- オプション取引は「オプション」という商品を売買する取引
- BINANCEのオプション取引はスマホアプリ限定
- オプション初心者でもわかりやすい仕様になっている
BINANCEが2022年11月30日に日本からの新規ユーザーが口座開設・登録することを禁止しました。
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また、BINANCEの日本ユーザー登録禁止に関しては、下記の記事で詳細が記載されていますので、参考にしてください。
「BINANCE (バイナンス) のオプション取引ってどんな感じなの?」
「オプション取引ってそもそもどういう取引のこと?」
そう疑問に思っていませんか。本記事ではオプション取引をまだ行ったことがない方向けに、BINANCEでのオプション取引のはじめ方についてくわしく解説します。
BINANCE (バイナンス) がオプション取引を開始!
2020年4月、BINANCEはスマホアプリ上でオプション取引の提供を開始しました。提供されるオプション取引は、有効期限前であればいつでも権利を行使できるアメリカンタイプのものです。
BINANCEはオプション取引の提供により、ユーザーがより適切にリスク管理できようになると発表しました。
リリース当初に提供された通貨ペアはBTC/USDTのみでしたが、2021年3月現在は次の通貨ペアのオプションを取引できるようになっています。
- BTC/USDT
- ETH/USDT
- XRR/USDT
- LTC/USDT
- LINK/USDT
- BNB/USDT
BINANCE (バイナンス) でできるオプション取引とは?
オプション取引とは、「オプション」という商品を売買する取引のことです。この「オプション」には次の4つの要素から成り立っています。
1 | 将来のあらかじめ決められた日時 (権利行使日) に |
2 | 特定の銘柄を |
3 | 特定の価格 (ストライク価格、権利行使価格) で |
4 | 「売れる権利 (プット) 」 または「買える権利 (コール) 」 |
「BTC-210331-50000-C」というオプション取引市場で取り扱われる「オプション」は、次の要素となっています。
1 | 2021年3月31日に |
2 | ビットコインを |
3 | 5万ドルで |
4 | 買える権利 (コール) |
こういったさまざまな要素から成り立つ「オプション」を、ユーザー同士で売買します。なおBINANCEの場合は、ユーザーは「オプション」を買うだけで売ることはできません。
上記の例であげたオプションを、100ドルで買ったとします。もし3月21日までの間に市場価格が5万1,000ドルへ上昇すると、「買える権利」を行使し、1,000ドルの利益を出せます。
5万1000ドル-5万ドル=1,000ドル
先にオプション購入代金として100ドル支払っているため、トレード全体の利益は、900ドルとなります。
1000ドル-100ドル=900ドル
「売れる権利」と「買える権利」は、「行使する」以外に「権利行使を放棄する」ことも可能です。
市場価格がオプション購入者の不利な状況になったときに「権利行使を放棄」することで、損失をオプション購入代金に限定できます。
たとえば市場価格が4万9,000ドルに下落したとしましょう。「権利を行使する」のであればトレードで1,000ドルの損失が出てしまい、トータルの損失は1,100ドルになってしまいます。
そこで「売れる権利の行使を放棄」することで、損失をオプション購入代金の100ドルに限定できます。
このようにオプション取引はリスクを限定できるのが特徴です。
オプション取引の基礎用語
ストライク
ストライクとは、権利行使価格のことです。下記の例では、5万ドルがストライク価格です。
1 | 2021年3月31日に |
2 | ビットコインを |
3 | 5万ドルで |
4 | 買える権利 (コール) |
コールオプション
コールオプションとは、「買える権利」と「売れる権利」の2種類がある「オプション商品」のうち、「買える権利」の方を指します。正確にいうと「将来のあらかじめ決められた日時に権利行使価格 (ストライク価格) で買える権利」です。
プットオプション
プットオプションとは、2種類あるオプションのうち「売れる権利」のことをいいます。コールと対になっています。
インプライド・ボラティリティ
インプライド・ボラティリティ (IV) は、投資家の心理を反映した、将来の予測価格変動率です。オプション取引画面では、オプション商品ごとにIVが記載されています。
IVが高いことは、取引商品の価格が上下どちらかに大きく動くと投資家が予想していることを意味し、不確実性が高いことを示しています。
BINANCE (バイナンス) のオプション取引の特徴
BINANCEにおけるオプション取引の特徴は、次の3つです。
- ユーザーは買い注文しか行えない
- コールとプットに加え、コールとプットを同数買う「Volオプション」が提供されている
