- アルトコインの特徴とメリット・デメリット
- アルトコインのおすすめランキング
- アルトコインの投資方法
本記事では仮想通貨の一種であるアルトコインの特徴やメリット・デメリットについてご紹介します。またアルトコインのおすすめランキングから投資方法などもくわしく解説しています。
さらにアルトコインをはじめて取引するという人向けにくわしい取引方法も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
アルトコインとは?
アルトコインとはビットコイン以外の仮想通貨を意味します。アルトコインのなかでも「モナコイン」「リップル」「イーサリアム」「ビットコインキャッシュ」などは人気です。
さらにアルトコインを扱っている取引所として「DMMBitcoin」「Coincheck」「GMOコイン」などがあります。このなかでも一番大きい取引所はCoincheckです。この取引所は金融庁からの許可が下りており、12種類の通貨を取り扱っています。
アルトコインは稼げる?
仮想通貨であるアルトコインは稼げないと思っている人も多いです。しかしアルトコインは比較的価格が安定しているビットコイン以外の仮想通貨であるため、これから伸びる可能性が高い通貨ばかりです。
アルトコインの一種である「ネム」という通貨は2017年に40倍を超える価格上昇を記録しました。
アルトコインは技術面で優れている
アルトコインはビットコインにくらべて技術面で優れているといわれています。現在ビットコインがかかえている問題は以下の通りです。
・送金手数料が高い
・送金に時間がかかる
それにくらべアルトコインでは上記の問題を解決するような開発がなされてきました。仮想通貨の種類にもよりますが、近年人気のリップルであればビットコインよりも速い送金が可能となっています。
アルトコイン投資のメリット・デメリット
こちらではアルトコイン投資のメリットとデメリットについてご紹介します。
流動性が低く、値動きが大きい
アルトコインの特徴は流動性が低く値動きが大きい点です。これは一見デメリットにみえますが、実はメリットでもあります。
仮想通貨の流動性が低いということは通貨の取引量が少ないということです。通貨の取引量が少ないと値動きが少なくなります。
ただしその分誰かが大口注文をした場合、一気にチャートが動きます。人によってはこれを不安定に感じる人もいるでしょう。
しかし通貨の取引量が少ないので、動いたチャートはすぐに元の価格に戻ります。この状態を専門用語では「ノイズが多い」という言い方をします。
ここまではデメリットですが、これらの特徴を考慮したうえで取引を行うと大きなチャンスになる可能性があります。
売りたいときに売れないリスクを有する
先述したとおりアルトコインは流動性が低いです。取引量が少ないため、売りたいときに売れないといったデメリットが存在します。
たとえばリップルという仮想通貨を「買った」としましょう。思ったよりも利益が出ないなどの理由により「売ろう」となったとき、買い手がいなければその通貨をずっと保有しなくてはなりません。つまり手元に残り続けるのです。
ただしアルトコインがすべてこのような状態に陥っているわけではありません。通貨によって多少はチャートの流れが異なります。たとえばイーサリアムやリップルはアルトコインのなかでは流動性がある通貨と言えます。
こうした状況になることを防ぐには仮想通貨を取引する際に市場の取引量を考慮・想定する必要があります。
テクニカル分析が使えない
アルトコインはテクニカル分析が使えません。正確にはテクニカル分析を使う必要性がないといわれています。テクニカル分析を必要とする取引は「流動性が高い」ことが原則です。
「流動性が高い」とは取引参加者が多数存在し、なおかつその取引量が多い状態をいいます。その点アルトコインは比較的どの仮想通貨も流動性が低いため、テクニカル分析を行う必要がありません。
投資におすすめなアルトコイン
こちらではおすすめのアルトコインについてご紹介します。2019年時点での時価総額ランキングもご紹介していますので、参考にしてみてください。
リップル
リップルは時価総額3位といわれています。リップルの特徴はおもに「実用化が進んでいる」「送金速度が速い」「200を超える銀行や金融機関との提携」の3つです。
