- ビットコインの将来は非常に予想しづらい
- 技術にも高い期待が寄せられるビットコインは消えていくことはない
「オワコン」とは、「終わったコンテンツ」または「終わりそうなコンテンツ」の略です。2018年に入り、バブルが弾けたようにビットコインの価格位は下落しました。ビットコインは、このまま終わってしまうのか。この議論に対する意見は著名人の中でも別れています。
ビットコイン (Bitcoin/BTC) はもうオワコンなのか
過去のビットコインの価格推移
これまで、ビットコインは暴騰と暴落を何度も繰り返してきました。しかし、最初は1円にも満たなかったビットコインの価値は、一時期240万円近くまで達しました。今はバブルが弾けたと言われていますが、それでも60万円台で踏みとどまり、100万円前後で推移しています。
既に世界的に認知され、技術にも高い期待が寄せられるビットコインが、このまま消えていくことはないと思われます。
これからビットコインの価格はどうなるのか
2017年末の高騰を的中させた未来予想サービス「Webbot」は、2018年末までにビットコインの価格は10万ドルに達すると予想しています。また、ジョン・マカフィー氏は、2020年の終わりまでに100万ドルになると予想しています。
しかし、その一方でウォーレン・バフェット氏は、ビットコインを「殺鼠剤を2乗したもの」と表現し、仮想通貨は「悪い結末を迎える」と発言しました。
ビットコインの将来というのは、非常に予想しづらいものです。長期的に見たとき、さらに発展して価値が上がるかもしれません。あるいはビットコインに代わる通貨が現れ、ビットコインに価値がなくなるかもしれません。
マイニングという仕組みの限界?
マイニングとは
ビットコインの1つ1つの取引データを、「トランザクション」と呼びます。複数のトランザクションをまとめたものを「ブロック」と呼び、約10分ごとに作成されます。ブロックが連なったものを「ブロックチェーン」と呼びます。
マイニングはこのブロックを生成する作業のことです。生成する為にはある任意の値(nonce) を見つける作業が必要で膨大な計算力を使います。一番最初にnonceを見つけ出したマイナーが新たなブロックを生成する権利を得て、報酬を得ます。マイニングにはだれでも参加できますが、報酬を得られるのは、最も早く承認できたマイナーのみとなります。
誰でも参加できるマイニングですが、高性能の専用機と大量の電力を要するため、電力料が安い中国の大規模なマイニンググループが多くのシェアを占めています。
マイニングの抱える課題
マイナーが得られる報酬は、ビットコインで支払われます。そのため、ビットコインの暴落はマイナーにとって大きな問題となっています。多額の資金を設備投資に費やし、電気代としてかかる費用も莫大なものです。
そのため、ビットコイン価格が低迷すると、マイニングしても赤字と言うこともあり得ます。ビットコイン価格が一定の損益分岐点を下回ることになれば、マイニングが行われないという事態が発生するかもしれません。
もし、そのような事態になると、ビットコインの取り引きが完全にストップしてしまいます。
まとめ:これからビットコイン (Bitcoin/BTC) を始めるのはもう遅いのか
もし、ビットコインで「億り人」になりたいのなら、今の価格から数百倍、数千倍になる可能性は低いので、遅いということになります。
しかし、短期売買で利益を出したい場合は、下げ相場でも利益を出せる「FX取引」という方法もあります。また、ボーダレスな取り引きを行いたい、キャッシュレスで買い物をしたいという場合には、利用できるシーンは増えています。ビットコインを始めるのに遅いということはありませんが、自分がビットコインとどのように関わりたいのかよく考える必要があります。