- フォビジャパンのレバレッジ取引は注文方法が豊富
- 取り扱い銘柄は極端に少ない
- フォビジャパン自体は国内最大級の取扱数と国内最多の取引ペアーを有するため口座開設をしても損はない
- 取扱通貨
- 取引手数料
- 最大レバレッジ
- 日本語対応
- スマホアプリ
- 法人口座
Huobi Japanはグローバルな取引所であるHuobiの日本国内版で、2018年に設立されました。日本の金融庁による厳格な規制と監督の下で運営されており、セキュリティと法規制への遵守に強いコミットメントを示しています。ビットコインやイーサリアムなどの主要な暗号資産の取引に加え、日本のトレーダーに人気の高いいくつかのアルトコインも取り扱っています。取引プラットフォームは使いやすく、初心者から経験豊富なトレーダーまで幅広いユーザーに適しています。また、日本円の入出金が可能で、国内銀行との連携もスムーズに行えます。
「フォビジャパンでレバレッジ取引はできる?」「フォビジャパンでレバレッジ取引が行える仮想通貨は何?」
といった悩みがある方にむけて、レバレッジ取引の始め方からメリット・デメリットまでをまとめました。
フォビジャパンでのレバレッジ取引を行うべきか迷っている方はぜひご覧ください。
Huobi Japan (フォビジャパン) でのレバレッジ取引の方法
フォビジャパンでは以下のステップでレバレッジ取引を始められます。
なお、フォビジャパンのレバレッジ取引では、現物取引口座とは別に「レバレッジ口座」の開設が必要になります。
まずは以下の手順で通常口座の開設を行います (すでにフォビジャパンに現物取引口座を持っている方は不要です) 。
STEP1 | フォビジャパンHPから現物取引口座開設の申し込み |
STEP2 | フォビジャパンによる審査 |
STEP3 | メールで口座開設完了のお知らせ、口座開設の手続き |
口座開設から入金までの方法は、フォビジャパンが公式のやり方動画も公開しているので、必要に応じてご確認ください。
その後、ヘッダー画面から「レバレッジ取引」へ進み、レバレッジ口座を開設します。
次に、開設した口座に日本円を入金します。
入金された日本円は、まず現物取引口座に着金します。
取引を開始するには、手動でレバレッジ口座へ振替を行います。
また、レバレッジ取引を行うには、レバレッジ口座に証拠金と手数料にあたる金額の預け入れを行っておく必要があります。
Huobi Japan (フォビジャパン) レバレッジ取引の審査基準
通常の仮想通貨取引では、基本的には口座開設の審査に通るようです。
ただし、自分が入金した範囲内で取引を行うため、「取引経験がなく、無職で、資産がない」といった場合は審査に落ちることもあります。
しかし、レバレッジ口座の審査では、通常の取引よりも厳しい審査が行われる可能性があります。というのも、レバレッジ取引の場合は、預け入れている金額以上の取引ができるからです。
フォビジャパンでは、最大レバレッジ倍率が2倍なので、100万円で200万円までの取引ができます。
そのため、より大きな損失を出すおそれがあり、取引所にとってもリスクになります。
具体的な基準は明記されている訳ではありませんが、株の信用取引など、リスクのある取引の審査と同程度の基準と言われています。
重要項目になるのは保有している資産額で、金額としては数十万円の資産額があれば通過することが多いようです。
Huobi Japan (フォビジャパン) でのレバレッジ取引の特徴
フォビジャパンでのレバレッジ取引の特徴をまとめて紹介します。
取引通貨ペア | BTC (ビットコイン) / JPY (円) |
最大レバレッジ | 2倍 |
手数料 | 入出金手数料、建玉管理費…0.03% / 日 |
取引方法 | パソコン、スマホ共に可能 |
取引時間 | 年中無休 (臨時メンテナンス中を除く) |
Huobi Japan (フォビジャパン) の取り扱いペア
フォビジャパンのレバレッジ取引の対象銘柄はビットコイン (BTC) のみとなります。
また取引通貨ペアとは、交換できるコインや法定通貨の組み合わせを表したもので、ビットコイン (BTC) と円の場合 (BTC/JPY) のように表記します。
ただし、取扱通貨が今後増えていく可能性は大いにあります。
というのも、フォビジャパンの現物取引は国内取引所トップクラスの14通貨、35ペアーを展開しているからです (2021年12月時点) 。
基軸通貨も日本円、ビットコイン (BTC) 、イーサリアム (ETH) 、フォビトークン (HT) の4通貨から構成されています。
Huobi Japan (フォビジャパン) の最大レバレッジ
フォビジャパンでは、証拠金の2倍の金額をかけた取引が行えます。
証拠金の入金方法は、「まず現物取引口座に入金し、その後レバレッジ口座に振替を行う」という形をとっており、出金も同様に現物取引口座を通じて行います。
Huobi Japan (フォビジャパン) のレバレッジ取引にかかる手数料
フォビジャパンでは、レバレッジ取引の手数料として、建玉 (未決済ポジション) 管理費と入出金手数料がかかります。
建玉管理費とは、日をまたいでポジションを保有すると徴収される費用のことです。
