Coincheck (コインチェック) の国内初IEOを徹底解説!

1分で理解する要約
  • Coincheckは国内初のIEOをパレットトークン (PLT) で行った
  • パレットトークン (PLT) は執筆時点で最大20倍以上の高値をつけた
  • 2022年夏までには2度目のIEOが実施予定

Coincheck (コインチェック)
取扱通貨
29銘柄
取引手数料
販売所:無料 取引所:無料
最大レバレッジ
-
日本語対応
スマホアプリ
法人口座
           
概要説明

Coincheck (コインチェック) は、2012年8月設立の日本の老舗暗号資産(仮想通貨)取引所です。東証プライム上場企業であるマネックスグループが主要株主になっており、セキュリティがしっかりとしています。また、スマホアプリが使いやすいと評判で、初心者にたいして門戸が広い取引所です。

「Coincheckが国内初のIEOをしたらしい」「IEOって?」「今後もIEOが開催される可能性は?」など、先日国内初のIEOを行ったCoincheckには様々な期待が寄せられています。

この記事では国内初のIEOであったパレットトークン (PLT) の解説や、今後、IEOが再び行われる可能性などをまとめました。

先に口コミ評価をチェックする方はこちら

【速報】Coincheck (コインチェック) が2022年夏までに2度目のIEOを実施予定 (2021年11月29日追記)

Coincheckは株式会社フィナンシェとの資金調達に向けた契約を調停し、Coincheck上でフィナンシェのIEOを実施する旨の発表を行いました。


\Coincheck IEO第2号案件始動!/コインチェックとフィナンシェは、IEOによる資金調達に向けた契約を締結いたしました🤝https://t.co/SAgnBV5WLw
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp)
引用元:X (Twitter)

フィナンシェは10億人の挑戦を応援するクリエイターエコノミーの実現をビジョンに持ち、NFTの発行やブロックチェーン技術を用いたクラウドファンディングサービスを行っています。

来年行われるIEOでは「フィナンシェトークン」をERC-20規格で発行し、フィナンシェユーザーへのインセンティブ付与やコミュニティの運営参加を促す役割を担う予定です。

2021年7月にCoincheck (コインチェック) が国内初のIEOを実施

NFTプラットフォーム「Palette (パレット) 」と提携

仮想通貨取引所のCoincheckは2021年7月、NFTのプラットフォームである「Palette (パレット)」と提携し、IEOを行いました。

CoincheckのIEOが行われるまで、新規に立ち上げられる仮想通貨の売り出しとしてはICOが主流でした。IEOは海外では既に行われているものの、日本ではCoincheckが初となったため、注目を集めていました。

kasobuではIEOについての解説記事も作成しています。用語の確認を行いたい方はぜひご覧ください。

Palette (パレット) は、国内企業であるハッシュパレット社が立ち上げたプロジェクトです。プロジェクトの目的はアニメをはじめとするデジタルコンテンツをNFT化し、違法な複製品を排除した上で、誰もが参加できる売買プラットフォームを整備することです。

今回IEOの対象となったのは、Paletteプラットフォームの独自の仮想通貨、パレットトークン (PLT) です。全体供給量の23%に当たる2億3000万枚が売り出されました。

売り出し価格は1PLT=4.05円で、売出し総額は総額は9億3150万円でした。

受け付け期間は7月1~15日で、購入したパレットトークン (PLT) の受け渡しは7月20日に行われました。

パレットトークン (PLT) は当初、7月27日にCoincheckへ上場する予定となっていました。しかし、システムトラブルが起きたため延期し、7月29日から取り扱いを開始されました。

現在でも、Coincheckでパレットトークン (PLT) の売買が行われています。執筆時点では、パレットトークン (PLT) の売買はCoincheckでのみ可能です。購入を考えている方は、以下のボタンから無料で口座開設ができます。

人気によりパレットトークン (PLT) の受け渡し抽選倍率が約24倍に

以前から各方面から注目を集めていたこともあり、Palette (パレット) のIEOは人気となりました。7月1日の開始から6分で、予定額の9億3150億円を突破してしまったのです。

その後も申込者は増え続けたため、パレットトークン (PLT) 購入者の抽選が行われることとなりました。

最終的に、7月15日の終了時点の抽選倍率は24.4倍に達しました。総申し込み口座数は約6万4000件でした。

その後、当選したにもかかわらず金銭が戻ってきてしまうなどのトラブルが発生し、パレットトークン (PLT) の上場が予定の2日遅れになるという事態が生じたものの、最終的にCoincheckによって当選者へパレットトークン (PLT) の受け渡しが行われました。

今回のIEOに当たってはCoincheckに8%の手数料が支払われることになっており、IEOによってCoincheckが得た手数料収入は約7400万円となりました。決して安くありませんが、手数料を払ってでもIEOを行うメリットがあったのです。

そもそもIEOとは?