仮想通貨を現実でも使いたいと考えている人には圧倒的におすすめのアルトコインです。リップルの開発自体が、国際送金を円滑かつ低コストにする目的で開発されているのもあるでしょう。
実際にSBIグループやみずほなど一部の銀行では、リップルを使った海外送金の実験が行われています。
イーサリアム
イーサリアムは時価総額2位のアルトコインです。アルトコインのなかでもっとも有名といってもいいでしょう。
イーサリアムは「Dapps開発」「スマートコントラクト」などブロックチェーンを用いてさまざまなことを行えるプラットフォームです。
イーサリアムの強みは「スマートコントラクト」です。スマートコントラクトとは「自動契約技術」
を意味し、ブロックチェーン上に契約情報を記述し取引を行うことができます。
そこに記述された契約条件がそろうと契約が自動執行されるシステムです。
ビットコインキャッシュ
時価総額4位のアルトコインはビットコインキャッシュです。これは2017年に生まれた比較的新しいコインです。ビットコインよりも性能が高いといわれています。
主な特徴としては「ブロックサイズがビットコインの32倍」「ビットコインより送金速度が速い」「決済通貨として普及する可能性がある」の3点が挙げられます。
ブロックサイズとはコインに記録できる情報量を意味しており、ビットコイン開発時は1MBで十分でしたが仮想通貨が普及するにあたり足りなくなってしまいました。
そこでこうした問題を解決したのがビットコインキャッシュです。ブロックサイズの拡張によりこれまでビットコインに起きたさまざまな障害を解決しています。
ライトコイン
ライトコインは時価総額7位の仮想通貨です。ビットコインをより機能的にしたのがアルトコインの特徴といえるでしょう。ビットコインは約10分で新しいブロックが作られます。
したがってビットコインを売買した際、決済までに最長で10分待つ必要があります。しかしライトコインは新しいブロックが作られるまでに2分30秒しかかかりません。
またライトコインは2018年2月から「ライトペイ」という仮想通貨版のクレジットカードサービスをはじめました。仮想通貨取引を早く行いたい方にはライトコインがおすすめです。
ネム
ネムもリップルと同じくらい有名な仮想通貨で時価総額は17位となっています。
このような順位になっている要因としては、コインチェック事件でネムが流出したことが考えられます。仮想通貨があまり普及されていない頃の事件で、流出したネムに対して不信感が募りました。
しかし取引所のセキュリティに脆弱性があっただけで、ネムに欠陥があるわけではありません。ネムの特徴は「公証に使える機能の搭載」「富の再配分」「トークンのかんたん発行」です。
現在ネムを基盤とした「mijin」というサービスがあります。これらのサービスが今後、発展していくとネムの価格が上昇するといわれています。はやめに購入しておくことをおすすめします。
投資におすすめなマイナーアルトコイン
こちらではおすすめのマイナーアルトコインについてご紹介します。
オーガー
オーガーは時価総額50位と有名ではないアルトコインです。しかしオーガーはイーサリアム上で生まれたコインであり「占い師」という意味を持ちます。
意味のとおり将来の予測を記述しそれがあたればコインがもらえますが、はずれるとコインを失う仕組みです。非常にギャンブルに近い感覚のコインといえます。
幅広い使い方ができるため、将来的に活躍する可能性のあるコインです。。ただし国内では同コインの取引が法律で規制される可能性があります。将来性を見越してコインを購入したとしても、法律で規制されてしまっては元も子もありません。
そのあたりのリスクも考えた上での購入がおすすめです。将来活躍する可能性は存分に秘めているといえるでしょう。
ダッシュ
ダッシュは時価総額15位とネムよりも上位にランクインしているアルトコインです。ダッシュの特徴は「匿名性」「即時性」です。
専門用語では匿名性を「ダークセンド」、即時性を「インスタントエックス」といいます。
まず匿名性について説明します。ビットコインの送金方法では匿名性が維持できません。
以下がビットコインとダッシュの送金処理の違いです。
・ビットコイン
田なかさん→小泉さん
高橋さん→山口さん
・ダッシュ
田なかさん、高橋さん→送金プール→小泉さん、山口さん
ダッシュの場合はビットコインと異なり、支払う側のコインを一度送金プールに入れてから、受取り側い支払います。この仕組みであれば匿名性の維持が可能です。