- 権利行使期間が5分~1日と非常に短い
BINANCEのオプション取引ではユーザー側は「オプション」を購入するだけで、売ることはできません。売り手はつねにBINANCEです。「買う」だけに特化できるため、オプション取引初心者の方でもわかりやすいといえます。
またコールとプットに加え、「Volオプション」を購入できます。「Volオプション」はコールとプットを同数購入する購入方法で、相場が極端に大きく動くときに利益を出せるものです。
たとえば「Volオプション」を200ドルで購入したとしたとき、同条件のプットとコールを購入したことと同じになります。そして相場が200ドル以上動けば、利益を出せます。
権利行使期間が非常に短いことも特徴です。権利行使期間は次の8種類があります。
- 5分
- 10分
- 30分
- 1時間
- 4時間
- 8時間
- 12時間
- 1日
長くても翌日には決済しなくてはならないため、短期での価格変動を予測する必要があるでしょう。
【スマホ版】 BINANCE (バイナンス) のオプション取引のはじめ方
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BINANCEアプリをダウンロード
BINANCEのスマホアプリをダウンロードしましょう。アプリを日本語化させるには、下メニューの「Home」から人のアイコンをタップします。そして「Settings」>「Language」と進み、「日本語」にチェックを入れましょう。
BinanceFutureアカウントをアクティブ化
BINANCEのオプション取引は、デリバティブ取引が行えるBINANCE Futuresの方でアカウントを有効化させる必要があります。下部のメニューから「先物」をタップしてください。
そうするとアカウントを開く画面が表示されると思います。「今すぐ開く」ボタンを押してアカウントをアクティブにしましょう。
BINANCE (バイナンス) でオプション取引開始
上部メニューから「オプション」をタップすると、オプション取引画面に移動できます。
オプションで取引を開始するには、BINANCEから出されるクイズに全問正解しなければなりません。これはオプション取引の知識を問うものです。少し面倒ですが、勉強になると思って頑張りましょう。
クイズに正解したら右上にある矢印をタップし、先物ウォレットへ資金を移動させてください。
資金を移動したら、オプション取引を開始できます。ここでは例として、「『1時間後にビットコインは値上がりする』と考え、0.01BTC分のコールを購入する」ケースを見てみましょう。
まず取引銘柄を選択しましょう。そして権利行使期間を選択します。ここではBTCUSDTと1時間を選択します。
そしてコールオプションの上の欄に購入数量を入力しましょう。ここに0.01 (BTC) と入れます。「コール」ボタンを押すと、購入確認画面が表示されます。
確認画面には、次の項目が記載されていますのでチェックしてください。
- ストライク価格 (権利行使価格)
- プレミアム (オプションの値段)
- 損益分岐点となる市場価格
この確認画面において、決済する目標価格を設定できます。この目標価格を設定しておくと、市場価格が条件に合致すれば自動的に決済されるため非常に便利でしょう。
確認画面で「確認」ボタンを押すと、先物ウォレットからオプションの購入代金が差し引かれます。
オプションの購入が完了すると、画面の下部にあるポジションタブでポジションの損益を確認できるようになります。このポジション画面から決済したり目標価格を設定したりしましょう。
もしポジションを決済しないまま権利行使時間を超えても、自動的に決済されるため心配いりません。
BINANCE (バイナンス) オプション取引のメリット
オプションは逆方向に動いた際に権利を放棄できる
オプション取引のメリットは、オプションの購入代金だけに損失を限定できる点です。
一般的なレバレッジ取引では、思惑と逆方向に相場が動いたときに損失が無制限に拡大してしまいますが、オプション取引では損失が拡大することはありません。
ゆえに負けても損失が大きくならず、リスクが小さいといえるでしょう。
いつでも決済が可能
BINANCEのオプション取引は、権利行使日までの間であればいつでも決済を行えるアメリカン方式を採用しています。権利行使日にしか決済や放棄を行えないヨーロピアンスタイルとは異なり、柔軟性が高いといえます。
BINANCE (バイナンス) オプション取引のまとめ
BINANCEのオプション取引は初心者の方でもわかりやすい仕様になっており、かんたんにはじめられるでしょう。本記事を参考に、BINANCEでオプション取引にチャレンジしてみてください。
2022年12月最新情報BINANCEが2022年11月30日に日本からの新規ユーザーが口座開設・登録することを禁止しました。
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