フォビジャパンでは各ポジション毎に「0.03% / 日」が発生します。
一方で口座開設手数料・維持管理手数料・レバレッジ取引手数料は、無料としています。
Huobi Japan (フォビジャパン) でレバレッジ取引を行うメリット・デメリット
Huobi Japan (フォビジャパン) でレバレッジ取引を行うメリット
メリット①「フォビジャパンではセキュリティが高め」
フォビジャパンを選ぶメリットとしてあげられるのは、セキュリティの高さです。広く利用されている二段階認証や、コールドウォレットによるオフライン管理のほか、マルチシグと呼ばれるセキュリティ技術を使用しています。
マルチシグ(マルチシグネチャー)とは、複数の秘密鍵を使い分散して管理する技術です。
1つの秘密鍵で管理しているシングルシグよりも、セキュリティが高いことが特徴です。
秘密鍵が流出したような場合でも、流出した秘密鍵が1つであればコインを失うことはありません。
メリット②「注文方法が豊富」
フォビジャパンでは、6つの注文方法を採用しています。まずは用意される注文方法を列挙します。
フォビジャパンのレバレッジ取引では、一般的な成行・指値・逆指値に加えて複雑な3種類の注文を飛ばすことができます。
OCO注文とは、指値注文と逆指値注文、2つの注文を同時に出して、一方が成立したら、もう一方が自動的にキャンセルされる注文です。
IFD注文とは、IF DONE注文の略で、新規注文 (IF注文、1次注文) と決済注文 (DONE注文、2次注文) を同時に行う注文方法で、新規注文が約定した時点で決済注文が発注されます。
IFD-OCO注文とは、その名の通り、IFD注文とOCO注文をさらに組み合わせた注文方法です。
Huobi Japan (フォビジャパン) でレバレッジ取引を行うデメリット
フォビジャパンでレバレッジ取引を行うことのデメリットを見ていきます。
デメリット①「取扱銘柄がビットコイン (BTC) のみ」
レバレッジ取引を行う上で取扱銘柄数は重要な要素です。しかしフォビジャパンのレバレッジ取引では、取引のできるコインが1つしかありません。
他の大手国内取引所取引所の「レバレッジ取引の取扱銘柄数」を見てみると、2021年12月初頭の時点で次のようになっています。
フォビジャパンの取扱銘柄が少ないことがわかります。レバレッジ取引を中心に考えている方には、もっと取扱銘柄の多い他の取引所が良いでしょう。
また、オリジナルのサービスを見てみても、GMOコインのレバレッジ取引では「マイナス手数料」を採用しています。
「マイナス手数料」とは、一定条件のもと約定金額に応じて利用者が手数料をもらえる制度があります。
また、DMMビットコインでは、BitMatch注文というスプレッドと呼ばれる実質の手数料を安くおさえられる制度が用意されていたりします。
デメリット②「他の海外仮想通貨取引所と比較してレバレッジ倍率が低い」
フォビジャパンでは最大レバレッジが2倍とかなり小さいです。ただし、こちらはフォビジャパン単体のデメリリットというよりも国内取引所のルールとして金融庁が定めたものです。
その一方で、海外の取引所に目を向けてみると、国内取引所の10倍以上の高いレバレッジを踏むことのできる取引所が多くあります。
例えば、世界最大の仮想通貨取引所のBINANCEでは、2021年10月時点で最大レバレッジ20倍、レバレッジ取引の取扱銘柄は100種類以上となっています。
また、世界最大規模のデリバティブ取引所のBybitではビットコイン (BTC) で最大100倍のレバレッジ、イーサリアム (ETH) を始めとする大型アルトコインで最大50倍のレバレッジ、その他のアルトコインでも最大25倍のレバレッジを踏むことができます。
もちろん国内の取引所が倍率を低く設定しているのには「利用者の保護」という大義名分があるのですが、積極的な取引をしたいという方には向いていないでしょう。
さらに証拠金に加え、レバレッジ口座には手数料なども含めた金額を預けておかなければならず、最大レバレッジが2倍ではレバレッジ取引のメリットをあまり感じられないかもしれません。
【合わせて読みたい参考記事】Bybit (バイビット) のレバレッジ取引設定方法 | クロスマージンと分離マージンを使いこなそう
Huobi Japan (フォビジャパン) でのレバレッジ取引のまとめ
本記事ではフォビジャパンでのレバレッジ取引の登録手順、審査基準の目安、メリット・デメリットをついて解説してきました。
デメリットの項目でも述べていますが、レバレッジ取引を行う上で取扱銘柄数とレバレッジ倍率は大きなポイントです。
フォビジャパンでは執筆時点では1銘柄、最大レバレッジ倍率2倍となっています。
その点でフォビジャパンのレバレッジ取引はあまりおすすめできません。
ただし、豊富な注文方式から多彩な投資戦略が組めるのも事実です。「まずはビットコイン (BTC) のレバレッジ取引を行ってみたい」という方には最適な取引所でるのも事実です。
フォビジャパンという取引所自体は、国内最大級の取り扱い銘柄と国内最多の取引ペーを有する取引所のため、口座開設を行うこと自体はとても有益です。
レバレッジ取引をフォビジャパンで行うかどうかについては、ご自身の考える投資戦略やリスクを再度吟味して、最適な判断を下しましょう。