次に即時性について説明します。ビットコインの取引では決済までに10分ほどの時間がかかります。しかしダッシュの場合は、インスタントエックスによりおよそ4秒で承認作業を行うことができます。
ファクトム
ファクトムは時価総額130位とかなりマイナーなアルトコインといえます。ファクトムの特徴は文書管理に特化している点です。
文書を電子化するとクラウド上でリスクを分散して文書の管理ができます。しかしクラウド上での文書管理はハッキングの可能性も考慮しなくてはなりません。
しかしファクトムであればセキュリティ面でのリスクが解決できます。また第三者機関に文書管理を依頼する必要がないため、コストが抑えられるでしょう。文書管理のコストを減らしたい人におすすめのコインです。
アルトコイン投資におすすめ国内取引所
アルトコイン投資におすすめの国内取引所についてご紹介します。
Coincheck (コインチェック)
コインチェックは有名ですので、仮想通貨初心者の人でも知っている人が多いでしょう。コインチェックは東証一部上場企業で、親会社がマネックスグループになります。ビットコインが普及しはじめた頃、ネムの流出で話題になっていた取引所です。
2019年には「仮想通貨交換業者」として金融庁からの認可も受けており、セキュリティ面の大幅強化が行われたようです。
また仮想通貨を取引する際の取引手数料や入金手数料は無料。低コストでアルトコインを取引できます。取扱通貨は12種類です。国内では最大といわれています。またスマホアプリは250万以上のダウンロード数を誇っており、仮想通貨初心者にもおすすめ。
GMOコイン
GMOコインは東証一部上場グループであるGMOインターネットグループを親会社に持つ取引所です。安定したスプレッドでの取引をしたい人におすすめの取引所といえます。GMOコインは「アルトコイン取引所」を2019年にリリースしています。
これにより狭いスプレッドでの取引が可能になりました。さらにアルトコインでもレバレッジ取引が可能です。少ない資産で取引ができるだけでなく、ハイリスクハイリターンでの売買も可能になりました。
GMOコインで扱っている仮想通貨は7種類です。有名なリップルやイーサリアム、ビットコイン、ライトコインなどがあります。GMOコインは取引手数料、送金手数料、出金手数料が無料です。
DMM Bitcoin (DMMビットコイン)
DMM ビットコインは、名前をみてわかるとおりDMMグループが親会社となっている取引所です。セキュリティを心配している人にもおすすめの取引所となっています。
DMM ビットコインは取引手数料、送金手数料が無料です。さらにレバレッジ取引できるアルトコインの種類が国内最大といわれています。レバレッジ取引できる取引所が少ないといわれているネムも取引可能となっています。
アルトコイン投資におすすめ海外取引所
こちらではアルトコイン投資におすすめの海外取引所についてご紹介します。
BINANCE (バイナンス)
バイナンスは海外取引所というだけあって、取り扱っている仮想通貨が世界最大級の取引所です。ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、リップルなどのほかに160種類を超えるアルトコインを扱っています。
登録の仕方はかんたんなので、初心者の人にもおすすめです。また日本では必須の本人確認がありません。そのため登録自体は1分もあれば終わります。
そんなバイナンスの特徴ですが、取引所形式をとっているためスプレッドが小さく安定した取引ができる点です。さらに手数料が安いと人気があります。
Bybit (バイビット)
バイビットはシンガポールを拠点とする海外取引所です。取扱通貨はビットコイン、イーサリアム、リップル、などが挙げれらます。
こちらも海外取引所というだけあって、レバレッジ取引に特化した取引所となっています。日本では個人取引でレバレッジ25倍が最大です。しかしバイビットは最大100倍となっています。
少ない資産での運用はもちろん、ハイリスクハイリターンな取引も可能です。さらにゼロカットシステムを採用しています。またバイビットの取引手数料は-0.25%~0.075%とコストは低めです。
さらにバイビットが注目されている理由として、海外取引所であるビットメックスが「日本人利用不可」となった出来事が挙げられます。