ICOとの違い

ICOとIEOの最大の違いは、参加条件の範囲と中央管理者の有無です。

ICOは仮想通貨の発行元が直接行うため、中央管理者が存在しません。購入希望者の募集は、スマートコントラクトによって行われます。このため、参加条件などは特にありません。

対して、IEOは特定の仮想通貨取引所が中央管理者となっています。購入希望者の募集も、今回のCoincheckのように取引所を通じて行われます。このため、仮想通貨取引所の利用者でなければ参加することはできません。

ICOは中央管理者がいないため、仮想通貨の発行元のホワイトペーパーなどの少ない情報から信頼性を判断するしかありません。

中には詐欺まがいのプロジェクトも存在し、買った仮想通貨の価格がゼロ同然になったり、予定されていた上場が行われなかったりするケースもあります。

IEOは、ICOのこうした問題点を解決するために作られたシステムです。取引所が信頼性を担保することで、購入者が詐欺まがいのプロジェクトの仮想通貨を掴んで痛い目に遭うことを減らす目的があります。

IEOの特徴

取引所の審査により信頼性が担保されている

まずIEOは、取引所の審査に合格したものしか対象となりません。問題があると判断されたものは、そもそもIEOできないのです。従って、IEOによって取引所への上場が確定した通貨は、いわば取引所のお墨付きを得たことになります。

加えて、ICOの場合は、美辞麗句を並べたプロモーションに騙され、実態のない仮想通貨を購入してしまったというケースも珍しくありません。IEOの場合は審査の段階でこうしたスキャムの通貨を間引いてくれます。

上場までのスケジュールが決まっているので安心できる

ICOを行っても、実際は予定どおりに上場されない可能性もあります。上場予定があるとアナウンスしたものの、いつまでたっても行われないケースも過去には存在しました。

対して、IEOは主催する仮想通貨取引所への上場が決まっており、上場日も名言されます。パレットトークン (PLT) の場合も、Coincheckへの上場は7月27日であると当初からアナウンスされていました。

取引所のアカウントがあれば気軽に参加できる

IEOはICOとは違い、参加するためには主催となる仮想通貨取引所のアカウントが必要です。アカウントがなければ、新たに作成する必要が生じます。

ただ、仮想通貨取引所のアカウントは無料で開設できますし、必要なのはネット上の手続きのみです。IEOでは無料で作った口座を通じて、審査を通過した通貨に気軽に参加できるようになるため、作っておいて損はないでしょう。

プロモーションが不要なため企業側にも都合が良い

ICOは取引所の審査なしで参加できますが、プロモーションはすべて自分で行うことになります。

主催者の宣伝が下手で、購入希望者が集まらないというケースが考えられます。逆に詐欺レベルの宣伝を行って、後々問題になってくるというケースも珍しくありません。

他方、IEOのプロモーションは取引所が担います。発行元がプロモーションを行う必要がないため、時間をかけてプロモーションを考えなくてもすみ、負担が減るわけです。

【国内初IEO!】CoincheckにIEO上場したパレットトークン (PLT) とは?

NFTプラットフォーム「Palette (パレット) 」が発行

パレットトークン (PLT) の発行元「ハッシュパレット」が展開する「Palette (パレット) プラットフォーム」とはどのようなものか解説します。

そもそもNFTは、そのデジタルデータが本物なこと証明する側面があります。デジタルデータはコピーなどで複製が簡単なため、本物の証明は原則として困難です。

そこで、内容の改ざんが実質不可能であるブロックチェーンの性能を活かして電子証明書を付けて、本物を保証しようというのが、NFTの一つの側面です。

NFTプラットフォームとして広く知られているのはイーサリアム (ETH) で、ERC-721やERC1155をはじめとするNFTの規格も定められています。

ただ、イーサリアム (ETH) はDeFi (分散型金融) の隆盛などでトラフィックが過多になり、手数料であるガス代が高騰しているという問題が起きています。

Paletteプラットフォームはこうしたイーサリアム (ETH) の問題を踏まえ、アニメなどに特化したNFTを安い手数料で取引ができるように立ち上げられたものです。

更に、イーサリアム (ETH) をはじめとする異なるブロックチェーン上にあるNFTを取り込めるよう、クロスチェーンに対応するなどの特徴を備えています。パレットトークン (PLT)はプラットフォーム使用時の手数料などに使用されます。

