシンプルなサイトですがビットコインと日本円の数値を入力するだけで双方の金額がリアルタイムのレートで表示されます。
② サイト:ビットコイン計算機(coin choice)
ビットコインはじめメジャーな仮想通貨全般的に日本円換算できます。「BTC計算」のタグを選び「BTC」の欄に換金したい数量を入力すれば日本円に計算されます。
③ アプリ:Xe Currency
サイトでもアプリでも利用ができるツールになります。基軸通貨をビットコインに設定し数値を入力すれば日本円に計算された値が表示されます。
ビットコイン (Bitcoin/BTC)の利益計算方法
今度はビットコインでいくらの利益を得たか知りたいときの計算方法を紹介していきます。確定申告などに必要な知識なので覚えておいて損はありません。
必要な情報
はじめに必要な情報を揃えることが必要です。利益を計算するのは、「利確(利益確定)」をした時です。利確は、
- ビットコインを日本円に換金(売却)した時
- モノやサービスの決済に使った時
- 他の仮想通貨と交換した時
です。
今回は日本円とビットコインの売買について計算方法を解説します。
- ビットコインの売却金額
- 1BTCあたりの平均取得金額
- 売却ビットコイン数
ビットコイン (Bitcoin/BTC)売却金額
ビットコインの売却金額とは名前の通りですが売却したときのビットコインの価格です。
1BTCあたりの平均取得金額
初心者の方には少し難しく思えるかもしれませんが、2つの計算方法があり「移動平均法」と「総平均法」があります。移動平均法は仮想通貨の売買を行った時、その都度単価計算をしていきますので少し面倒な方法です。総平均法がシンプルな計算ですので、今回はそちらをご紹介します。
平均取得額自体を求めるには、仮に100万円で4BTCのビットコインを購入したら単純に100万円÷4で計算し、25万円が平均取得額になります。ちなみに確定申告の際は年間トータルで単価を出してあげればいいので非常にシンプルです。
売却ビットコイン (Bitcoin/BTC)数
売却ビットコイン数はこちらも難しく考える必要はありません。どれだけのビットコインを売りに出したかです。
ビットコイン (Bitcoin/BTC)の計算方法
先ほどの情報をもとに実際の利益を計算するには以下の計算式になります。こちらも総平均法をもとに1年間のトータルで算出例を出してみます。
(利益)=(売却金額)−(1BTCあたりの平均取得金額)×(売却ビットコイン)
1月…1BTC=60万円で5BTCを購入
2月…1BTC=80万円で2BTCを売却
5月…1BTC=30万円で5BTCを購入
8月…1BTC=55万円で3BTCを売却
以上のような流れで1年間取引したとしましょう。まずは売却金額から計算します。
80万円×2BTC=160万円
55万円×3BTC=165万円
よって、325万円が売却金額になります。次は平均取得額です。1月と5月に購入していますが合計で90万円分購入しています。合計10BTCの購入になりますので、平均取得額は90万円÷10BTCで9万円になります。
最後に計算式に当てはめてみましょう。
(利益)=(325万円)−(9万円)×(5BTC)となります。ですから、利益は280万円という計算になります。
まとめ
ビットコインを保有して何らかの形で利益を確定させれば、どれくらいの額になるかを計算し確定申告などに活かさなければいけません。
今回はできるだけポイントを絞って利益の計算方法を紹介しましたが、もう少し複雑な場合もあります。自分のビットコイン取引の利益を計算し、付随する知識の勉強をすることは仮想通貨全般の理解を深める為に大切なことです。