これによりビットメックス利用者がバイビットに流れ込み、人気が急上昇しています。またバイビットは日本語に対応しているため、登録しやすいのも人気の理由でしょう。
FTX (エフティーエックス)
FTXは2020年6月の時点でビットコイン、リップル、イーサリアムなどをはじめとした39種類の仮想通貨を取り扱っています。仮想通貨のほかに、取引所トークンやオイルトークンの取引も可能です。
さらにFTXで特徴的なのは複数のアルトコインをまとめたインデックス商品です。「ALT」「MID」「SHIT」「DRGM」の4種類があり、内容は以下に記しています。
ALT:ビットコインをはじめとするアルトコイン9種類、時価総額3位から10位のコイン。
MID:グリンなどの時価総額30位前後のアルトコイン。
SHIT:ネムなどのアルトコイン58種類、時価総額100位前後のコイン。
DRGM:バイトムなどの中国系銘柄8種類。
アルトコイン投資の国内取引所でのはじめ方
STEP1 | 取引所を選択する |
STEP2 | 取引所に口座開設する |
STEP3 | 取引所でアルトコインを購入する |
STEP1 取引所を選択する
まずはアルトコインを取引するための取引所を選びましょう。仮想通貨初心者におすすめなのは、コインチェックです。東証一部企業が運営しているため、初心者でも安心して取引できます。
さらにコインチェックではビットコイン取引手数料が無料です。また日本でもっとも多くのアルトコインを扱っています。スマホアプリも250万ダウンロードを超えており、使いやすいと評判です。
STEP2 取引所に口座開設をする
アルトコインの取引所を決めたら、さっそく口座開設をしていきましょう。口座開設をするにあたって用意しておくべきものをご紹介します。
・本人確認書類
・メールアドレス
・銀行口座
かならずではありませんが、事前に用意しておくと口座登録をスムーズに終わらせることが可能です。すぐに用意できるものですので、ぜひ手元に用意して口座登録をはじめてみてください。
本人確認書類は「運転免許証」のほかに「マイナンバーカード」「在留カード (外国籍の方) 」「パスポート」が使えます。
メールアドレス登録
つづいてメールアドレスを登録します。口座開設の途中でメールアドレスを登録する必要がありますので、あらかじめメールアドレスを用意しておきましょう。
「私はロボットではありません」の項目にチェックを入れ忘れないようにしてください。最後に「登録する」をクリックします。登録したメールアドレスにURLが記載されたメールが届きますのでそれをクリックすれば登録完了です。
電話番号確認
電話番号確認を行うために、アプリを開きましょう。ログインが終わったら、本人登録画面に進んでください。電話番号を入力して「次へ」をクリックすると、登録した電話番号にSMSが届きます。
SMSに記載された6桁の認証コードを入力後、「認証」をクリックして完了です。
基本情報入力
基本情報を入力していきます。名前や生年月日、性別などを入力してください。
本人確認書類のアップロード
用意した本人確認書類のアップロードを行います。アップロードする本人確認書類を項目から選ぶ必要がありますので、間違えないようにしましょう。
はがきの受け取り
以上が終わると、取引所の方で審査に入ります。審査完了から2、3日ではがきが配達されますので、受け取ったらすべての手続きが完了です。
アルトコイン投資の海外取引所でのはじめ方
今回は、「国内大手のCoincheckと海外大手のBINANCE、FTXを用いた購入方法」について説明していきます。
以下の4ステップで購入できます。
STEP1 Coincheckで口座開設
STEP2 Coincheckで暗号資産 (仮想通貨) を購入
STEP3 海外取引所へ送金
STEP4 海外取引所でアルトコインを購入
STPE1 Coincheckで口座開設
その後の流れは以下のとおりです。
STEP1 | アカウントを登録 |
STEP2 | 作成アカウントにログイン |
STEP3 | 本人確認書類を提出 |
STEP4 | ハガキを受け取る |
本人確認書類を提出し、審査が完了次第取引を行えます。おおよそ1日~2日ほどで本人確認が完了します。
STEP2 Coincheckで暗号資産 (仮想通貨) を購入
まず日本の取引所に登録して日本円を入金します。Coincheckの「日本円を入金する」の項目に存在する振込先の口座に入金しましょう。