パレットトークン (PLT) の価格推移

次にIEO後のパレットトークン (PLT) の価格推移を見ていきます。

Coincheckによると、パレットトークン (PLT) は1PLT=4.5円でIEOが行われました。しかし、上場直後の3日間でにいきなり90円台を叩いて20倍以上の上昇率を見せました。

8月に入るとご祝儀相場は一段落し、価格は60円台で安定するようになります。ところが、8月20日頃になると再びパレットトークン (PLT) の価格は上昇し始め、8月23~28日にかけて1PLT=90円台をつけました。23日には100円近くまで跳ね上がっています。

8月末からパレットトークン (PLT) の価格は徐々に低下し始め、10月13~14日にかけて一時40円を割り込む局面も見られました。その後、価格はやや持ち直しており、11月中旬時点では45~50円前後で取引が行われています。

パレットトークン (PLT) の今後・将来性

パレットトークン (PLT) の今後については、以下の2点からまだ見通せない部分があります。

1つ目は国内ではIEOが行われたのが初めてあり、前例がありません。加えて、現在パレットトークン (PLT) の取引ができるのがCoincheckのみであるため、流動性の低さも気になります。

ただ、NFT市場が盛況ということもあり、パレットトークン (PLT) の今後は期待視できるとも言えます。

NFT市場は需要がまだまだ大きいです。そのため、イーサリアム (ETH) 上のネットワーク手数料 (ガス代) も高い水準を維持し続けており、パレットトークン(PLT) のようなガス代問題を解消するプラットフォームには根強い期待が寄せられています。

NFT用の通貨として、今後国内外で更に認知されれば、強く買い支えられることでしょう。

また、パレットトークン (PLT) はCoincheck上でステーキングも可能です。通貨を保有するだけで複利収入が見込めるのも利点です。

パレットトークン (PLT) の購入方法・買い方

パレットトークン (PLT) は2021年11月19日現在、Coincheckのみで取り扱われています。新規にパレットトークン (PLT) を購入する方は、Coincheckのアカウント作成が必要です。

アカウント作成は、iOSやAndroidのアプリや、PCのブラウザ上で可能です。会員登録のボタンを押したら、メールアドレスと今後使用するパスワードを入力し、SMS認証や個人情報、免許証など本人確認書類を提出します。本人確認が完了すれば、取引できるようになります。

kasobuではCoincheckの口座開設方法も別の記事にまとめていますのでご活用ください。

購入の手続きは以下の4ステップです。

① ログイン後左側のダッシュボードから「ホーム」を選択します。
②「ホーム」を選んだら、画面中央のプルダウンから「PLT」を選択します。
③ 購入希望レート、注文量、概算を入力し「注文する」ボタンを押せば購入が完了します。
④ パレットトークン (PLT) は板取引のみの扱いです。こちらから現行の価格と置かれている指値が確認できます。今すぐ買いたい場合は最も安い注文よりも高い金額を入力します。

こちらの画面では、「レート」に「45.799」を入れることで 164枚以内の注文は約定します。指定する値段まで価格が下がってきてから買いたい場合は、「45.799」以下の数字を入力します。

Coincheck (コインチェック) で今後もIEOはある?

ポイント

【2021年11月29日追記】Coinchek2度目のIEOが2022年夏に実施予定
Coincheckは株式会社フィナンシェとの資金調達に向けた契約を調停し、Coincheck上でフィナンシェのIEOを実施する旨の発表を行いました。
2022年夏までの実施を目指し、準備を進めています。

IEOは高い上昇率が狙える、かつ取引所よって審査済みの銘柄を購入できるため仮想通貨投資の醍醐味といっても過言はないでしょう。

日本は世界的に認知される通貨を発行できるポテンシャルを秘めています。例えば、以前はモナコイン (MONA) 、最近ではジャスミー (JASMY) などです。

今後も日本発の通貨が発行される可能性は大いにあり、そのプロジェクトの資金調達がIEOで行われる可能性は高いです。

国内取引所でIEOの経験があるのがCoincheckだけな点を考慮すれば、次回のIEO先として再びCoincheckが選ばれることもありえます。

kasobuとしては、今の内からCoincheckの口座を作成し、IEOに備えておくことをおすすめしています。

Coincheck (コインチェック) のIEOまとめ

IEOはICOとは違い、取引所が事前に審査しているため、比較的安心して購入することができます。

加えて、上場後のパレットトークン (PLT)の価格推移を見れば、IEO銘柄では購入時より大きく価格が上昇する可能性を秘めていることもわかるでしょう。

今後、どのような通貨がIEOされるか、注目していきたいところです。

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