注意点として振込をするときに振込人名義は「指定されたユーザーID+あなたの名前」にする点に注意しましょう。指定されたユーザーIDを記載しない場合正しく入金が反映されません。
Bitcoin (ビットコイン/BTC) を購入する
日本円を入金したら左のメニューから「コインを買う」を選択します。入手するビットコインの数量を入力したら「購入する」の項目を押して購入完了です。
STEP3 海外取引所へ送金
FTX (エフティーエックス) を利用する方はこちら
BINANCE (バイナンス) を利用する方はこちら
FTXへの送金方法
FTXへ送金する前に、あらかじめFTXの口座を用意しなくてはなりません。
まだ持っていない方は以下を参考にしてください。
FTXでは手数料無料で入出金可能ですが、日本在住者が使えるのは暗号資産 (仮想通貨) だけで、日本円は使用できません。ただし米ドル建の取引所なので、海外在住者なら一定条件を満たすと米ドルが直接入出金できます。
アカウントメニューからウォレットを選びます。
画面で入出金可能な暗号資産 (仮想通貨) の行にある入金ボタンを押しましょう。
入金アドレスが出るので、送る予定の暗号資産(仮想通貨)がある取引所やウォレットなどの所定欄にコピー&ペーストしましょう。間違った場所に送ると取り戻せないので、一文字でも逃さないように慎重な作業が大切です。
BINANCE (バイナンス) への送金方法
BINANCEへ送金する前に、あらかじめBINANCEの口座を用意しておく必要があります。
まだ持っていない方は以下を参考にしてください。
BINANCEは海外の取引所なので、残念ながら日本円の取扱いはありません。
したがって、BINANCEで取引を行うためには、ビットコインやイーサリアムなどをウォレットや日本の取引所から送金しなくてはなりません。
以下にその手順を解説していきます。
まずBINANCEに入金するには、以下画像の「Deposits」から行いましょう。
以下の画像のように、検索フォームにBTCと入力しましょう。
BTCの場合は、表示されているアドレスに送金をするか、QRコードを出してウォレットアプリから送金を行ってください。
少し承認までの時間はかかりますが、ビットコインが入金されます。暗号資産(仮想通貨)の送金をしたことがあれば、特にトラブルなくスムーズに行えるでしょう。
STEP4 取引所でアルトコインを購入
入金ができたらいよいよ取引を行いましょう。
取引所のなかには、BTC建てなどの暗号資産(仮想通貨)を用いた通貨ペアではなく、USD建てなどの通貨ペアしか取扱っていない場合もあるため、そのときは一度暗号資産(仮想通貨)をUSDなどに替えてから取引を行ってください。
BINANCEとFTXの取引方法についてくわしく知りたい方は以下のページを参考にしてください。
アルトコインの投資戦略
こちらではアルトコインの投資戦略についてご紹介します。
リスクリワード
アルトコインの投資戦略として押さえておきたい基本は「損益のバランスを考える」ことです。専門用語で「リスクリワード」といわれています。損は最小限に、利益は最大にという意味で「損小利大」ともいえるでしょう。
アルトコインは流動性が低いためテクニカル分析が役に立たない場合が多いです。そういったときの投資戦略として、分散投資がおすすめです。
たとえば10種類のアルトコインに分散投資をしたとします。利益確定させるのは50%上昇したあたりです。それまでは待ちましょう。逆に損切りは-5%で設定します。
このなかの1種類でも50%で利益確定した場合、残りの9種類すべてが損切りされても5%の利益があがります。これが分散投資です。
ビットコインとのペアでのなか長期トレード
もうひとつの投資戦略として、ビットコインとのペアにしてドミナンスを狙ったトレードがあります。ドミナンスとは市場占有率でファンダメンタルズというトレード手法を使った投資方法です。
仮想通貨はビットコインのほかにアルトコインがあります。アルトコインは1種類ではなく、ビットコイン以外の仮想通貨をまとめてアルトコインと呼びます。
FXと仮想通貨は似ているといわれますが、FXでいうところの米ドルが仮想通貨でいうところのビットコインです。FXでは米ドルの動きを見ながらほかの通貨への投資を決める投資方法があります。
その投資方法は仮想通貨でも適用できるのです。つまりビットコインの動きを見ながらアルトコインのトレードを決めます。問題はどのアルトコインに投資したらいいのかでしょう。
おすすめなのは、極端な上がり下がりをしないアルトコインです。FXでいうところの「ユーロ/円」のようなゆるやかな動きをするアルトコインを選びましょう。
市場の流れにもよりますが、一般的にゆるやかだといわれているのは「イーサリアム/リップル」「リップル/ライトコイン」の通貨ペアです。
これらの通貨ペアであれば、気長に待つ必要はありますが大きく負ける可能性は少ないといわれています。
特徴を把握
もうひとつの投資戦略としては、アルトコインの特徴を把握することです。アルトコインにはさまざまな種類があり、それぞれ個性的な特徴を持っています。
たとえばアルトコインとして有名なイーサリアムは実はコインではなくプラットフォームです。この特性を知らないでトレードをはじめてしまうと、失敗する可能性が高いです。
またわかりやすいアルトコインだとファクトムが該当します。ファクトムは文書管理に特化したプラットフォームといわれています。
将来的に文書管理が電子化されたときにファクトムというプラットフォームの人気が上昇することを考えれば、これは長期的な投資として視野にいれるべきでしょう。
このように各アルトコインの特徴はしっかりと押さえておく必要があります。そうでなければ長期的なトレードの目途がたたないからです。
アルトコイン投資のリスク
こちらではアルトコイン投資のリスクについてご紹介します。
出来高の少ないコインへの投資は避ける
仮想通貨はビットコインとアルトコインを含め、2018年時点で1600種類以上が確認されています。だれもが知っているような「リップル」「イーサリアム」「ライトコイン」などは問題ありません。
しかしそれ以外の時価総額ランキングが低い通貨は、出来高が低いものもたくさんあります。出来高が少ないアルトコインのリスクがなぜ高いのか。
それは少ない資金で取引する通貨は、値動きが大きくなるといわれているからです。中期から長期で保有しようとしている人は、急激な下落に巻き込まれる可能性も考えられます。
また「売りたい」と思ったときに売る相手がおらずにずっと保有しなくてはならない場合も想定しましょう。さらに出来高の少ないマイナー通貨の場合、突然のコイン廃止といった自体もあります。
これらを考えると出来高の少ないアルトコインへの投資は控えた方が無難です。特に仮想通貨初心者の人は、メジャー通貨のトレードからはじめるのがいいでしょう。
今後の法規制による大きな価格変動にも注意する
仮想通貨はまだ手探りな部分が多いです。いずれ有名になれば「法律で規制されるのでは?」といわれている、オーガーのようなギャンブル性の高い通貨もあります。
これはビットコインと違いアルトコインが持っている特徴ですので仕方ありませんが、突然の法規制が入る可能性も想定しなければなりません。
またそのときは該当アルトコインだけでなく、法規制に引きずられてほかのアルトコインも少なからず打撃を受ける可能性があります。アルトコイン自体が大きく価格変動する可能性も考えておきましょう。
アルトコイン投資に関するQ&A
アルトコインは自分で発行できますか?
アルトコインはオープンソースで開発されているため、現在の暗号資産(仮想通貨)の技術を元にアルトコインを自分で作ることができます。
自ら作成することで配布したり資金調達ができます。
アルトコインの取引におすすめアプリはありますか?
暗号資産(仮想通貨)取引所が運営する取引アプリやウォレットアプリ、取引情報を交換することが可能なチャットアプリがあります。こういったアプリをダウンロードするといつでも有益な情報を得られます。
アルトコイン投資に関するまとめ
アルトコインはビットコイン以外の「リップル」「ライトコイン」「イーサリアム」などの仮想通貨のことを指します。アルトコインの取引は国内・国外の取引所に登録して行いましょう。
またアルトコインはビットコインと違い、さまざまな特徴があります。アルトコインをトレードする際はこの特徴を活かした投資戦略を考える必要があります。
さらにリスクとしていつ法規制がかかるかわからないという点も考慮しておきましょう。トレード方法によっては大きく負けることなく、ゆるやかな投資が可能です。
気になる人は国内・国外の取引所に登録するところからはじめてみるといいでしょう。